【PR論】創業者は発想名人 | PRアイディア直売所 ~作って売るから安い~

【PR論】創業者は発想名人

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【伝説のPR職人】のハスカです。


事業の創業者には発想名人が多い。女性と男性の2人の事例から。


■予約を一点に集めた女心掌握術(1/2)
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エステ業界の大手、たかの友梨ビューティクリニックを3年ほどレギュラーでPRしていたことがありました。自慢の企画は今でも続いている「シンデレラコンテスト」。▽同社HP→
http://www.takanoyuri.com/

同サロンでエステを受けたことによる美人きれい度の検証イベント。使用前と使用後の努力の成果を競わせ、「私もあのようにきれいになりたい」と思わせるビューテイコンテスト。

本当に「きれい」になったのか実証しなければ誰も信用しないよという私のイベント企画を快諾してくれました。

今でこそエステテイックという言葉は市民権を得る時代となりましたが、当時はまだマイナーで、得体の知れない美容法だったのです。イベントタイトルのシンデレラというネーミングも私が名付けました。

このたかの友梨さんは苦労人でありながら実に多彩なアイデイアウーマンでした。とくに女性の心をつかむのは名人でしたね。以下は取引の際、最初に聞かせていただいた衝撃のお話です。

「フランスでエステテイックなる美容術が大流行」なる新聞記事にひらめいたたかのさんはフランスに飛び、最新の技術をマスター、帰国後の1978年に事業をスタートさせました。

開店はしましたが、結果は散々。お客さんが来店しないのです。まだまだエステテイックなど知られていない時代でしたから今から思えば当然でした。たまに来店していても1人2人で店内はさびしい雰囲気が漂います。

すると、たかのさん。お客さんの予約をわざと同じ時間に集中させ、待合室の靴箱にたくさんの靴を並べ、ハンガーには自分のコートをつるす作戦に。大勢の来客で大繁盛と錯覚させるみせかけでした。架空のお客を増やしてのやらせではありません。実際の来客ですから。ただ来店時間をずらしたのです。

集客のポイントは「ニキビの方、集まれ。タダでなおしてあげます」。このプランと上述の同時間予約による集中来場作戦。この2つでお客さんがどっと押し寄せてきました。女性経営者ならではの発想とアイデイアが奏功。幾多の困難を乗り越えながら今日の事業成功を勝ち取っていきました。

たかのさんの教訓。「お客はお客のいる店に寄ってくる。空いて店は素通りする。客がいなければいるように見せればいい」と。そして「みんなが賛成する時にはもう遅い」がたかのさんの口癖。アイディアは先手必勝なんですね。

■お金がないならサルを使え(2/2)
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宣伝上手といえば千葉県松戸市のドラックストア大手の「マツモトキヨシ」を思い出す。薬品量販チェーン店の社長でありながら、松本市の市長を2期務めた超有名人。あの有名な、何でもすぐやる「すぐやる課」は全国区のフレーズだ。のらりくらりのお役所仕事のイメージをぶち壊したグットアイディアはたちまち全国にまねされていった。▽同社HP→
http://www.matsukiyo.co.jp/

この松本清さん、もう故人なのでもちろん私はお逢いしたことはありません。社名の「マツモトキヨシ」は、社長の松本清さんがが千葉県議時代に選挙対策として、自分の名前を覚えてもらう為、店名に自らの名前を付け、横文字風にカタカナにしたといわれています。お店のチラシでも選挙運動でも店と自分と両方まとめて宣伝できたのだからすごいアイディアですね。

その松本清さんのエピソード。薬屋で丁稚奉公しながら夜学で勉強、クスリ販売免許をとったのが23歳の時。駅前の一等地に「松本薬舗」を開店したのはいいけれど、当時はまだ賑やかな場所でなかったためお客さんを呼ぶには工夫が必要でした。

松本さんにひらめいたのがサル。店先で飼えば子どもが寄ってたかってきて親も集まる。来ればひとつくらい買っていくに違いない。でもこれくらいなら誰でも考え付くアイディアかもしれない。

松本さんは小学校に出かけて校長と面会。こう切り出した。「うちではサルを飼っています。引っかかれると危険なので、見たい子どもは必ず親御さんと一緒に来るよう注意しておいてください」。

いかにも子どもを心配する親切な申し出のように見えますが、狙いは別なところにありますね。校長はいわれたとおり朝礼で話すと評判になり、どっと親子連れで店にやってきたのです。校長は宣伝に一役も二役も買わされた形に。

ところがある日、サルが逃げ出してしまった。すると真っ先に松本さん、警察に吹っ飛んでいった。すぐに警察が「薬局のサルが逃げたのでご注意ください」と町中に触れ回り、またまた労せずして大宣伝ができという武勇伝も。

一般にお客というものは繁盛している店に集まりたがる。さびしい店はイヤ。お客をもっと呼ぶには賑やかな店に見せかける必要があるとさとった松本さん。

そのためお客さんが少しでも長く店内に足をとどめるよう、陳列や接客を工夫し、最初は資金不足から棚の商品がまばらになりがちだったのを、商品を買ったお客さんにお願いしてパッケージ箱をもらい受け、それを並べたりした。

松本さんの教訓。「ないフリはするな。あるフリをしなさい。そうすれば人は集まる。お金がないならサルを使え」。

以上2つの事例にみる創業者の商売・事業の苦労。基本はお客の心をつかむこ と。それには意表をつく発想とアイディア、そして行動でした。よくサル知恵といいますが、松本清さん、本当にこれを実行されたのですね。本当にエラかった

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