まだ眠くないので、昔ばなし、少し。
メルモちゃんは大好きだった。
でも、何故か、さるとびえっちゃん、は大嫌いだった。
子供心に、
なんで、こんな、さるとびえっちゃん、なんてちっとも面白くないのをテレビでやってるんだろか?
。。。そう思っていた。
繊細なモチーフの、メルモちゃんに比べ、
えっちゃんなる主人公は、とにかく大ざっぱで、行動ががさつだった記憶がある。
話の展開も、デリカシーは薄く、
内容も、日常の雑多な出来事を、わりかし手抜きで乱雑につなげており、
メルモちゃん、のように、
子供ですら心地よい複雑性を帯びた要所要所の伏線、
特に生物に興味が深かった私には、
割れた白鳥の卵ですら、
ちゃんとふ化させたり、
とりわけ最終回では、
ずっと、人間に戻れなかった、蛙の状態だった弟のトトオが、
衝撃的な偶然から、青いキャンディの成分を吸収出来た事により、
念願の、人間に戻るエピソード等、
今でも、
走馬灯のように蘇る。
赤いキャンディを大量に摂取してしまったので、蛙になってしまった。
蛙なので、大人に戻る青いキャンディを食べられない。
粒が、のどを通らない。。。という設定が、
愛くるしい限り。
そして、
最終回。
トトオは、
災難にあう。
そして、鍋の材料にされそうになるのだ。
そこに、偶然の重なりで、メルモちゃんの青いキャンディが入り込んだ。
ぐつぐつというお鍋の湯が、
青いキャンディを溶かし、
その、たちこめる水蒸気の中に、
青いキャンディの成分が含まれており、
鍋の中で蒸気を吸い込んだトトオは、
ついに、念願の、
人間に戻る事が出来たのです。
最終回は、本当に感激至極。
子供心に、手の内側に、自分の爪の後が残るくらい、緊張して観ました。
その時、心に刻んだ事。
蛙も、
人間も、
呼吸している。
各器官の形状は異なったとしても、
この、
呼吸こそ、
生物の、大切な基本作動。
のどを粒が通らなくても、
呼吸さえ出来ていれば、
鼻から、口から、
成分を吸収出来る。
ヴィックス・ヴェポラッブの、基本理論ですね。
そして、
昨今、ポピュラーになりつつある、
アロマの諸世界でも、
香りというのは、
そのフレーバー( 匂いや風味 )だけでなく、
香る、という事は、
何らかの、その植物や樹木や花や果実などの、
有効成分がそれに含まれているという事でもありますね。
例えば、
旬の野菜は、香りが濃い。
そして、香りが濃い野菜は、味も濃い。(相対的に)
自分で野菜とか、ちょこまか作ってみると、まず、香りの違いに驚きますね。
特に、人参。
自分で育てると、人参はとても香り強く、味も濃い。
けれども、やはり、均一化に品種改良を重ねた種子から育った、
スーパーで買う人参は、
形は、まるでフィギュアのように綺麗にそろっているし、色も丁度良い。
でも。
香りは薄い。
味も、人参独特の、えぐるような風味は無い。
どちらが好みかは、個人の自由だから、関与しないが、
野菜は、やはり、原種に近いものの方が、
ワイルド・タッチで、個性的で食べる喜びがより深いような気がします。
で。
こんな、夜中に、何を思うかというと。。。
メルモちゃんは大好きで、
デリケートな展開も心地よいのだが、
その反面、
好きじゃない雑な絵で、キャラクターに共鳴は出来なかったえっちゃんだけれど、
しかし実は、
さるとび っていう、 サヴァイヴァルな特技がある、えっちゃんも、
何か、大切な事を教えてくれていたのかも知れんなぁ。
。。。っていう、
非常に、
漠然とした、
さらに、
曖昧模糊な、
もこもこな、
お話でごじゃりました。
ちなみに、
つる姫じゃ~っつ
は、大好きだった。
山ねずみロッキーチャックも、ほのぼので好きだった。
冬の支度をする、森の動物の様子が楽しかった。
ムーミンも、なかなか意味深い内容で、
登場するのも、個性派だらけ。
ダントツは、何と言っても、アルプスの少女ハイジ。
さるとびえっちゃんを、もう少し、変化させたら、
不思議の島フローネが思い出される。
ハンサムなフランツがもっぱら大人気で、
ストーリー自体は普通だった。
しかし、メルクルという、あいあい系動物がかわいらしかった。
NHK。
NHKのドラマでは、タイム・トラベラー。
原作の、イメージとはかけ離れた感じだが、
先に原作を読んでいるような年代ではなかった私なので、
ドラマに夢中だった。
ラベンダーという花を知ったのは、
タイム・トラベラーが最初だった。
それから、ずっと。
ラベンダーという花にあこがれていた。
そして、真剣に、
ラベンダーの香りで、時空を飛び越えられると信じていた。
だんだんと大人になり、
大学生になって、
京都、河原町の、確かソニー・プラザで、
輸入の、
ラベンダーの、
タルカム・パウダーを買ったのだ。
この時点で、まだ、私は、生の、ラベンダーの花は見たことが無かった。
イギリス製のタルカム・パウダーは、
うっとりするほど良い香りがした。
しかし、時空は超えられなかった。
そして、
歳月は流れ、
何かの歌番組で、
松田聖子さんが、
歌の後、
ラベンダーの花って、知ってますか?
