【本】鈴木光司『光射す海』 | 本当はロバの耳なんだよ。

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『光射す海』
著者:鈴木光司








【あらすじ】
入水自殺を図った若い女性は、記憶を失っていた。
恋人だった青年は遠洋マグロ漁船の上にいる。
二人の間に一体何があったのか……。
運命をあらかじめ知っている人間はいない。
しかし、はっきりとした確率があるとしたら?
偶発的に誕生した遺伝子が特別の意味を持った時、恋人達はある宿命を背負い、日常の裂け目には一つの危うい人間関係が生じた。
(裏表紙より)




【感想】
『リング』『らせん』で名が知られている鈴木光司さんの本です。
ご本人もおっしゃっていますが、鈴木さんはホラー作家ではありません。
もちろんこの作品もホラーではない。

なぜかは分かりませんが、
鈴木光司さんの本に凄く惹かれるのです。
もう何冊も読んでいますが、この作品も面白くて一気に読んでしまった記憶があります。
(記憶がある…というのは読んだのが結構前で…笑)



いろんな人間模様が描かれる中で、
どうにも抗うことの出来ない“遺伝子”の存在。
由布子の最後の告白…。
「まじか!?」と単純なあたしは結構衝撃的でした(笑)
伏線はあったんですけどもね…苦笑。



オススメ。






光射す海 (新潮文庫)/鈴木 光司

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