5 5 詩集 思想詩集 返答詩集 おまけトーク(既にリア充説) | 私にとって詩を描くことは祈ることと同じ。それを私は希望と呼ぶ。

私にとって詩を描くことは祈ることと同じ。それを私は希望と呼ぶ。

それは闇の中に見出した光
苦しみに絶望し 痛みに涙して
その零れた雫が奏で 咲いた花のような光
それは絶望に対する楔 そして世界への賛歌
言葉は連なり詩となり 詩は列なれば物語となる

詩集 百花繚乱
「沈丁花」


香りは鳥を呼ぶ唄
風と響き合い彼方へ
鳥は誘われ詠い応える

安らぎと優しさを
奏でるように

束の間の協奏は
瞬く光のようで
永遠を願わずにはいられない


思想詩集 夢を探して
「その道の途中で」


 Ⅰ


考えないように 必死で生きていた気がする
止まらないように 動き続けていた

立ち止まれば闇に飲み込まれてしまいそうで
頭では分かっていても心が追いつかないままで

この道でいいのだろうか
不安はいくらでも出てくる

間違っていたらどうしよう
引き返せないかもしれない

望んだ道であったとしても
目指す場所に辿り着くかは分からなくて

太陽の眩い光が全てをかき消すようで

今日という日を生き延びるために
ただ歩くしかなくて

もっと速く 闇に捕まれないように
もっと遠くへ 光に届くくらいに


返答詩集 生きるための歌声
「過去に散ったもの 未来に持っていけるもの」


降り注ぐ出会いに 見失わないように
誓うように 旗を突き立てた

雲を手繰り寄せ 雨を招き 光に手を伸ばし 夜を超えて
歩き続けてこられたのは 立てた旗があったから

挫けそうな時は風を呼び 泣き疲れて眠る夜に星を願い
零した勇気が 道の彼方に光り輝いて揺れる

過去に散ったものは
大地に眠る原石のように

拾った願いを胸に抱いて
未来に持っていけると信じている

 

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おまけトーク

私は自分のことをそんなに陽キャでもないし、リア充でもないし、いもっぽいというか、さえないダサいみたいな言葉が一カ所に集まったような自分のイメージがあったんだけど、言って貰えた「ちゃんとリア充だよね」の一言に、そのセルフイメージがバラバラに砕けて割れて、なんか新しい自分はそこにずっといたんだけど、気づいていなかったというか。
こうやって自分はきっと、新しく塗り替えられていくというか、自分を更新していくんだと思う。