【アルファロメオ・ジュニア・ザガード】
前回、当初発表した世界の名車MYベスト10で、ランクイン車が入れ替わったことを説明したが、またもや入れ替わりが。フェアレディ240ZGと前期型フェラーリ・デイトナが圏外になり、別のイタリア車とフランス車がランクイン。
後者の実車は今後、お目にかかることがないかも知れないが、前者は四国からの日帰り圏内の場所で概ね年一回ほどは見られる可能性が高い。この次は来月上旬、確実に。
その車とはアルファロメオ・ジュニア・ザガート(JZ)。この車自体は以前紹介しているから各種説明はしないが、その時は自分で撮影した実車の写真はなく、ミニカーも1/64の後期型1600(写真右側)しか持っていなかった。
だからMYベスト10には入っていなかった。が、今年春、1/43のミニカーを購入したことがきっかけで好きになり、車名を英語で検索して、当該車が見られるイベントを探し、実車を見たことでランクインしたという訳。
その実車は前期型の1300。外観は1600と見分けがつかない。撮影したイベントは2年に1回、姫路市を拠点に約130台の車が周辺市町を二日かけて350~400km程走り、各ポイントでラリー競技を行う「コッパディ姫路」。京都、長野、東京でもそれぞれの実行委員会によって開催されている。
一番四国に近いポイントは、初日の参加者の宿泊所、淡路島の「グランドニッコー淡路」。入口の交差点で待ち構え、各車を狙ったが、お目当てのJZは直接ニッコーには入らず、一旦交差点を通り過ぎたので、その時は撮影機会を失ったものの、ニッコーの駐車場で撮影できた。
テール部はやや不格好ではあるが、フロント・マスクは惚れ惚れする。やはりライトが奥まった所にあると、デザイン性がいいように感じられる。
1/43ミニカーはスパーク・モデルの1300。ヤフオクでの落札だが、ダイキャスト製だと思ったら、レジン製だった。タメ口の生意気な出品者は説明なしでの出品。
1/43のダイキャスト製JZで、国内に最も出回っているのは淡い黄色のミニチャンプのものだと思うが、ヘッドライトとその下の補助ライトかウインカーの仕切り部の再現度に納得できなかったから、スパークにした。
外観も車内も造形は最高だと思うが、レジン製だけにフロントカバーの接着性が心配。ウィンドウ類もダイキャスト製のものに比べると強度的には不安が残る。
それでも、他のメーカーのレジン製と比べると、やや重量があるように感じられるから、そこがせめてもの救いか。
尚、実車の1300は来月の10月5~6日、二日かけて開催されるコッパディ同様のラリー競技イベント「ベッキオ・バンビーノ」でも見られるだろう。エントリー車の中に1970年製のALFA ROMEO JUNIOR Zがあるから。
このイベントは岡山市から南北の地域を走行するもので、国内最大規模だというが、国内を一週間程かけて走行するイベントもあったと思う。競技性の違いか。
年2回開催していることもあり、今回の秋期の参加台数はコッパディの半分以下の60台。それでも西日本のJZファンは見るべき価値あり。
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