【伝説のPR職人】パジャマのネット通販
【伝説のPR職人】のハスカです。神奈川県相模原市でパジャマの素材に特化したパジャマ製品をネット通販している会社のPRアイディアを立案させていただきました。K・Mさま、ご依頼ありがとうございました。社名や人名などは無記名でお願いします。
>お忙しい中、さっそくのアイディア回答ありがとうございました。
>ご提案いただきましたアイデアは自分ではなかなか発想できないものばかりだったので、第3者の
>切り口、視点、発想が取り入れられるような仕組みやルートづくりは大切だと思いました。
>また、パブリシテイの素材として取り上げられやすいものにするための発想法や切り口も参考になりま
>した。アドバイスいただいた内容を参考に自分でも自社の強みを整理してパブリシテイの素材になるよう>なアイデアを考えてみたいと思います。ほんとうにありがとうございました。
[パジャマのネット通販]
神奈川県相模原市でパジャマの素材に特化したパジャマ製品をネット通販している会社です。母の日、父の日、クリスマス、結婚祝い、誕生日祝いなどさまざまな「○○記念日」にあわせてプレゼント需要を喚起する戦略をとっております。
■現況10項目■
[01] インターネット通販3店舗にて自社オリジナル企画の高品質・こだわりパジャマを販売
[02] 独自ドメインの本店とショッピングモール2店舗(楽天市場店、ヤフーショッピング店)の計?3店舗で
販売。 楽天市場店は2001年 1月~ 売上の約70% 。本店は2006年 4月~ 売上の約20%
ヤフー店は 2006年11月~ 売上の約10% 。
[03] 売上は3店舗合計で年商1億(2006年12月実績)リピート購入率20%、購入率(購入者/アクセス人
数)2%、平均客単価1万円強
[04] 客層は30~40代の高所得層が中心。売上の約50%がギフト(母の日、父の日、誕生日、結婚
祝、敬老の日等)で、 他の店舗ではなかなか真似できないラッピング対応も強みとなっています。
[05] 売上が月、時期によって差が大きい点が課題。(1500万を超える月と300万以下の月があります)
少ない時期(3、7、8月)の売上を伸ばせるような商品もしくは販促テーマが必要。
[06] インターネット販売でありながら、アットホームな雰囲気が特徴。「心」が伝わる接客(メール、納品
時の手書きのお手紙等)でファンづくり。 「お客さまに感動していただけるために」をモットーにして
おります。
[07] 主力商品は生地づくりからこだわり、試行錯誤を続けて生み出したこだわりのオリジナルパジャ
マ。お客さまの声等を取り入れて、更にグレードアップさせた商品への改良を常に試みておりま
す。主力商品の価格帯は5,900~16,800円とパジャマの中では?かなりの高級ゾーンです。パジャ
マ以外にオーガニックコットン製品(仕入れ販売)も販売(売上の10%)
[08] インターネット通販という絞った市場×パジャマというニッチな商品に絞った商材、このインターネッ
ト通販のパジャマ市場で圧倒的なNo1を確固たるものにし、「パジャマ屋」というショップ、
「pajamaya.com」商品のブランディングが重要。
[09] 映画やドラマへの衣装提供、雑誌、ラジオ、TV等の依頼もくるようになってきたので今後はプレスリ
リースをかけてもっと露出を増やして、知名度を上げていきたいです。
[10] 売上が順調に伸びているので、更なるステージに上げるために人材、商品開発、システム構築等
にも力を注いでいきたいです。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■PRアイディア5項目■
[A] 母子のためのパジャマスリング倶楽部「パジャマんま」の設置と普及
E案の新製品開発でも触れたのですが、赤ちゃんをお母さんが「おんぶと抱っこ」するための「つり包帯」のもの。これの素材に「パジャマ生地」を使う。赤ちゃんの肌に優しいパジャマ生地ならではの製品だ。これを御社の基幹商品として育てるべく、同製品のファンユーザーと見込み客を発掘するための組織「パジャマんま」。この製品カテゴリーでは日本ナンバーワンのシェアにすべく、各種活動を行う。
育児経験と同製品の使い方が指導できるオピニオンリーダーなどにセミナー講師になってもらったり、「パジャマんま」(製品名もこれでいいかも)の正しい使い方と同ファンユーザー層との交流の場として位置づける。
同倶楽部主催で、「パジャマんまで働くお母さん」というテーマで、作文募集するというのも感動的な作品が集まりそうな気がしてならない。とにかくパジャマ地のベビースリングを流行らせるのだ。そのことが回りまわって他のパジャマ製品の業績にも好影響を与えてくれるだろう。「赤ちゃんの肌に優しい布地」がキーワードだ。
