~はじまり2~ | 男の本音 ~自分を見つめ直すために~ 

~はじまり2~

もう日が落ち、辺りの暗さを考えると、おそらく6時半ぐらいだったのだろうか?
お腹が空いたので夕メシにすることにした。

夕メシといっても小洒落たお店なんかではなく、行ったのはファーストフードであった。
まだ学生のノリの延長線だったのだろう。
今考えれば想像できない。
告白してOKを貰ったあとの夕メシがハンバーガーだなんて・・・

まぁでも何を食べても一緒なら美味しい、そんな感じだったんだと思う。


空腹がおさまり、2人で海の近くまで歩いた。

夜風が冷たい。昼間は夏を思わせるぐらいだったのに、半袖1枚では風がとってもスースーする、やっぱり6月の海風である。

(寒い → くっつく口実になる)

そんな恋愛マニュアル的なことも考えていたが、気づくと俺たちは、肩と肩が、腕と腕がこれ以上近づけないぐらいにくっついて歩いていた。


手すりのところで立ち止まる。

(キスしたい!)

オレの頭の中はそれしかなかった。さっき芝生の上であれほどキスしていたのにもかかわらず、オレはT子の口唇を欲していた。
目の前に広がるかすむネオン群や周りのカップルの様子などまったく目に入っていなかっただろう。

「寒いだろ?」

そういうとオレは薄手の上着をカバンから取り出し、そして彼女の肩に後ろからかけてあげた。

「ありがとぅ・・」

T子が言い終わらないその時、オレはT子を後ろから抱きしめ、そして素早く彼女の横に体をすべらせ、そして、、、キスした。

T子も欲していたのか、この時のキスは激しかった。
初めてT子がオレの中に舌を入れてきた。
辺りの暗がりが彼女を積極的にさせたのだろうか。
激しく激しく・・・

オレも上半身下半身ともに興奮していたが、頭の中はすこし冷静だった。。
自分の下半身をT子に当てないように少し腰を引き、そしてこれから先のことを考えまわりを見渡しながら、しかし口唇と舌はしっかりとT子を捕らえていた。

オレは生まれて初めてキスで責められた・・・


T子の吐息が荒くなってくるのを感じ、そして自分が今までになく興奮しているのを感じ、T子の手を近くの陰まで引いてオレは彼女の胸に手を伸ばした。

シャツの上からでもわかるその柔らかさと弾力。

俺の手はだんだん激しくなる。

T子の吐息が微かな声に変わったとき、オレはボタンを外し手シャツの中に、そしてブラの隙間から直接温かい感覚が手のひら全体に伝わってきた。


そしてオレの人差し指の指先がT子の乳首に触れ・・・

っとその時、T子が口を開く。

そして絞り出すような声でこうつぶやく。


「こ、ここじゃ・・・」


おそらく、彼女はもう大変なぐらいに濡れていたのだろう。
そして、濡れていたのはオレも例外ではなかった。。


オレはうなずきT子の潤んだ瞳と口唇に軽くキスして、そして立ち上がった。
彼女はそそくさとボタンを閉じ、身なりを整え、オレはT子の手を取って歩き始めた。



オレたちの向かう場所はひとつしかなかった。