菅首相の「不条理を正す」発言
【伝説のPR職人】のハスカです。
菅首相は年頭記者会見で、「第3の開国」「最小不幸社会」「不条理をただす」の3つの理念を発表、決意を表明した。
この中の「不条理をただす」について、もっぱら対小沢対策で発言したものとネット上で早くも非難が続出している。
国民の7割近くが支持しないでいるのに政権続行とはおかしい、「不条理」そのものではないかといったきびしい意見も。
どうやら主体、客体、実存といった哲学的な視点で、世の中の「不条理」を語ったのではなく、単に「道理に合わぬこと」という意味で「不条理」という言葉を使ったようだ。(カミュの不条理の哲学)
しかし、私はそう思わない。額面通りに受け取りたい。もちろん実行があっての話だが・・・。
この「不条理をただす」ことこそ、政治でしか解決できないもっとも高尚なテーマだからだ。不公平感をなくす、不条理をただす、こんなすばらしい思想はないと思っています。
たとえ小沢対策の一環だったとしても、この「不条理をただす」という発言は、政治家として後世に名を残す名セリフだったように思えます。
「不条理」とは文字通り、 筋道が通らないこと。 道理に合わないことをさす。
一般庶民、国民からみて、(政府がやっていることが)おかしいと誰しも感じているのに平気で行われている政治こそ、もっとも正さなければならないことだと思っています。
言うこととやることが矛盾しているという意見もあろう。今の菅政権にはそういわれても仕方のないことも一方の事実だ。しかし、そういう非難をしっかり受けとめながら、なんとかこの難局を乗り切って欲しい。
「不条理をただす」ことを明確に宣言した総理はこれまでにいなかったように思う。
ちなみに、私は菅さんの熱狂的ファンでも民主党信者でもない。ただ「不条理をただす」といった総理大臣の言葉と決意には心から打たれるのです。
私は社会に役立つ発想法「ソーシャル発想」を提唱していますが、これの根本に「不条理をただし、社会をよくしていこう」精神があり、これと一致するからです。
社会をよくしていこうという視点や発想、精神がない人はもともとPRを語る資格な
どありません。
自分のところの商品サービスが売れさえすればいいという金銭至上主義の考えの人とはとうてい付き合っていけない。
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以下の文言は菅総理のメルマガ「KAN-FULL BLOG」より抜粋
「反転攻勢の年が明けた」
昨日朝、年頭の記者会見を行った。元日に発表した年頭所感で明らかにした、平成の開国元年/最小不幸社会の実現/不条理を正す政治―――この3つの理念で全力を尽くしたい、とあらためて決意を表明した。
この会見に関する報道では、小沢氏に関する事ばかりが大きく採り上げられているが、私が最も重視しているのは、先送りしてきた政治課題に向かっ
ての反転攻勢だ。
今年こそ、貿易自由化の促進と農業改革、社会保障と税制改革など、これ以上先送りできない問題に勇気を奮って立ち向かいたい。
この「先を見すえて」欄では、報道では十分に伝わっていないそうした私の真意を伝えてゆく。また今夜は、民放テレビ局の報道番組にも生出演して、じっくり考えを語らせて頂くつもりだ。
※ 菅内閣総理大臣年頭記者会見(首相官邸HP)
http://www.kantei.go.jp/jp/kan/statement/201101/04nentou.html
※ 菅内閣総理大臣 平成二十三年 年頭所感(首相官邸HP)
http://www.kantei.go.jp/jp/kan/statement/201101/01nentou.html
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