2007年:アメリカ
監督:ティム・バートン
ティム・バートン×ジョニー・デップ
といったら私の好きな作品は
「シザーハンズ」
「チャーリーとチョコレート工場」
「アリス・イン・ワンダーランド」
だったんだけど
それらのブラックさとは明らかに違う
本格ブラック作品...
しかもミュージカル仕立て
無実の罪を着せられ投獄されていた
理髪師のベンジャミン・バーカー
なんで投獄されたって?
美しい妻を町で見かけた判事が一目惚れ!
邪魔な亭主を職権濫用で罪人に仕立て上げ
その後の奥さんに求婚しまくるためだ
あのさ...
夫がいなくなったからって
自分に乗り換えるだろって短絡的思考
オッサンの妄想だから...
世の中のイケメンを全員排除すれば
オレがモテモテに!みたいなことには
ならないでしょーが...
昔の家に戻ってみると
パイ屋の女将さんが2階の部屋に
カミソリを隠して待っていてくれた!
女将さんが言うことにゃ
奥さんはヒ素を飲んだって言うじゃない
しかも判事が娘を引き取って育てたと!
復讐の鬼となった男は
名前をスイニー・トッドと名乗ることに
ハサミからカミソリの使い手になった
ジョニーデップ演じる理髪師トッド
復讐を果たすべく町一番の理髪師と
対決して優勝してその評判を聞きつけた
その頃、判事に引き取られた娘は
家から一歩も外に出されず嘆いていた
たまたま窓を見上げた青年が
彼女の美しさに一目惚れ
この青年はトッドを救った恩人なのだが...
娘は窓から鍵を放り投げる
お互いに一目惚れだったのか
抜け出せるのなら誰でも良かったのか
そんなこととは露知らず
判事はジョアナと結婚しようとして
身ぎれいにするために理髪師のもとに
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
判事、ロリコンなのぉぉぉぉ?!
2人はそれぞれの思惑に胸踊らせて
歌いだしちゃったよ!
ほら、歌ってまごまごしてるから
邪魔者がやって来ちゃったじゃない
あ!やべっ!ジョアナんちの判事じゃん!
これがキッカケで判事を怒らせ
計画していた復讐が遠のいてしまった
とりあえずこの頃から
誰でもいいから殺しにかかるトッド
女将さんはその死体の肉を使って
ミートパイを出してお店は大繁盛!
2人の目的が一気に叶っ...て...
え?復讐のはずでは?あれ?!
ただの殺人レストランの話じゃん
唯一の理解者である女将さんと作戦会議
こんな険しい顔でピクニックですか
トッドの異常性に気づいてた少年が
女将さんに「僕が守ってあげる」と言う
健気な少年に母性をくすぐられる女将さん
でも女将さんはねトッドが好きなんだ
判事をおびき寄せる手紙を出してたら
ちょっと頭のイカれた浮浪オバサンが
2階の部屋に入り込んじゃって
サクッと殺しておくトッド
実はこの時ジョアナが一部始終を見ていた
やっと目的の獲物がかかったので
判事に自分の正体を明かしつつ
クライマックスの血しぶきシーンへ!
目的達成後、地下から女将さんの悲鳴が!
駆けつけてみると
さっきの浮浪オバサンにスカートの裾を
掴まれて驚いたという
「仕方ない、手伝ってやる」
女将さんは気が気じゃない顔...
トッドは死体の後始末をしようとして
浮浪オバサンの顔をじっと見る
...あれ?これ...俺の奥さんじゃね?!
死んでなかったことを知ってたのか?
女将さんを責め立てるトッド
女将さんをオーブンに入れ
奥さんの亡骸を抱きしめる
生きる気力を亡くしたトッド...
ベンジャミン・バーカーは
女将さん大好き少年によって
復讐される
なんだこの悲劇!!!
誰も幸せになってない( ;∀;)
父が母をサクッと殺してるところを
見ちゃった娘さんはどうしたんだ〜
2人が自分の両親だなんて
気がついてないといいね〜
つーかこの作品て
パイレーツ・オブ・カリビアンや
チョコレート工場だの
ネバーランドだの
おとぎ話みたいな世界のジョニーデップ
として大ヒット飛ばしてた頃なんで
その調子で見たら大変な目に合うぞ...
血しぶきドピューッな作品だからな...
もともとミュージカルだったものを
映画にしているからか
ところどころ大袈裟で舞台っぽい
というか日本でも
市村正親→トッド
大竹しのぶ→女将さん
で舞台になっているのだ
このキャスティング超似合うwww