【研修】新人研修にプレスリリース作成を

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新人研修にプレスリリース作成を、ということを・・・・書いてみます。
■OJTにリリース研修を(1/2)
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拙著「プレスリリースのつくり方・使い方」の
刊行を機に、プレスリリースコンサルタントを名乗るようにした。日本で初めての肩書きだと思いますが、自分で勝手に名乗っている肩書きなので社会的重みはない。残念ながらコンサルタントとしての仕事は今のところまだない。
私はこのプレスリリース作成という仕事を、新入社員の時にOJT(研修)のプログラムに組み込んで、「入社時に全員プレスリリースを書かせる」ことを義務づけるような、そんな社員育成法を企業に提案していきたいと思っています。
OJTとはOn the Job Trainingの略。社員教育方法の1つで、実際の仕事を通じて、必要な技術、能力、知識、あるいは態度や価値観などを身に付けさせる教育訓練のこと。一言でいえば、「職場内教育」です。
どなたか、人事・総務畑の人、おられませんでしょうか。私と一緒に研修プログラムを共同開発しませんか。
昔からキャンペーンなどの特定期間に、社長自身も営業開発、販売行動をするという、いわゆる「全員セールスマン運動」というのがありますが、同じように入社研修時の全員にプレスリリース作成にトライする「全員プレスリリース研修」をやってみたいのです。最初が肝心です。新人から広報マインドを育てなければなりません。
プレスリリースは、会社の特定の部署(広報・宣伝・企画・マーケティング)の人が専門職としてする仕事もいいけれど、広く浅くなんでもできる人財に育てるために入社研修時にこの訓練をやっておく必要があります。
なぜ新人研修にプレスリリースが必要か。
それはプレスリリースを書くことでマスコミに提供する企業情報、商品情報としての価値判断、「どんな会社のどの部分の情報にニュース価値があるのか」などとりわけ文章の組み立て過程において、ジャーナリスティック思考に基づく社会的視点と経営全般を見渡せるような感性が身についてくるからです。
■リリース研修の中身(2/2)
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新人の社員研修プログラムに「プレスリリース作成」を組み込むことの意義はご理解いただけたという前提で、具体的にどんなメニューにすればいいのかを考えてみたい。実際に導入してみないとどんな課題があるかみえてこないと思いますが。
まず、「基礎編」「実技編」「総括編」の3タイプに大別したい。それぞれ3時間ずつトータルで9時間、ワンデーまる1日の研修時間をさきたい。
▽基礎編
・なぜリリースは必要か
・プレスリリースとニュースリリースの違い
・リリースのフォーマット
・リリース作成におけるタブー
・報道素材の集め方と組み立て方
▽実技編
・A4判1枚、構成
・タイトルと小見出し
・行数と文字数
・写真の扱い方
・会社概要と問い合わせ先
▽総括編
・つかみ
・媒体と記者の選定
・送り方とフォロー
・クリッピング
・お礼状
大雑把な内容としては上記のようなものになるだろうか。いずれもビギナー向けのプレスリリース講義だ。
一見するとこの研修、対象が新人にというより、専門職への内容のように見えがちですが、これを1日かけて講義を受けると会社の商品やサービスについて、最終的にどのような形で「公式情報が社外に発表されるのか」という仕組みが手に取るようにわかってきます。
これらの「プレスリリース研修」は一連の新人研修の最終日がいいと思う。社会人としてはじめての新入社員研修で広報、とりわけプレスリリース作りをここまでさせるということにあるいは異論があるかもしれない。
しかし、プレスリリース作成はその会社の全貌をはやく理解するのに大いに役立つのです。