「和風牛丼」ツイッターと「イカール星人」キャラ | PRアイディア直売所 ~作って売るから安い~

「和風牛丼」ツイッターと「イカール星人」キャラ

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【伝説のPR職人】のハスカです。


牛丼大手でゼンショー傘下のなか卯の「ツイッター使った販促策」が産経新聞の記事になっていた。

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100511/biz1005111356009-n1.htm


こんなの、大して珍しくもないのに。「牛丼業界では初めて」ということがそんなにニュース価値があるのか。「食品業界では初めて」というのならまだわかる。書いた記者の価値判断はおかしいといわざるを得ない。IT業界ネタではあっても一般紙向きではないというのが私の見方だ。


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実施期間は12日~19日まで。まず、ツイッターの頭に「@nakau_pr」と付けて、120字以内でつぶやき、「♯nakauwaf」で締めれば、応募が完了するという。作品はなか卯社長らの審査に基づき、最優秀作1作に1万円分の商品券、佳作と抽選のラッキー賞にはそれぞれ各1作ずつに5000円分の券を贈呈する。


外食大手ゼンショー傘下の丼・うどんチェーン「なか卯(う)」は11日、ツイッターを使った販売促進キャンペーンを実施すると発表した。12日から従来の牛丼販売を中止して新たに「和風牛丼」を売り出すのに伴い、ツイッター上で120字以内で和風牛丼の味についてつぶやくと、優秀なつぶやきに最大1万円の食事券をプレゼントする。大手牛丼チェーンがツイッターを使ったキャンペーンを展開するのは初めてという。


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それよりも、函館のイカをPRするぬいぐるみ「函館キャラクターのイカール星人」は

どうだろう。こちらの方がずうっと気がきいている。なにしろあまりの人気にひっだりだこならぬ「ひっぱりイカ」だというのだから。


函館名物のイカをあしらったご当地キャラクター「イカール星人」が人気を集めたのはインターネットの動画投稿サイトが最初だった。


イカール星人は、市の委託を受けた市内の映像制作会社「シンプルウェイ」が制作した動画から生まれた。動画投稿サイトで徐々に人気が高まり、昨年8月に着ぐるみ(2・3メートル)が完成。いわゆる「ゆるキャラ」とは違い、本物のイカに近い色付けで迫力満点。


函館や札幌のイベントなどで活動したほか、五稜郭や函館山などの有名観光スポッ
トにゲリラ的に出没。記念撮影が途切れないほどの人気者に。


08年12月~今年4月の動画投稿サイトへのアクセス件数は86万件を記録。今年3月にはデジタルメディア協会の第15回AMDアワードのリージョナル賞に輝い
た。関連商品の人気も急上昇中。420円のイカール星人ストラップとキーホルダーは、計5万個が売れた。


着ぐるみは5月中にも1体追加し、東京、大阪、京都などにも遠征する。シンプルウェイの阪口あき子社長(36)は「特産のイカを広めるとともに全国に通用するキャラクターに育てたい」と話しているという。


牛丼Twitterとイカール星人キャラと、PR戦略上、どこがどう違うか。


1.牛丼の方は売らんかな主義の「販促」そのものである。顧客の絞込みを軸とした認

 知&集客企画。売れない時代なのだから必死なのだろう。


2.イカール星人の方は、イカの街・函館を知ってもらいたいという、ゆるい、広い意味

 での「PR広報」である。それゆえメディアに載らなければこのキャラは無意味。


3.客層が違うので狙う対象メディアが違って当然。効率・スピードを求めるツイッターI

 T層とクイックフードの牛丼客層とはある意味だふっているのかも。イカの街「函

 館」は子どもをメインにしているが、その子どもに引き連れられて大人の親も「函

 館」を知るきっかけになると思う。知ることと行くこととは別ですが、行くためには

 「知りたい」という願望が前提だ。


4.このように、牛丼Twitterの方は基本的に販促であり、その最終ゴールは集客人数

 であり、売り上げ金額などの「量」が目的。一方、イカール星人キャラは集客という

 よりもイベント会場等で「イカの街・函館」を知ってもらうという「内容」にあるので、

 「質」にあたる。


PR広報は「量」(数量や金額)ではなく、 「質」(イメージや本質・内容)の獲得が目的。しかし、企業活動はどちらも大切なので使い分けることが重要。


誰がいったかは知りませんが、最近、戦略PRという言葉が出始め、販促案件をPR広報に連動しようという動きが目立ってきた。


売れない時代の妥協の産物なのかもしれませんが、広報ひとすじの私からすればあまり感心しない手法であり、思想だ。どちらも目的が違うので同じ土俵では扱えない素材であり企画だからだ。


PR広報の世界は「社会からの好意獲得」、一方、販促の世界は「企業側からの売りの積極的サポート」が、それぞれ発想の原点になっているのを再認識しよう。


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