色々スポーツが面白くなってきましたねぇ~さすがは「スポーツの秋」とでもいいましょうか、冬のスポーツも始まりまして、プロ野球は佳境を迎えてますが・・・あんまり興味がわきません。その理由は、このブログをお読みの方は想像してください。

 

さてさて、ラグビーも書きたいが今回は「世界バレー」。24年のパリを見据えて「真鍋」を再起用した女子は楽しみです。男子も楽しみではあるが、女子は全くスタイルを変えているから。監督が代われば方針も変わり・・・というのは当たり前ですが、例えばサッカーなどは、オレには「どのくらい変わったか?」が、あまりわかりません。選手が変わってボールの動きが変わったというのはわかりますが戦略的な部分は?と。ま、素人ですから^^;

 

女子バレーは、前監督の中田氏の時と比較して選手起用も含めて大幅に変わり、大きな変更点は2点。レセプション・ディグの強化。そして攻撃のスピードアップ。選手に関しては、引退などもあり変わるのはある意味「当然」なんですが・・・一番変わったのは、「大黒柱に依存しないチーム」とでもいいましょうか・・・例えば古くは「メグかな」の頃。前回の東京では「黒後」などなど、エースと呼ばれる選手を中心にチームを作ってきた歴史があるが、今回はそれで言えば「古賀紗理奈」。

 

しかし、違うのは・・・「エース頼み」ではないという事。前のチームでは「黒後のチーム」を監督も指名したが結果は、その重圧に耐えられず、自滅。これは選手の責任ではなく監督の責任。今回は、確かの「古賀のチーム」なんだが、それは「キャプテンシーにおいて」というエクスキューズが間違いなくついている。

攻撃面でチーム最多得点など目立つ活躍ばかりに注目されるが、本質は「キャプテンの仕事」をしっかりやっている。その部分が大きな違い。それは、古賀の資質もあるが、一番は「挫折をしっている」という、世界の一流選手と同じく、「経験値」の違いだろう。黒後は、その経験値もないままに「中心選手」に指名されて、ある意味「可哀そう」でもあった。

 

古賀のキャプテンシーの素晴らしさを、チームの中心ではあるが「古賀頼み」ではないことを示したのが、昨日の「40年ぶりのブラジルからの勝利」に表れている。その前の中国戦で負傷交代。なんでも「軽い捻挫」らしいが、昨日はスタンドから観戦。臨戦態勢で「キャプテン」に指名されたのが、一時は「引退」を考えていた「井上」。真鍋監督が口説き落として代表入り。十分な成績をここまで残しているが、昨日も大車輪の活躍。対角の「石川」、オポジットの「林」も機能し、センター戦も最近は強さが出てきた。その結果、専門家曰く「勝つべくして勝った」という事で、負けた中国戦からしっかりと修正してきたと、評価されている。

 

その石川にしても、早くから注目されてはいたが、黒後と同じく東京では苦しんだ選手。今回もアウトサイドヒッターでは3番手の存在で、主に「ピンチサーバー」として起用されている。これも「東京での経験を生かして成長した」という事でしょう。

 

戦術面での変更点を書いてみると・・・すべて「スピードアップ」している。そして、レセプション・ディグともに、精度が増している。ちなみに、レセプションとはサーブレシーブの事で、ディグとはアタックのレシーブの事。どちらも、次への攻撃の「起点」であり、前から「その改善」は言われていたが、近年になくよくなっている。

世界の一流国は、例えばサーブレシーブの際、4人が攻撃態勢の入るのは当たり前だ。両サイド・センター、更にはバックアタック・・・レシーブと同時に動き出し、ブロックを絞らせない。それが、レセプションを崩されると、セッターがどこへ上げるか概ねわかってしまう。そうなると高さで劣る日本は、部ブロックの餌食になると、そういう事だ。

 

しかし、今の日本は所謂「Aパス」がセッターに返れば、センターとレフト側がスタンバイ。更にバックもスタンバイ。

(ちなみに、女子の場合、ブロード攻撃というセンターが右サイドへ走って攻撃するパターンが多いので、レフト側のアタッカーはあまり使わないのが主流。男子の場合は両サイドのアタッカーとセンターを使って速攻(時間差」を仕掛けるので、世界ではリベロ以外は全員が攻撃態勢なる事も珍しくはない)

