まずは日大。
一連の不祥事で「アメフト部廃部」するようですが、これってまともか？と、オレは疑問です。まあ世間とはかけ離れた考えの持ち主ですから、そうなる訳ですが・・・。
悪いのは「ガバナンスの効かない組織でしょ？」であり、「何もやってない選手は責任取る必要があるのかね？」と。連帯責任ってありますけど、学校の一クラブでしょ？ そこでも連帯責任を問われるのであれば、もっと権限も持たせてもらわないとね。何かにつけて「主従関係的」に扱われる、選手と学校（部長・監督などのスタッフ）。なのに、問題が起これば「お前たちも責任を獲れって」おかしくねぇか？と、思う人もいると思うけど。
悪いのは「監督・コーチ・部長」などの執行部。そして何より「犯罪を犯した学生」だけでしょ。今いる選手も可哀そうだが、来年入学する事が予定されている「特待生」など、どうすりゃいんだ？でしょ。
学校がおかしいのは説明もいらないくらいで、所詮その程度のガバナンスなんだが、それを学生に責任を持っていく時点で「こいつら、なんも反省してない」だし「わかってねぇなぁ」と、オレは思いますね。
幹部連中で訴訟らしいが、所詮は「保身」のみ。もっと言えば「この先の天下り団体を確保するため」でしかない。ここで「全面的に責任」を認めると、次の天下り先に影響するっていう、姑息な考えしか見えてこない。それが「日大の現実」です。
日本一の学生数だろうが、歴史と伝統だろうが、所詮この程度の「村社会」がまかり通る、東京にあるけど「思想は田舎の大学」より劣る、そういう事でしか説明できませんな。
前にも書いたが「これから受験される学生さんはよく考える事です。誰か悪い事すれば『お前も同罪だ』」って言われかねない大学」だって事を。
しかし酷いな。
もう一つは、「鈴木宗男」さんのロシア訪問の是非。
所属の維新からは一方的に「排除」されまして、大方の評価は「国賊」だの、「国会議員としてあるまじき行為」だの言われてますけど、果たして本当にそうか？と。
思い出されるのは、故・アントニオさんの「イラク訪問」。湾岸戦争の際、イラクに留め置かれた邦人４０数名。所謂「人質」です。これを時の政府は手をこまねいていたが、アントニオさんは政府の意向に反して乗り込み、フセインと交渉し「全員救出」を成功させた。この時も、さかんに「国賊」だの批判されましたが、あの時、アントニオさんが行かなければ、人質は安全に帰ってこれたのか？という事です。
今回、鈴木宗男さんは一貫して言い続けていました。「ロシアにはロシアの言い分がある」と。その是非はともかくとして、国際関係で「戦争」となれば、解決するのは「交渉力」であり「対話」以外ありえないのですよ。そして、キューバ危機の時、アメリカでさえ「裏交渉」で危機を回避したように、表舞台の交渉だけで解決する事はあり得ないのです。それが国際紛争の実体ですよ。
何でも「使えるものは使う」という事で、ロシア通の鈴木さんを「利用する」くらいの腹がなければ外交は務まらない。それを「外交の岸田」と自認する総理が、何もしないで批判するってのは、どう考えてもおかしなこと。
更に、世論に乗って「即刻首を切る」維新という政党は「信じるに値しない政党」だって事です。橋下は嫌いだが「大阪維新はいいが、日本維新はダメだ」ってのは、こういうところで証明されたりするのでしょう。
鈴木さんの「本意」を探り、その上で「誤解を受けるので少々自重してください」程度で済ませれば、維新の話も聞きたくなるが、カメラを入れて「公開処刑」みたいな形で、「しょぼくれたじいさんをイジメてる」みたいなやり方は・・・パワハラと言わないのかね？と。
そりゃ、「渡航禁止」は出てましたけど、民間人ならいざ知らず「国会議員」が「自己責任」で行く行為は、建前論ばかりで、その実「何もしない行為」に比べれば、「法的には問題ない」だろうが、鈴木さんは「ある種の法を犯した」のであろうが、どっちが「政治を任せられるか」と考えた時、エッフェル塔に観光旅行して「悪くない」と開き直る政治家より、よっぽど「信用に値する」とオレは感じる。
まして、「政府の特使」で行かせれば諸外国の批判を受けるだろうし刺激もするだろう。が、一人の「与党の政治家」でもない鈴木さんが、「勝手に行った」事であれば、そういうものも薄まるし、現に相手の政府高官と会えたんでしょ？ だったら、その情報を共有して「日本独自の外交政策」を作って対応すれば、世界にからは批判されるどころか「日本もやるな」と思われるんじゃないの？
まったく、「多数派」の意見「正論もどき」を振りかざし「何でも批判」ってのは、「〇〇警察」などの「ネット民」とどれだけ違うのかね？そしてそれを「大手メディア」が、恥ずかしげもなくやるかね？？？
本当に、よく考えて欲しいものです。
って事で・・・
今夜の頭の中は忘年会の事だけです・大笑