【自論】PRアイディアを生む発想環境 | PRアイディア直売所 ~作って売るから安い~

【自論】PRアイディアを生む発想環境

【伝説のPR職人】のハスカです。


■先人は「馬上・沈上・厠上」(1/2)


「あらゆるビジネス推進の原動力は新技術や新発想によるアイデイアだ」 「広報やPRはそのアイデイアとスタート時から関与しておく必要がある」 ─を、自らの広報道と連動、一貫して提唱しているハスカです。

今回はよいアイディアが生まれるための最適環境について取上げます。私はアイディアに論理性を求めてはいけないと思っています。アイデイアというものは理屈をこまねいていていも訪れず、ある日突然ひらめいてくることが多いからです。

ただアイディアをビジネスとして構築・展開する時、少なからず「論理性」は求められます。しかし、これとて実際に実行してみないことには本当のところはわかりません。論理が正しくても成功するとは限りません。

成功するかどうかはアイディアのほかに、別の要素があると思われます。はっきりいえることは「成功の本質はシンプル」であること。どんなビジネスだろうと誰にでもわかりやすいようにシンプルに表現すること。逆に言えば、シンブルに集約できないものは成功などありえないということになります。

中国北栄の欧陽脩(おうようしゅう)という文学者は、文章やアイディアを練り上げるための最もいい場所に、「馬上・沈上・厠上(ばじょう・ちんじょう・しじょう)」の3つをあげています。「馬上(現代では車上とか車中)で揺られている時、寝入りばなや目覚めの一瞬、用を足している時」という意味で、これを「「作文三上(さくぶんさんじょう)」と呼んでいます。

チャールズ・トンプソンの著書「右脳で遊ぶ発想術」に、米国ビジネスマンの「アイディアがよく浮かぶ時」に関するアンケートが掲載されている。それによると、1位は「トイレに座っている時」、以下順に、「通勤中」「寝入りばな」「起き抜け」「退屈な会議の最中」「暇つぶしの読書の最中」など。

ブレーンストーミングの考案者アレックス・オズボーンは、「ひとりで取った昼食の際」「夜の散歩の間」「浴室でヒゲをそっていた時」にアイディアが浮かんだという。

また、物理学者でノーベル賞受賞者のマレー・ゲルマンは、「自転車に乗っている時」「ヒゲをそっている時」「走っている時」「寝ている時」「夢を見ている時」にアイディアが生まれたといいます。ギリシアの哲学者アルキメデスが入浴中に問題の解法を発見したというのはあまりにも有名な話だ。

■はすか式発想環境(2/2)


過去の偉人のケースを参考に、これを現代版に置き換えてみましょう。

問題が暗礁に乗り上げた時、解決方法を見出す環境などの知恵やいいアイディアを出すためには「トイレ」「乗り物」「枕」「散歩」「掃除」「料理」「会話」「情緒」などの環境に移動してみることをおすすめします。「情緒」とは音楽美術、読書など人間の情緒機能に働きかける対象を指します。

どの環境にも共通していえることは「リラックス」「心が解き放たれている自由な状態」ということがわります。つまり、誰よりも早くこういう「リラックス状態」を作り出すことができれば「アイディア豊富な達人」になっていけるでしょう。

それからもうひとつ、やはり「経験」はあると思います。それも異業種な仕事の経験です。こういった積み重ねがひらめきの源泉になるでしょう。異なった文化、例えば外国での生活経験というは何よりも素晴らしいひらめきの素です。

こうした「自由な環境」とは別に、いいアイディアを生み出す習慣として忘れてはならないのは「なぜ」という疑問を持つことです。その疑問を解き明かしていく中で、物事の奥に潜む「原理・原則」みたいな共通項を引き出す訓練をしていくことです。

こういうことを自覚して日々やっていかないとただ環境を変えただけではいいアイディアは生まれない。

いい発想、アイディアを生み出す環境を以下の8項目にまとめてみましたが、これ以外にも人それぞれ自分にあった環境を創出すればいいと思っています。

●トイレ------------------- うんうん
●電車・自動車・自転車------のるのる
●枕----------------------うとうと
●散歩--------------------さんさん
●掃除--------------------そうそう
●料理--------------------りょうりょう
●会話--------------------ぺちゃくちゃ
●情緒--------------------じようじょう

私はこの8項目の頭文字をとって語呂合わせ風にして、

「うのう さそりっぺ じょうじょう」とおぼえています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~

とりわけ、私の場合は「会話」「自転車」「散歩」の順です。私は女性よろしくペチャクチャしゃべっている時が一番「アイディアに花が咲きます」。

素敵なアイディアを生み出すどうすればいいかを考える「知恵の輪ニッポン」というサイトもあります。 ▽ 
http://www.co-ip.jp/

私も学生時代、ご多分に漏れず「演劇青年」だった時期がありました。ドイツの劇作家ベルトルト・プレヒトにかぶれたものです。プレヒトの哲学に「異化しないと本質が見えない」というものがあります。

戦争に依存して生計を立てる女主人を冷たく描いた作品で、観客が主人公に同情しないために劇の途中でいきなり歌を歌わせた。プレヒトはこれを異化効果と呼びました。ブレヒトの異化理論ともいわれています。

私は「広報」「PR」という仕事を通して、このブレヒトの異化理論を導入しています。私の場合、それを「コントラスト」という言葉で表現していますが、その心はプレヒトと同じです。

発想の環境も着想ポイントもすべて「異化しなければならない」と。「異化」すること によって本質がクローズアップすると。