兵馬俑と古代中国展 | 楡と桐

楡と桐

こなみと申します。
ピアノや放送大学(人間と文化コース)の履修状況についてつらつら書いております。
数年前はゲームなどの感想を書いていました。思い出がいっぱいなので残しておきます。


先週、兵馬俑と古代中国展を観てきました。

2階は秦、漢代の様々な出土品が展示され
漢の時代の騎馬俑はミニチュアサイズながら
あぶみのない時代の騎馬のスタイルを
間近で観られました。

ニーグリップと足先の動きだけで
馬を自在に動かしていたんだなあ。
足が攣りそうな角度でした。

1階は撮影可能で
ガラスケース内の兵士達をパシャパシャと📸

漫画「キングダム」に出てくるような青銅長剣。

長剣は秦の特長だそうです。

リーチの長さも強さの秘密かしら?

漫画では苦戦からの逆転劇が多いですが

実際この時代の秦は圧倒的な戦力で

次々と他の六国を滅ぼしたそうです。



秦代の兵馬俑は

等身大で190cm以上。

ここに展示されているものを見ても

装備、髪型、表情に至るまで、1人1人違い

2200年前の技術に驚きます。


発掘時は鮮やかな塗色が残っていたそうで

プロジェクションマッピングもありました。

始皇帝のイメージカラー

黒の甲冑がカッコいいこと…


史記では冷酷で人を信じなかったと評される

始皇帝ですが

自分の墓を守る兵士の姿を

共に中華統一に尽くした兵達に似せて

作らせたのかも?

なんてロマンチックに考えたくなるのは

キングダムの嬴政のイメージかな☺️


なんにせよ

戦国時代を武力で終わらせ

初めて中華統一を成し遂げて

郡県制や度量衡など単位の統一など

新しい政策を短期間で打ち出すなど

凄い皇帝と臣下たちです。

始皇帝の死後

扶蘇が陥れられずに二代皇帝になっていたら

果たして秦は長く続いたのでしょうか。


髪の結い方も様々。

将軍俑は髷に飾りもありました。


仮に実在した将軍の1人だとしたら

誰だろう?なんて考えながら

じっくり観察したり

楽しい展覧会でした❣️


(おまけ)

キングダムの少し前の時代を描いた

「達人伝」も良きです☺️

こちらは打倒・孤狼の国(秦)な目線です。