【本】アイディア発想本は役立たず
(c) Cypher |ストックフォト PIXTA
発想とアイディアを独自の視点から研究している【伝説のPR職人】のハスカです。
世の中に発想やアディアの本はたくさんありますが、私にとって役立ったのは1冊もありません。役立ったのはその種の本以外の本からでした。なぜか。
確かに人の考え方、見方というものは十人十色なのであって、「これしかない」というものを探すこと自体に無理があるのかもしれない。
しかし、最終的にマスコミを含む社会に発表しなければならないということがわかっているなら、それは「広報目線で考える習慣」が大切なこととなってきます。「広報目線で考える習慣」とは「社会的視点で組み立てる発想術」のことです。
その極意は「まず広報ありき」なんです。そこから逆算していってさまざまな企画を立案していく。わかりやすくいえば「広報をゴールではなくスタート地点」として組み入れ商品サービスを創案する。商品サービスを完成させてから一番最後に「広報ゴール」ではないのですね。ここがもっとも重要。
[1]あらゆる商品・サービスは、いよいよ発売・開始という時期になってから「さあ今度
は広報の出番だ」というのでは遅すぎます。まずこういう発想や行動様式を改め
なければならない。
すべてのプロジェクトは開発当初から「広報目線」による「広報発想」で組み立て
られるべきで、その全工程には「広報思想」という1本の串がささっていなければ
ならない。広報は最終走者のアンカーではなく、第一スターターの役目も担ってお
り、リレーでいえば選手兼任監督のポジショニング。
なぜならいずれ企業行動として発表・公開を余儀なくされるのだから、その準備
は開発段階から用意周到に組み込むべき。広報プライオリティ。これが正しいマ
ーケティングといえます。当然のことながら広報担当者は開発段階からそのチー
ムに参画すべきです。
[2]そのために、もっとも重要なのが案件そのものの企画内容であり、そのキモはア
イディアに他ならない。本サイトはそういう観点から提示されたPRアイディア事例
です。アイディアこそ企業・団体・個人を救う唯一無二もの。
[3] 立案するPRアイディアはどういう精神・考えかた・基準からきているのかといえ
ば、それは「社会」をよくしていきたいという企業・団体・個人の意思の表明であ
る。社会との対峙なしにはPR発想は存在し得ないもの。
ビジネス案件であっても、すべてのプロジェクトを広報目線で組み立てるというの
は、とりもなおさず「社会と対話」すること。企業も社会の一構成員。社会との良
好なコミュニケーションは「対話」によってのみ問題解決されていきます。本PRア
イディアはそういう視点に立って立案したつもりです。
[4]PR広報の「理念」「考え方」「ルール」「マナー」「技術」などをいくら学んでも、アイ
ディアは生まれない。アイディアなき広報は広報とはいわない。 広報は常に斬新
でクリエイティブなもの。その骨格・中枢をなすものはアイデイアなのです。
PR広報に関する本が数多く出回っているが、どれを読んでもアイディア技術を身
につけることはできない。
また、アイディアや発想に関する本でも同じ。穴があくぐらい読んでもアイディアの
スキル習得にはつながらない。なぜか。
ひとことでいえば「売ること」しか考えていないからです。売ることだけをマーケティ
グと捉えている昨今の風潮に異議を唱えたい。売ることは大切なことですが、企
業行動全体からみれば一部にすぎない。
社会に対して「善」を行う。社会還元、社会貢献と置き換えてもいい。これが私の
発想の原点。
今こそ、社会的視点でモノゴトを考える「ソーシャル発想術」の技術が求められて
いる時代になりました。