NY金⑫
1273.4ドル▼1.9ドル

NY金は小反落。

前週末までの急伸に対する調整もみられ、値を消したが、ドル安・ユーロ高が一段と進行していることもあり、1270ドル台を維持した。

清算値決定後にドル安を好感して、プラス圏まで買い直される場面もみせている。

目先は1日に発表される6月の米個人消費支出や米ISM製造業景況感指数などが注目されている。

インフレ関連指数の弱い内容が続いており、12月の米追加利上げ観測の後退が金の上昇をここまで後押ししてきており、北朝鮮を巡る米国との緊張状態の高まりも、リスクとしての買いにつながった。

NY原油⑨
50.17ドル△0.46ドル
 

NY原油は急伸。

ロイター通信が発表した7月のOPEC産油量は前月比9万バレル増の日量3300万バレル。

サウジは5万バレル減の日量1002万バレルとなったが、リビアは18万バレル増の日量103万バレルに。

OPEC全体の減産目標達成率は84%で、一段と後退するなど、弱い内容だった。

その発表を警戒してズルズルと値を崩し、発表後にWTは49.18ドルの安値を示現したが、8月からのOPEC減産強化観測もあり、また、ドル安・ユーロ高を好感して値ごろ買いや打診買いから戻りをみせた。

NY石油製品の堅調地合いも支えになって、清算値決定にかけてWTは再び50ドル台を回復し、週明け早々に示現した50.06ドルの高値を更新している。


  by ジョージ地球
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