ベネッセ「よのなか探究教室」企画のすばらしさ
【伝説のPR職人】のハスカです。
ベネッセコーポレーション は、NPO法人企業教育研究会 と共同で社会で役立つオリジナルプログラムを開発、科学的思考力を身につける実験教室「サイエンス教室」の児童を対象に、同プログラムを取り入れた「よのなか探究教室」(情報・コミュニケーション/お金・経済/仕事・キャリア/環境・社会参加の4コース)を開講したところ、これが大好評という。
▽ベネッセコーポレーション http://www.benesse.co.jp/
▽NPO法人企業教育研究会 http://ace-npo.org/
「よのなか探究教室」では「実用的なコミュニケーション力」「問題解決力」 「みらい設計力」の3つの力を伸ばすため、小学生段階で体験して欲しい4領域として「情報・コミュニケーション」「お金・経済」「仕事・キャリア」 「環境・社会参加」を定め、それぞれプログラムを作成。
150分の授業は1クラス20名弱の少人数制、コミュニケーション力を育成する観点から小学校4年生から6年生までの異年齢によるチーム学習を採用。
「正解がひとつではないテーマ」「物事を多面的にとらえることが必要なテーマ」を通じて、自らの頭で考える力がつけられるよう工夫されている。
例えば、「情報・コミュニケーション」(全3回)は、
[1]広告や新聞、雑誌、選挙のポスターを読み解き、情報の送り手と受け手を体験す
る「ニュースを作ろう」
[2]質問する力の重要性、相手を考えたコミュニケーションの大切さを理解し集中し
て話を聞く力をつける「新聞記者になろう」
[3]事実を基に論理的に伝える「裁判に挑戦」で構成。
相手を意識し、相手のことを考えてコミュニケーションする力を養うのが狙いといいます。
また、情報を「事実」と「意見」に分けるアクティビティなど、主観によらず事実をもとに情報を正しく伝えるコミュニケーションは「広報そのもの」ですね。
参ったね、小さい時からこんなすごいことを学ぶなんて。恐るべし。
私にいわせればこういう企画を「PR的思想に基づいた本物の企画」となります。皆さんのところはこういう企画を立てられますでしょうか。社会のために役立つ、そういう視点と思想、それに伴う行動、そういう訓練をしておりませんよね。
目の前の売り上げ、客数だけを追っかけていませんか。販売促進なんて、企画ではないのです。そんなものは誰でもできる。実は私、販促という言葉が一番嫌い。
ユーザーは販売側が策定した目論見なんて誰も乗らないのですよ。そうやすやすと
つまんない販促案なんかには手を出さない。本物だけが最後は生き残るんです。
長期的展望にたって人を育成していく、実はこれ、世間では「教育」といわれていますが、私にいわせれば「PR広報」の仕事なのです。宗教で信者を獲得する活動を「普及・啓蒙」といいますね。これも実は「PR広報そのもの」なんです。
ベネッセの「よのなか探究教室」の企画力、私の採点。100点満点中の300点。あっぱれです。こういう企画はわれわれプロでないと発想すらしないはずです。
まずこういうことしようようとした発想の時点でまず勝ち。次にNPO法人企業教育研究会というパートナーと組んだ、これが次の勝ち。そして運営。すべての企画で満点だ。
社会にスポットをあてた「ソーシャル発想」がポイント。私のもっとも好きな企画。この企画のよさはすぐにはあらわれない。しかし、そこがいい。人を育てるというのはこういうことなんです。育った人たちがあとになって語り継いでいくでしょう。まさに伝説のように。これがPR広報のチカラです。


