【出席者】アイディア会議のつくり方 | PRアイディア直売所 ~作って売るから安い~

【出席者】アイディア会議のつくり方


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発想とアイディアを独自の視点から研究している【伝説のPR職人】のハスカです。


私の一貫したスタンスは「あらゆるビジネスの根本は発想・アイデイアにある」。


■「ブレスト」ルールに欠陥?(1/2)
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著書「仕事の5力」 で知られる白潟敏朗さん(現トーマツイノベーション株式会社代表取締役社長)
と、同僚の安達裕哉さんが共著で書かれた2005年発行の本に「天才に勝てるアイデアのつくり方」 があります。そこにおもしろい記述がありますのでご紹介したいと思います。    

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その前に「アイデア」(本ではアイデイアとはいわずアイデアで統一)とはすでにある要素の「新しい組み合わせ」にすぎないと定義、天才に勝てるアイデアを会議で出すには「メンバーの組み合わせ方」こそが鍵だと提唱しています。

素敵なアイデアを引き出す会議にするには、まず「5人の凡人の組み合わせ」が最強の方程式とのこと。

「会議は部署全員が参加すべきもの」という意見がありますが、参加者が多すぎると一部の人に発言が偏ってしまい、発想豊かなアイデアが出にくい非生産的な会議になりがち。天才を上回るアイデアを生み出すためには「5~7人の凡人の組み合わせ」が最適だという。

次に、出席者の条件を「男女混合」にすること。先に人数を「5~7人」にしたように、「男女混合」にすると「発想の組み合わせ」が増え、選択肢が増えるというのです。「合コン」のイメージに近いですね。

3番目に「はじをかける人」が必要だという。普通の人ならはじをかきそうなことでも平気でズバズバいうことのできる「はじはじマン・はじはじレディ」のことです。自分の失敗を公表し率先してはじをかける人はアイデア会議のムードメーカーてあり、切り込み隊長とも。

「ブレーンストーミング」(通称ブレスト)というアイデア出し手法がありますね。米国の広告代理店の副社長(当時)のアレックス・オズボーン氏が考案した「集団思考法」で、以下の4つのルールが有名ですね。

PRアイディア直売所 ~作って売るから安い~-アレックス・F・オズボーン

[1]自由奔放(なんでも言ってみる)
[2]非難厳禁(他の人の意見を批判してはいけない)
[3]質より量(質よりも量を追求し、その中から良いものをみつける)
[4]結合改善(他人の意見に相乗りし、そこから意見を出す)

このブレストのルールには致命的な欠陥が。普通の大人が自由奔放に発言することは口でいうほど実行が簡単ではありません。そんなとき、「はじをかける人」を1人参加者に加えると状況は改善されるというのです。

「はじはじマン・ はじはじレディ」たちは一見議題とは無関係のことをいっているようでも本当は核心をついてることが多いもの。だから不可欠だと。

■アイデア会議の秘訣は人材ブレンド(2/2)
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4番目に必要なメンバーは「まんざいし」。会議で出されたアイデアを足し算ではなく、掛け算にするために「笑い」を作り出せる人のことです。「これは本当に会議?もしかして宴会では?と錯覚しそうな雰囲気の中で脳細胞を活性化してくれる役割を担う「まんざいし」、この人の笑いに触発され、素敵なアイデアが生まれるというのです。

5番目は「まとめや」。会議の議事進行役。場合によっては書記役も兼務。人の話に抵抗なく同意できる懐の深さをもつ人物が資質とされます。

言葉数は少ないけれど、その人を前にするとつい、いろいろなことが話せてしまう人。「なるほど」「そうなんですか」といった相づちをさりげなく入れて次の発言を促すことで議論が深まっていくという。

最近「ファシリテーション」という言葉が流行っています。会議を取りまとめメンバーから意見をうまく引き出す技術をもった司会役の意味ですね。「まとめや」はまさにこの技術をもった人といっていいでしょう。

6番目は発想の幅をひろげる「個性的な人」。ここでいう「個性的」とは「なんでもいいから他の人に負けない強みを一つは持っている人物」と規定。


天才を上回るアイデアを出す会議は「新しい組み合わせ」にあるのですから、可能な限り参加者に多様性を持たせなくてはなりません。具体的には他の部署の参加を認める多様性が自分たちとは違った視点の意見を取り入れる創造性が発揮されるという。

7番目に「専門家の参加」。これは必ずしも必須ではないけれど、場合によっては大事な条件となるときも。専門家が必要なのは「アイデアがゼロから出てくることはない」から。

上述した合コンの例。学生5人が集まって合コンを盛り上げるアイデアを考えるとします。5人も合コンの経験がないため話ができず実用的なアイデアは出ません。このようなとき、専門家が必要。例えば「合コンの達人」ともいうべき専門家がいたら議論がスムーズにいくでしょう。

以上、天才に勝てるメンバーの組み合わせ方を整理します。題して「ブレンド人材」。本では8項目あったのですが、8番目は意味不明でしたのでこのコラムでは7項目に限定させていただきました。


PRアイディア直売所 ~作って売るから安い~-白潟敏朗さん


[1]5~7人(生産的な会議を行なえる限界の人数)----------------必須
[2]男女混合(異性の前ではやる気が出る・男女の視点の違い) -----必須
[3]はじはじマン(他の参加者が安心して発言できる・柔軟な発想)----必須
[4]まんざいし(笑いは参加者のアイデアを掛け算にしてくれる) ------必須
[5]まとめや(会議の議事進行役・軌道修正役・まとめ役・書記)------必須
[6]個性的な人(周りと違った観点の持ち主、アルバイトでも可)------必須
[7]専門家(議題の方面の知識が足りない場合)------------------必須でない

最初の条件からプライオリティ(優先順位)が下がっていくので、この順番通りにメンバーを集めるのが大事という。

しかし、人は置かれた条件によっても言動や態度が変わりますね。「まんざいし」を探しても適役の人は稀ですし、絶対に「まとめや」しかできない人も存在しません。

よって会議のメンバーを招集する担当者は、参加者同士の関係を認識しつつ役割を調整していくといいでしょう、と本では結んでいます。

なんだか本の内容を紹介する書評コラムみたいになってしまいましたが、アイデアや発想はひとりで固執して考えず、複数で和気藹々と楽しく合議することが必要だということを言いたかったのです。


アイデア発想法にとって最大のスキルは心身の「リラックス」環境です。これをどうやって作るかです。 (了)


「アイディア会議のつくり方」について書いてみます、といっても私自身のアイデイアではなく、「天才に勝てるアイデアのつくり方」という本 の中の一部をご紹介します。