何でも、「約半分」の人は経験があるそうです。

 

それは何か?と言えば「カスハラ」。カスタマーハラスメントの事で、ある調査によれば「サービス業」従事者の半分ほどが経験ありと言う調査結果が出ました。まあ、そういう事なんでしょうねぇ。

 

まず、「それは絶対にダメ」という前提は崩さず、持論を少々。

確かに「目に余る行為」ってのは、たまに見ます。そしてそれは「良くない事」でもあります。しかし、「じゃ店員の側はまともか?」という事は、一切考えなくても良いのでしょうか?

年齢に限らず、今の「店員さん」は、口の利き方も知らない・態度も悪い、そういう人結構見ます。それは許されて、それにキレる人は「悪人」って、ちょっと理不尽にも感じる訳です、オレは。

 

時代は変わり、色んなものの「システム」も変わり、昔の慣習は通じない・・・それはわかりますけど、だからと言って「客商売の基本」が全面的にリニューアルした訳でもなく、またそういう文化が日本の良さではないのでしょうか?と。

「おもてなし」なんて、そういう事ではないのかね?

 

金髪・鼻ピーで、「ふくろいります?」なんて・・・いやいや、金髪もいいでしょう、鼻ピーのまあいいでしょう、口の利き方もまあいいでしょう・・・しかしながら、それが全部「接客業」として「まともか?」の議論は、もういらないのでしょうか?と。

 

なんでもかんでも「お客様」ではありません。そこには「客と店」の暗黙の了解が、一定のルールやマナーってのはある訳です。それらを全部無視して「うちはこうですから」となれば、そりゃもめ事は増えるでしょうね。

車の「煽り運転」と一緒で、発端は「やられたドライバーの悪質運転」かもしれないじゃないですか? だからやり返すってのはダメですけど、それには触れず「煽り運転だけが悪」ってのは、なんだかスッキリしませんね。だって、結構目にしますから、特に「高齢者」「女性」そして「サンデードライバー」。まあ酷いもんですよ、実態は。

 

だからと言って「煽り運転で仕返し」はダメですよ、間違いなく。

じゃ、どうしたらいいんですかね? こういうのは。そして、発端は「映像で流れず」「煽った運転」だけの映像は流されて、「問答無用で悪質運転」と、バッサリ切り捨てられる。

 

おかしくないですかねぇ・・・。

 

 

過去に何度も書いてますが、学生時代のバイト先の店長の言葉・・・

「自分が客からやられて嫌な事は、自分が客の立場の時にやるんじゃない」

素晴らしい言葉ですね、かれこれ40年以上忘れない言葉ですから、きっと死ぬまで忘れないでしょうね、こんなクズでも。

 

こういう事じゃないんですかね? 本質は。

客も店側も、お互い様の精神で、もっと言えば「相手の立場に立って」という事を忘れない。まずは、そこからでしょう。なんでもかんでも「ネットにあげて叩く」のではなく、「盗人にも三分の理」というように、一歩引いて相手の気持ちを忖度する。違いますかね?

 

ってか・・・

そういう風潮の世の中になってしまったという事ですよ。みんな「余裕がない」。心のゆとりなんてのは、もはや死語で、「自分さえよければ」が「一丁目一番地」。そこに、コロナで精神をやられて、貧困が追い打ちを変える。承認欲求なんて言葉が独り歩きし、全世代で「孤独感」が満載。そして「世知辛い世の中」を「政府が政治家が創出」しまくる。

 

なので・・・ハラスメントはダメですよ!絶対。しかし、それだけか?と感じる訳ですよ。

 

先日の「ホームの理不尽」も、「特定の少数の人」の行動が「ルールを変える」となる事。それが「当たり前と感じる」「それが正しいと感じる」。これがおかしなルールが世の中に生まれる第一歩です。

「少数の特定の人」の事であれば、その人に「直接話す事」で「お互い理解し」解決は出来る。しかし、それから「逃げる」。それだけ聞けば「そうかもね」という、そもそも論で対処する。そしてそれで解決できたような「気になる」。一定の「網をかければ解決する」と、本質から離れていく。

 

それが「今の世の中」で「当たり前の風潮」だとすれば・・・ズレてるのは「オレ」って事なんでしょう・大笑

 

だったら、なんでも「その考え方でやれ!」という事です。

ある面は「こう」で、ある時は「こう」・・・そんな使う人の都合で解釈を変えられても、世の中「まとまるものもまとまらない」って事じゃないのかね?

 

こういう事がありました。

あるゴルフ場で、競技の時「〇〇さんは新幹線で来るので、もう少し待ってください」

はあ???と思いませんか。

40分前に受付をし、10分前にティーグランド。それが「競技のルール」に書かれてます。しかしこの人、10分前に「キャディバッグ」すら、ありません。そしてそれを「コースが許して、他の人を待たせる」。

 

ある面で「優しいコース」ですけど、だったら「ルール違反に対しても同様に寛容か?」と言えば、全くそんな事はなく、アテストで「間違い」に気づいても「失格」です。OBもなかった事にはなりません。

しかし、同じ「競技のルール」に書かれている、「40分前の受付」も「10分前の集合」も、いやいや「スタート時間」すら守れない人が、堂々と参加し、それをコースが「堂々と容認する」。これじゃ、何のためのルールなのか? 守らなくていいルールってのが、ここにはあるのか?と・・・それずらきがつかにことが大問題。

しかし実際は、それを指摘する「オレのような人間」が、悪人のごとき扱いを受ける、それが実態。

 

 

なので・・・

 

どんなハラスメントもなくなりません。いや増える一方です。もっともっと増えて苦しむ人が多くなります。

だって、守ろうとする人が、いないのが実態だから。

いやいや、守ろうとする「感覚がズレてる・それに気が付かない」人は、一杯いるから。

 

悲しい事です。

 

 

災害時には思い出すのでしょうが・・・

平時は・・・「どうでもいい」らしいです・・・

 

お互い様とか、おもいやりってのは・大笑