って司会者に聞かれた。
即座に、知りません。 ときっぱり潔く返事していた。
確か、当時の新曲に、ラベンダーという単語があったから訊かれたんだろうと思う。
知らない物は知りません。
そういう潔い、ふっきれたキャラを察知し、
この人、しっかりしてるね。
と感心しました。
そのくだりの後、
数日後、
良く似た歌番組で、
確か、北海道から、
大量の、ラベンダーの花束、いや、あれは花の山を、
プレゼントされていました。
すごい。
多分、
当時、まだまだ、ラベンダーという花は、未知数だったんですね。
そして、
丹精こめて、ラベンダーを育てていた人が、
もしかして、
ラベンダー知らない、って公言されたのを観たかなんかでね、
うしっつ!
こりゃ、どっさり、ラベンダ、送って、
こんな素敵な花なんだと、
全国の人に、分かってもらおう!
。。。と決心して、
テレビ局にかけあって、
壮大なる、薄紫の、花の、素晴らしい、山のような花束を、
松田聖子さんに贈呈したか。
そういうバック・ボーンがあったのかも知れんな。
ステージ一面、ラベンダーだったように記憶しています。
ラベンダーは茎が長く、細く、
束にするのには、
丁寧に、
1本、1本、
ハサミでちゃんとカットしないといけないと思う。
だから、
壮大なる花のかたまりだらけ、だったので、
どれほど、
多くの、
人のかがみこみ、
茎を持ち、
カットする、
。。。この動作の繰り返し。
すごいエネルギーを要した結果の、紫の一面だったと思う。
やはり、
情熱ですね。
根源は。
同時に、
その当時の、
まだ、
厭味のなかった、
資本主義におけるマスメディアの純粋な底力を察知します。
今みたいに、番宣に、番宣を重ねるような、
まるで、トルネード球のような展開ではなくて、
情報の螺旋は、
わりかし、のほほんと単独で確立していたように思います。
資本主義の低迷は、
マスメディアのパフォーマンスすら、
変えてしまっています。
だから、私に、何が出来ると言われても、
そうですねぇ、
う~ん。
時折、
テレビの音声を消して、
テレビ見たり、
テレビの音声だけ聞きながら、
別の事したりしてみます。
そうすると、面白い発見もあります。
音声を消すと、表情からヒッシに察知しようと努力します。
画像が無いと、声のトーンとかから、ヒッシに場面を想像したりします。
日常、意図的に、何か欠落した状態にしてみると、
自分の感覚の、
眠っている働きみたいなのが、
起きてくるような気がするんです。
今日は、グロリア・ヴァンダー・ビルドの香りをかいで、
チャージ・アップした感じなので、
その勢いで、
ラザフォードの寮の部屋に貼ったまま、
帰国してしまった、
ジョン・シンガー・サージェントの、
ポスターを
インターネットで探してみました。
確か、ソーホー辺りの、ギャラリーみたいなお店で、
ポスターを見つけて、
どうしても欲しくなって購入したものです。
タイトルは、カーネーション、リリー、リリー。。。という感じだった。
で。
探したら。
ありました。
感激していまいました。
でも、同様の大きなポスターは買いません。
過去の、つづれ織りみたいな感じは嫌なので。
小さい、ポストカードのサイズのを選びました。
これで充分満足です。
しかし、
寮の壁に貼っていた、
お気に入りのポスターは、
その後、
どうなったのでしょう。
風の噂で、
私の学んだラザフォード・キャンパスは閉鎖されたと聞きました。
昨日、確認するのが少し怖かったけれど、
フェアリー・ディキンスン大学を検索したら、
大学は、ちゃんとご健在ですが、
キャンパス・リストには、ラザフォードは無かった。
今は、どんな風になっているのでしょうか。
今でも、
つい、
昨日の事のように、
ラザフォードを思い出します。
学生の少ない冬場だけ、激マズだったカフェテリアのメニュ。
ぶっ壊れて、冬に熱く、夏に寒かった空調設備。
お菓子の自販機で、常に買っていた、チ~トスの小袋。
ホーム・ステイした時には、
夕食があんまり食べられなくて、
夜中に、散歩行ってくるとうそぶいて、
真っ暗な街路を、
雑貨屋みたいなお店までひたひた歩いて、
サンドイッチを買って食べた事とか。。。
界隈で、たった数件しか、お店っぽいのは無かったので、
そのお店のサンドイッチは食べつくしたかも。。。
ローソンのサンドイッチみたいなのじゃなくて、
パンの種類から、
中身の、ハムやらチーズ、野菜まで、
自分で選んで注文するんです。
当初、辛かった。
でも、慣れた。
知らないチーズは、指さして、
これ、何て言うの?
とか質問しつつ、
次第にオーダーをバージョンアップさせていきました。
ハンバーガーや、サンドイッチ、ホットドッグもそうだけれど、
やはり、
人種のるつぼのアメリカ。
ミックスし、メランジュさせた複合体。
食べ物にも象徴されているなぁ、
と、今、しみじみ感じています。
タイム・トラベラー。
人は、誰でも、タイム・トラベラーになれますね。
ラベンダーの香りに助けられなくても。
時空は、
知らないうちに、とび越えていますね。
それに気がつけないのは、
多分、
自分の中のシナプスが、
それに追いついてないからだけかも知れません。
確認できないからという理由だけで、
否定してはいけないですね。
認識できない場合でもそうですね。
食物の成分も、
まだまだ解明されていないものがたくさんある。
だから、
私は、
人間という生物で生息している今を、
もっと楽しもうと思います。