監督・脚本は新藤兼人
1977年にこんな感じの事件があり
実話とフィクションを交えて映画化
これは面白かったけど
面白いと言ってはいけないような
内容だった( ̄ー ̄;
今回はあらすじを追ってみようと思う
息子の家庭内暴力に苦しんだ末に
とうとう息子を絞殺してしまう父親
裁判にかけられてこう証言
「息子を殺して私たちも死のうと妻と
話し合ったんです...」
水戸黄門やる数年前の西村晃さん♡
いきなり冒頭から息子を絞殺しといて
その後に親子の楽しかったシーンを
散りばめるのヤメロw
すごく悲しかったじゃないか...![]()
母親役は乙羽信子
息子役の新人、狩場勉は
芸名も狩場勉で
この1作しか活動してないみたい
コカコーラのCMみたいなシーン(笑)
進学校に通う優等生な息子が
家庭内暴力に走ったキッカケは
何だったんだろう?
父親は結構口うるさく将来に関して
プレッシャーをかける
母親は息子に過干渉
食卓で全く喋らない息子の背中だけを
写す演出がどこにも逃げ場がない
家庭内のストレスを物語る...
学校に行くとそこもプレッシャーに
押し潰される同級生たちの姿が
進学校ならでは...!って感じ
そんな学校生活だけど好きな女の子が
出てきてホッとした
でも何やらワケありっぽい
「母が再婚したおじさんと暮らしてて
母は3年前に亡くなったの...」
そんな話をしてるくらいだから
親密な仲ではなく
ただの気になる異性の同級生か?
そしてこの後、勉は女の子を
襲う(ビックリ)が失敗
その後、学校で彼女に避けられる勉
「なんで避けるんだよ」
え?!何でって...
ところがある日、電話でこの子から
「私、信州にいるんだけど来ない?」
とお誘いが!
え?どういうこと?!
もちろん、すぐに行く勉
「この部屋に泊まってるの」
とても高校生に見えない老けた2人
そして部屋じゃなくなぜか外で...
え?何で?!
雪、冷たいよ?
彼女はおじさんを殺してしまい
最後の思い出に勉に会いたかった模様
次の日テレビで彼女が自殺したことと
家からおじさんの遺体が見つかった
ニュースが流れる
その後いろいろあって荒ぶる勉
昼間からノラ猫のように
わいてくるご近所さんたち
仕事してないのか?
味方のふりしてるけど
きっと興味本位なだけ
裁判で軽い判決が出た夫に
全然喜べない妻が選択した道は...
冒頭とは全く違う印象で最後を迎える
視点がどんどん変わっていくのが
面白くて...
あぁ最初のこのシーンは実はこういう
ことだったのか!と
最初から最後まで飽きさせず
このゴミ箱?が蹴られたシーンも
やるせない心情が溢れ出てて良かった