そして、両サイドからの攻撃も、開いたり絞ったり走るコースを変えたり、インターに打ったり長めに打ったりと、かなりの工夫が出来ている。それもこれも、レセプションがしっかりしてるから出来ること。要は、バラエティに富んだ攻撃が出来るという事は、しっかり守れているという事。

 

そしてサーブの強化。これも概ね成果は出ている。ピンチサーバーに起用される選手は、石川を筆頭にチームに返ればエース格。サーブだけってのは、あまり見なくなりましたね。あえて言えば、サーブを期待されて大学生で唯一選出された選手だけで、彼女もチームじゃエースですけどね。

そして選手同士、誰が出ても活躍する。言い換えればリザーブ陣との実力差がないという事。今回リベロの内瀬戸なんてのは、チームじゃエースですからね。しかし、そのレシーブ力を買われて代表入り。確かに、高さの面で世界では厳しいのが現実で、しかしレシーブだけなら負けてないという事。

 

女子は「身長190オーバー」の男子大学生などと練習して強化しているが、男子並みのスピードがなければ練習にもならない。アタックは全部ブロックだし、打たれればブロックの上から落ちてくる。しかし、それをスピードで上回れば、攻撃の形は作れるという事。それを、繰り返し練習し、チームで理解度を上げ、チーム・メンバーを信じて、「自分が決める」ではなく、「自分は与えられた仕事をする」という意識で徹底している。それが結果に結びついている。

 

真鍋さんて、凄いんだね。短期間でこれだけチームを変えるんだから。そして、挫折から這い上がった古賀選手。大変だろうが、頑張ってほしいものです。予選リーグは厳しいだろうが、その次のステージでは復帰して、また活躍してくださいませ。

黒後も、コートへは復帰したようですし、能力は高いのですから、また代表に呼ばれるように頑張ってほしいと思います。

 

おまけとしては・・・

卓球もやってますね。男子は諸般の事情であまり見ませんが、女子は現在「問答無用」で「早田ひな」が日本の中心でしょう。世界ランクも「大魔王・伊藤」を抜いて世界5位。(伊藤は6位。ちなみに、ベストテンに入るだけでもすごい事です)

個人もダブルスも・ミックスも・・・輝いておりますね。この選手も、リオも東京も代表には入れず、東京ではリザーブという、一種の挫折・苦労を経験した選手。平野もその前に同じような立場で頑張って代表に入った。

そういう選手は、視野も広がり・経験値も上がり・・・本人さえその気があって、努力を続ければ「強くなる」と、そういう事ではないでしょうか。

いいですねぇ、所謂「特待生」じゃなく、地道に努力を積み重ねた選手が、花開くのを見るのは。あの「野球バカ」など、爪の垢でも・・・は、やめときましょう・大笑

 

 

最後にゴルフ。

女子オープンは現在行われてますが、下部ツアーのステップで、個人的注目「北海道出身選手」の「宮澤」さんが優勝です。今年だけで、最終日最終組は4度。やっと優勝に手が届きました。ある方の情報によれば庁が付くほどの「天然」だとか。しかし、見ている限り、カメラが寄っていけば、どんな場面でも「笑顔で会釈」し、ミスショットの時も、ナイスショットの時も、アナウンサーが「お約束のこの笑顔」というほどで^^;

天然でもなんでも、こういうのは「クラブを叩きつけたり」「拍手を貰ってもふてくされてる」よりは、数万倍「気持ちいい」し、容姿はともかく「可愛い」と思います・・・注・セクハラ発言ではありません。

 

ホント、どうしちゃったの?ってほど、最近は北海道の選手が多いです。一押しは黄金世代の「山田さほ」選手なんですが・・・北海道の黄金世代と言えば「さくらちゃん」の小祝選手ですね。

全国区での実績は、ゴルフサバイバルで優勝した?くらいでしょうが・・・期待はしてます。もう少し「体が出来てから」ですかね、まだまだスリムですからね・・・注:セクハラ発言ではありません。

 

宮澤さんは、これでステップの賞金ランキング2位浮上。ステップでは珍しい4日間競技でしたから賞金も多めで・・・このまま2位で追われれば、来年は「半年シード」扱いになりますから、レギュラーで活躍して欲しいものですね。

 

しかしまぁ・・・どこもかしこも「若者」ばかりで・・・じいさんは大人しくTVで観戦するしかないようですなぁ・大笑

 

 

老いたら・・・

邪魔だけはしちゃあきまへんで~若者の。

よく「盾になり、越えて行け」なんていいますが・・・

そういうの「老害」と紙一重でっせ~

 

知らんけど・笑