60代男性 

令和4年2月26日及び27日の御社開催の管理業務主任者実務研修に参加いたしました○○です。
講義についての感想
 小生マンションに住んだことがなく、かつ、マンション管理もしたことがありませんので(賃貸住宅管理の実績はありますが)講師の事例を示された説得力のある講義に理事会、総会の運営を含めて、マンション管理は大変だと感じました。講義は話し方もよく、飽きさせない進め方で、退屈で眠くなることもなく大変良かったと感じております。講義の進め方では、1コマ55分の間に、「実務の事例」と「法令等の解説」を分けて行うというスタイルは多数の講義を受けてきましたが、初めてでした。受講者を飽きさせてないための工夫かと思います。確かに集中があまり途切れませんでした。ただ、事前に講義スタイルを説明していただくとよかったです。
マンション管理に関する所感について
 マンション管理については、マンション自体の老朽化、住民の高齢化で、管理組合の財政面と合意形成がますます難しくなると容易に推察できます。これまでは、管理組合が業者を選定してこれたが、今後は、管理業者が管理組合を選定するとの報道もなされています。さらに、今後建替えが必要なとなったとき、建替え合意は一層困難となり、建て替え時の容積率の付与、4/5の特別決議の緩和等法改正が必要になると予測します。その根拠となるのが、建築後数年にも関わらず、構造上問題があり販売会社が建替え費用を全て負担すると提案しても、建替えが円滑に進まなかったことが挙げられます。財政負担なしでも、合意形成が難しいのに、余命僅かな年金しかない高齢者が高額な財政負担をして、素直に建替えに合意するとは、考えられません。 瀬古講師のような理事長が活躍するマンションではマンション自体の価値も下げることなく、組合員の意識も高くなり、維持管理、建替えも円滑に行えますが、今後20年後には、ほとんどのマンションの老朽化が社会問題化すると思います。実務講習が無事終了できたことに感謝いたします。今後御社のますますの発展をご祈念申し上げます。