よく、言われます。

うまく話せないなら、聞き役に回ればいいんだよ。話し上手は聞き上手と言うじゃないか。

うん、まったくもって、そのとおりです。


しかし。

「話を聞く」というのは単純なようでいて、とても難しい。奥が深い行為です。

たとえるなら、すまし汁。
おいしいすまし汁は、シンプルだけどとても難しい。
なおかつ、出汁の善し悪しがストレートに出ます。

同じ聞き役でも、出汁のよさが際だつ聞き役になりたいものですね(^^)


では、よき聞き役とは。


逆の立場で考えてみましょう。
あなたが思わず話してしまう人、もう一度話を聞いてほしいと思う人はどんな人ですか?

(1)ささいな話でも親身になって聞いてくれる
(2)なんでもない話でもとても楽しそうに聞いてくれる
(3)上から目線で説教とかかましたりしない


(3)は重要ですね。とても重要です(笑)

でもついつい(悪気はないのですが)夢中でしゃべっているのをさえぎって割って入ったり、自分の話に引っ張ってきてしまったり、説教くさくなってしまったり。

思い当たること、多々あると思います。

うまい聞き役、いつも心掛けたいものです。
どうしたら自分に自信が持てるでしょうか?

答えのひとつが、「自分が抱えているコンプレックスを克服する」です。

しかし、そんな簡単にできることなら、誰も苦労はしていませんよね(^^;


どうやってコンプレックスを克服するか?その前に。


あなたはどのような劣等感、引け目、負い目を抱えていますか?
それはいつ頃から意識しましたか?
それはいつもあなたの意識の上にありますか?
それによってあなたの行動はどう影響をうけていますか?


ちょっと考えてみてください。
あなたの抱えているモノは、もう何年もあなたの意識の上にあり、あなたは寝てもさめても「それ」を意識せずにはいられない。

何年も何年も、長い時間をかけて、あなたは「それ」をせっせと育ててきたのです。

いまやあなたの心にしっかりと根を張り、大きく枝を伸ばしている「それ」は、ちょっとやそっとでなくすことはできません。


いや実は、劣等感をなくすのは簡単なんです。
ほんのちょっと考え方を変えるだけで、ずいぶんと軽くなります。

でも……それを言っても、信じないんですよね。
みんな口を揃えて言います「おれなんか」「あたしなんか」。

心に張った根っこがいかに深くて頑丈か、垣間見る瞬間です。


まあ、仕方ないです。
あなたが何年もかけてせっせと育ててきたものが__たとえそれがネガティブなものでも__そう簡単にくつがえっては、あなたの悩み苦しんできた年月はなんだったのか、ということになりますもの(^^)


だから、積み上げた劣等感を解消するには、やはりそれなりの時間が必要だと思うようになりました。


あなたが一夜にして自信にあふれた有能なナイスガイに、あるいは知性と色気があふれ出る淑女に……なんてうまい話は、やっぱりないのです(^^;

「ローマは一日にしてならず」です。


でも、自分は変わる!と思わなければ、そう考えて行動しなければ、あなたの劣等感はいつまでも今のままです。

「千里の道も一歩から」

その一歩は、それほど大したことではありません。ほんのちょっとした考え方です。
いきなりアニメネタですが(^^;

「新世紀エヴァンゲリオン」の主人公、碇シンジくんが劇中たびたび口にする台詞です。

エヴァに乗れば「みんながぼくを見てくれる」「みんながぼくを褒めてくれる」「みんなが認めてくれるんだ」


※細かい解釈とかは収拾がつかなくなるから無視します(笑)


なにが言いたいかというと、人は誰でも、みなに認めてほしいのです。


「でもおれには初号機ないし。」

うん、切実な問題ですね。その点は私もたいへん悩みました。

「なぜおれにはエヴァがないんだあアアァァァッ!!!」


…いかん、「世界の中心で愛を叫んだけもの」になってしまった。

※エヴァじゃなくハーラン・エリスンの方で(^^;



しかしいくら泣いても叫んでも、エヴァは空から降ってはこないので
現実でのエヴァ探しを始めるといたしましょう。
人は生きていくうえで、さまざまな「心の壁」に突き当たります。

これをやらなくちゃ…。
この道を進まなきゃ…。

それは必要な「規範」である場合が多いのですが、ときに心をしばる「足かせ」になってしまうこともあります。

たとえば人と会うときに

・うまく話さなくちゃ
・愛想よくしなくちゃ
・うまく返さなくちゃ
・うまく、優雅に、カッコよく…。


いやまあ、それがすぱっと出来ればホントにカッコいいですけど(^^;
まず無理、ですね(きっぱり)

そして出来ない自分に直面し、自分はなんてだめなんだと落ち込む。




違うんです。

「うまくやらなくちゃ」と思うこと自体が思い込み、「心の壁」なんです。


でも、その壁に突き当たっていること、自分ではなかなか気づかないと思います。
そして、どうすればそこから自由になれるか?
これからお話ししていきたいと思います。
って思ったこと、ないですか?


あまり親しくない友だちだと、なんとなく気おくれしてしまったり
まして初めて会う人と、親しく語り合うなんて!



ムリムリムリムリムリ×10




あはは。でも、それが普通ですよね。

もちろん世の中には、どんな人とでも瞬時に仲良くなり、親しく語り合っちゃうという、
すごい人もいます。たしかに。

もしそんな人に話しかけられたら、あなたはこう思うかもしれません。


「なんか厚かましい人だなあ」
「なんか、うっとうしいなあ」


そう、どんな人とでも臆せず話せて仲良くなれるということは、
どんな人の懐にも踏み込む図太さをもっているということです。

それは時に、図々しさ、厚かましさと映るかも知れません。


つまり、「親しさ」と「厚かましさ」は裏表であるわけです。


逆に言えば、なかなか話しかけられない、人と打ち解けられないあなたは

相手を尊重する礼儀正しさと、思いやり、奥ゆかしさを備えている



そう考えたら、そんなに悪いことじゃないと、思いませんか?