大分で「温泉特区」のアイディア
写真は、温泉療養を促進しようと運営している竹田市の温泉施設「御前湯
【伝説のPR職人】のハスカです。
大分県竹田市が、専門医による温泉療法の処方せんを持参した湯治客や市民に、入浴料や宿泊料の一部をサービスする「温泉療養保険制度」(仮称)の創設を目指しているという。
すごくいいアイディアだ。
温泉療法には医療保険が適用されず、自治体が医療保険適用の特区申請をしたケースでは「科学的に確立されていない」と国が却下した経緯がある。
竹田市は、制度の利用者から血圧などのデータを提供してもらい、特区認定につなげたい考え。
私のPR思想はすべてこの国のいう「科学的に確立されていない」考えに基づいています。もちろん国の考えが正しいといっているわけではありません。
しかし、マスコミ報道を前提とするPRという仕事をやっている関係上、どうしても、この「科学的に確立されていない」事柄を情報化(プレスリリース)しても、報道にはなっていかないからです。
「遠赤外線」療法なども国は「科学的に確立されていない」として、その医療効果を認めておらず、この種の話をプレスリリースしてもマスコミから相手にされない。「遠赤外線」のみならず、難病などすべて「科学的に確立されていない」ものはマスコミでは報道してくれません。
相手にされないけれど、企業はおかまいなし。大手家電メーカーやその他もどんどん製品化して市場を既成事実化しようとしています。
この辺の戦いはPRパースンとしていつも悩むところであります。だから、健康医療のテーマで報道事例をもっているなら、そのPRパースンは「すごい人」となります。
おそらく誰でやってもマスコミは相手にしてくれないと思いますよ。つまり、逆にいうと「科学的に確立されている」ことのみが、現時点では、報道対象になっています。
今回の竹田市のアイディア案件は国のタブーに挑戦しようとしているとも思えます。
国は温泉療法を基本的に認めていませんからね。だからこの行政のアイディアは素晴らしいと。よくぞ踏み込んでくれたと。
