もう随分と以前です。
リヨンの、ピエール・ガニエールさんの、
レストランでお食事をさせていただきました。
エクシブ白浜にいた頃です。
定期貯金とかこっそり解約とかして、
旅行代を工面しました。
どうしてもヨーロッパ旅行に行きたかったのです。
内山シェフと行くヨーロッパ美食の旅。。でした。
イタリアのミラノとフランスはリヨン、パリに行きました。
イタリアでは、
フォンタナ・フレッツア、
バローナやバルバレスコの樽の前で、
フォト撮ってもらったりしました。
ワインの試飲もしました。
すぐに酔ってくらくらしました。
フランスでは、
ワイナリーは、
モエ・シャンドンを見学しました。
モエ・シャンドンのテイスティング・ルームは、
広い、大きなガラスがあり、
そのガラスの向こうには、
大きな孔雀が、
のっし、のっし、と歩いていました。
とても驚きました。
そして聞きました。
どうしてワインのティスティングに、
孔雀が必要なのか。。。と。
そしたら答えてくれました。
ワインの味を確認するのには、
心が落ち着いていなければ出来ない。
孔雀は大層デリケートで、
少しの物音でも反応する。
そういう孔雀を、
眼前に据えて、
ワインの味を確かめる事で、
より精巧な結果を生み出せる。
孔雀は、静寂のバロメーター。
。。。
確か、そういう風に答えてもらえました。
私は、
ワイナリーで観た孔雀が忘れられないです。
大きくて。
堂々としており。
佇む姿は、とても静か。
必要以上に、嘴でついばむ事すらしません。
ガラスの向こうと、こちら側で、
無言であるが大変貴重な、
ヒトと、孔雀との、
微妙な、(駆け引き)みたいな所作が、
繰り広げられているのですね。
動物を、単体として尊重する姿勢を早くに構築した、
ヨーロッパ諸国。
学ぶべき事柄は、多いです。