[B] アンケート調査結果「男女別人気パジャマ・ベスト10」の発表
購入者ユーザーの申し込みデータを分析し、パジャマ到来のシーズンである11月中旬にマスコミ発表できるように分析と資料作成しておけばよい。購入者データの素材、着心地、デザイン、価格、購入理由などの5項目を、属性である男女、年齢とクロスして調査結果を分析する。このパジャマの集計結果から「時代が反映されるような内容を導き出す」ことがパブ成功のポイント。男女別や年齢別でみていくとおもしろい結果が抽出されるのではないか。
大事なのはこういう「アンケート調査結果」をパブリシテイの素材として使うことを前提とするなら、そのデータの入口の部分、つまり「どんな項目を聞いたおけばパブ素材になりやすい結果が導き出されるのか」を事前に想定、よく研究して購入者アンケート調査の実施をすすめなければならない。ここが本企画の最大の知恵の絞りどころ。大した質問もしていないところからはニュースになるような答えはもともと導き出されないのである。アンケート調査は「質問項目の設定」の仕掛けが成否を決めます。
[C] CDソング「パジャマよ!今夜もありがとう」の制作
肌身離さず自分を守ってくれたパジャマへの賛歌、応援歌をCDで作る。あらかじめ作詞になる作品募集をパブリシテイで行い、選考後、グランプリ作品をCD化する。非売品扱いとし、PRツールとして活用する。作曲はプロの作曲家に依頼する方が楽だと思いますが、グランプリ作品の作詞を発表して作曲も公募パブリシティするという方法もある。出来上がったCDソングはテレビパブリシティのための強力なツールとなる。映像と音声が入っておりエンタメ性に優れたCDを使っていっきにテレビメディアを攻略したい。
「夜霧よ今夜もありがとう」はスター・石原裕次郎のヒット曲だが、これにならってパジャマ賛歌を広め、商材としてのパジャマに感謝したい。曲のテーストは演歌になるのかポップス調になるのか検討つかないが、「覚えやすく」「印象に残り」「歌いやすい」というのがPRソングの鉄則だろう。CDの枚数は500枚もあれば用は足りるのでないか。PRソング「お魚くん」は「泳げ鯛焼きくん」とは趣を異にするが、いれも
ヒットした。
[D] PRイベント「パジャマDEサンタ」
パジャマ姿のサンタさんが宅配訪問し、良い子の枕元に「パジャマ」をプレゼントしていくユーモラスで楽しい企画。当然のことながらマスコミ、とりわけテレビを意識したパブリシティ戦略をすすめていく必要がある。どの子の家をサンタ訪問するかについては、事前にパブリシティで公募しておき、突撃訪問する前に、そのお宅の親御さんと綿密な打合せをしておくべきでしょう。何時頃に眠り、何時頃たったら気付かれないだろうという時刻に訪問しなければならないからね。
パジャマサンタは「赤パジャマ」「黄パジャマ」「茶パジャマ」の3人いたほうがいいのでは。そして「早口」で呪文を唱えながら訪問した方がテレビ的にユーモラスがあり、笑いを誘う。初年度は、東京・大阪・名古屋の3大都市で開催し、成功を収めれば次年度は6大都市に拡大してすればいい。もちろんそれぞれのパジャマには「パシャマ屋」のロゴ入りというのは言うまでもない。冬の寒い時期にパジャマ姿になるのだから、メディア露出されなければ意味がないので周到な準備が必要
[E]独自商品「パジャマベビースリング」「ペットパジャマ」「早口パジャマ」の開発
品質を重要視する御社は、パジャマの素材、肌触り、着心地などに自信があり、他社製品よりも優れていますね。その優れている点を活かしながら、さらに新商品開発を進めていく。これまでのカテゴリ(ナイティとルームウェア)にはなかった新たなタイプの商品開を提案したい。
「ペットパジャマ」は文字通り、犬専用のパジャマである。肌と環境に優しいというのなら犬でもそうであるべきという発想から。「早口パジャマ」は面白みにかけるが、赤パジャマ黄パジャマ茶パジャマの早口に代表される赤・黄・茶の3色をデザインしたパジャマ。
私の一押しは「パジャマベビースリング」。これは赤ちゃんをお母さんが「おんぶと抱っこ」するための「つり包帯」のもの。これの素材に「パジャマ生地」を使う。赤ちゃんの肌に優しいパジャマ生地だからだ。「ベビースリング」を作っている「パジャマ屋」だからきっと他のいい製品なのだろうと思う。それぐらいこの「ベビースリング」に御社の品質志向、企業姿勢が象徴的に込められている。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■