1日は1440分しかない!

1日を効率的に、時間管理をしっかりしたい、生産性を高めたい。そう思う人は多いのではないでしょうか。
しかし、家事や子供の面倒、唐突な会議に人からの相談など、あなたの時間を邪魔するものは非常に多いです。中にはサボろうという誘惑や、集中できず残業前提でだらだら働いてしまうという人もいると思います。
 
1日の使い方はあなたの人生を変えます。この1440分をどう使うかを真剣に考えることで、人生を変えられます。

MITを決める

MITとはMost Important Taskの略で1日のうちに最も大切なこと、最も達成したいことです。1日の始まり、タスクを行う前にMITを決めることで、1440分をどう使ったのかを評価する指標となります。また、1440分の使い方をどう使うのかを決める助けにもなり、1日を効率的に過ごすことができます。
 
MITを決めるメリット
  1. 1440分の使い方をトライアンドエラーできる
  2. 短期的な目標設定ができる
  3. 短期的な目標の達成が経験できるため、タスクに対する達成感や幸福感を脳が感じることができる
  4. 長期的な目標を毎日意識し続けることができる
 
MITは1日に最大3つまで決めることができます。そして大切なのは決して並列に作業をしないことです。。人間の脳は並列に作業を行うことができないようになっています。一つの処理を行い、別の処理を行う際には切り替えのためのエネルギーと時間を必要とし、効率が落ちてしまいます。
 

スケジュールにMITを予約する

MITを決めたら、次はMITをスケジュールに予約しましょう。ここでしてはいけないのはTODOリストを使用することです。最初に書いた通り、1日は1440分しかなく、その中には様々な障害が存在します。やるコトだけを決めてしまうと、それらの障害タスクに追われてしまい、MITの優先度が意識しづらくなってしまい、最終的には今日も忙しい1日でMITが達成できなかった。などという状態になってしまいがちだからです。そのため、病院の予約をするかのように、自分の優先順位の一番上にMITを置くためにスケジュールに時間を予約することが重要となります。

MITにYesを、他にはNoを

MITを決め、スケジュールに予約したら、次にやることはタスクをこなしていくことです。MITを達成するためにしなければならないことを1440分を使ってやっていきましょう。しかし、やはり障害となるタスクは起きるものです。
 
お子さんが急に泣いてしまったなどという急を要し、尚且つ避けられられないタスクというものもあるとは思います。
しかし、逆に急を要さず、避けられるタスクというものも多数存在します。たとえば、部下からの質問や、メールチェック、SNSの通知、急ぎではない電話などです。やらなければいけないことではあるものの、急ぎではない。そのようなことに振り回されてやりたかったことができていない。そんな1日をすごした経験は誰しもあるのではないでしょうか。
 
今日の1440分の中でもっとも重要なのはMITです。どう1440分を使うのかを意識して、NOを突きつけていきましょう。
Noというのが難しい場合もあるとは思います。その時に使えるのが「予約」です。他人の予約を押しのけてまで自分の都合を押し進めようと思う人は少ないと感じます。そのため、急ぎではない用件にMITの時間を奪われそうになったときは、「この時間は生憎先約が入っておりますので」というようなニュアンスで相手に伝えることができると思います。
 
もちろん、優先したいタスクがMITの他にも現れることがあるかと思います。先ほどのお子さんが泣いてしまったなどがその例です。その時のために、MITのスケジュールを立てるときにはタスクごとにバッファを取って置くことが非常に重要となっています。
 

集中できる時間を知る

MITを実行する上で、一番大事なのは自分の集中する時間を知ることだと感じます。1日の上で最も作業効率が出せる時間帯、その時間に1日で最も達成したいタスクに手をかけることは合理にかなっているのではないでしょうか。
この時間は人によって異なります。朝集中できる人もいれば、夜にかけて集中できる人もいるかと思います。
 
大切なのは自分の集中できる時間を知ることです。そして、その時間には決して他の人には邪魔されない集中タイムをスケジュールの中に予約しましょう。私の場合は、朝の6〜9時に集中タイムを持ってきています。これは、自分の最も集中できる時間だと自覚しており、睡眠を取ったばかりで頭の中が整理されており、今自分が何をすべきなのかがはっきりしているように感じるからです。そして何より、この時間であれば他の人から連絡が来ることもありません。
 

参考

この本には、1日をどうすれば効率的に過ごせるのか、時間管理がうまくいくのかについて書いています。
また、成功者たちがどのように時間管理をしていたのかを、成功者の言葉を引用して伝えてくれています。
1440分の使い方、時間管理をもっと知りたいという人はぜひ購入してみてください。
集中する時間のための前準備
ー「集中」というものがどこから来るのか、どうすれば集中できるのか、どうすれば集中しやすくなれるのか。