
北京で売られているグッチは偽物か?
盗まれたグッチの鞄がきっかけで、奇妙なうわさがインターネット上に広まっている。
事の始まりは、中国版ミニブログ・ウェイボーのつぶやきからだった。
■24万円のグッチの鞄は仕入れ値数千円?
「2万元(約24万円)で売られているグッチの鞄が盗まれた現場に出くわした!
だが、結局、警察は立件しなかった様子。
それは…きっと仕入れ値が数百元(数千円)だからに違いない!!!
もしくは、グッチ店では偽物を売っていたのか!?」
実際、中国では法律上2000元以上(約2万4000円)のものしか、窃盗罪として追求はされないため、立件されたなかったグッチの盗難事件について、大きな波紋が広がったのだ。
ネットユーザーの間では、「一部の店では偽物を売っているかもしれない」「もし本物だとしても店側の利潤が高すぎる」と言った意見や、「ブランド品自体の値段と販売価格とそんなに差があるなんて!
消費者は、商品に加えて、そのブランド価格も買っている」といった意見、「店のスタッフは、本当の値段を知らなかったんだ」など様々な書き込みが見られた。
ネット上で騒ぎが大きくなるにつれ、グッチも黙っている訳にはいかなくなったようだ。
■公式声明「イタリア製の本物です」
ついに正式に声明を発表し、「ネットで言われている数百元ということはありえない。」と否定した。
その上で「商品はイタリア製の本物であり、価格も中国の法律に基づいてつけられたものである」と説明した。
中国・人民ネットが報じたところによると、グッチ(中国)貿易有限公司の関係者はメディアの取材に対し、商品の仕入れ値平均は1.3万元(約16万円)だと話している。
近年、中国はグッチだけではく、海外のブランド会社にとって重要な市場になっている。
2011年の統計によると、中国は既に世界の贅沢品消費の25%以上を占めるまでに至る。
さらに、中国でこうしたブランド品を持つ事は、豊かになった“証”で、“高ければ高い程、富豪に喜ばれる”傾向があるため、他の国に比べても、確かに値段が高いのだ。
中国国内の贅沢品における粗利率は約50%前後と言われている。
中国メディアは、贅沢品=「豊かさの証」でなくなったとき、値段も少しは下がるかもしれない、と伝えている。すべてのトピックスをみる - livedoor トップページ
関連記事
「完璧すぎる美女」史上最高のミス・チャイナ「グッチは偽物を販売している」で大騒動にノーベル賞賞金140万ドルは何に使った?
http://news.livedoor.com/article/detail/6663614/
※この記事の著作権は配信元に帰属します。