「モノクロームは、色が理解できないと撮れない!」? | 単焦点フォトグラファー
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Taken with HASSELBLAD 1000F + Tessar 80/2.8 on FUJI NEOPAN 100 ACROS

私自身、非常に好きな表現方法です。
白と黒の世界。陰影だけの描写は何故か魅力的に感じてしまいます。

じゃあ、なんで「色の理解がいる!」なんて言うんだ?などと言わず少々お付き合いを。

勿論、モノクロームが色鮮やかというワケではないのです。
写真を見れば色がないんだもん。当然ですね(笑)。

まず、カラーの話しからしましょうか。
「色相環」って聞いたことありますか?美術の教科書なんかには出てきますね。
特定の色と中心点を結んだ反対側の色は補色です。
 その2色は互いの色を引き立て合う相乗効果があり、「補色調和」と呼ばれます。
カラー表現をする場合、積極的に取り入れるとメリハリがある写真になります。
被写体が「映える」表現ですね。

ちなみに17世紀を代表する画家でレンブラント・ファン・レインは多用していますね。
作品の随所に「補色調和」を施しています。
「色相環」を見ながら作品を見ると、かなり勉強になります。写真表現に必ず良い経験となります。
捕色には、そのような効果があって視覚的にコントラストがつきますね。
色彩に関して、かなり知識があったようです。400年前の時代を考慮すると驚異的です。

さて、モノクロームに移ります。

「ざっくり」と補色調和について勉強しました。反対の色が持つ効果のことです。
『白』と『黒』は反対色です。これらを並べればコントラストも際立ちます。
モノクローム表現では重要なファクターです。

なので、一般の教則本には「光を探しなさい」だの「影を見つけなさい」だの
ライティングに関するものが多いですね。
さらに、ノスタルジーな雰囲気を出す為にアートフィルターで
「ザラつき」を演出することを指南したりする。(開いた口が塞がりません…)

真剣にモノクロームと向合いたいなら、色をしっかりと理解しましょう。
とても、シンプルな方法でモノクロの補色関係を理解できます。
「色相環」をモノクローム撮影して、「色」と「色なし」を見比べるだけです。

どの色が「どんなグレー(黒)」になるのかを理解するのに役立ちます。

赤と緑なんてカラーでは補色関係ですが、モノクロームの世界では通用しません。
赤いバラと緑の葉(ほぼ補色調和)をカラーとモノクロームで
撮影してみると違いがよく判ります。


「光と影」など、もっともらしい事を言う方もいらっしゃいます。(決して間違いではありません。)
それだけでは、モノクロームの表現が持つ可能性が死んでしまいます。
強烈な光と、極端な影がないとモノクロームは成立しないのでしょうか?

そんなことは、ありませんよね。
きちんと色を理解し、色の持つ反射率を理解すればいいと思います。
色が放つ白黒階調を理解すれば、モノクローム表現は可能です。

この点に関しては、私自身がまだまだ未熟な為、
先々、加筆・変更などがある記事ですが、誰かの「キッカケ」になれば望外の喜びです。