さきほど終わりました女子ツアーの国内メジャー「日本女子プロ」。

ツアールーキー・川崎選手の逆転優勝でした。

 

最終日の64は当然凄いが、川崎さんは「予選会」からの優勝です。予選会はともかく、今シーズン出場10試合。ランクも100位オーバー。リランキングもここまで65位と、この先の出場すら危うい状況。そこからの一発!

 

知ってましたよ、アマの頃はナショナルチームにもいましたし、当然注目のルーキーだし、ステップで今年既に一つ勝ってるし・・・がしかし、そこまでじっくり見た事がなかったので、今日はしっかりと拝見しました。

 

素晴らしいスイングしてますねぇ。まあ、勝った試合は誰でも「完璧」なんでしょうが、あのスイングは素晴らしい。ってかオレの好みではあります。スイングアークが綺麗で、ヘッドの使い方がシンプルでブレが少ない。女子の場合、フォローでインサイドに振る人が結構いて、今で言えば「稲見」や今日の最終組「森田」なんかもそうですが・・・あれだけ綺麗に振りきれる、しかも「バネ」を感じる力感のあるスイングで飛距離も出る。同期で言えば佐藤選手なんかもそんな感じですが、佐藤選手のほうが、「前で振る」感じで、全体的なバランスは川崎選手のほうが好みではあります。こりゃ、突き抜ける可能性もありますなぁ、見た目はJKか?って感じなんですが^^;

そしてなにより、オレらしい言い分で言えば、「派手なガッツポーズやリアクション」のないのも好感が持てますなぁ。

 

ルーキーで、開催地の京都出身で、プロテストの会場が今回と同じ「城陽」で、出場資格を予選会で獲得し、勝負のインコースが「30」。終わってみれば「3打差」の圧勝。まさにシンデレラでしょうねぇ・笑

 

おめでとうごさいます。このまま、順調に、まずは「体力」をつけて頑張って欲しいものです。やっぱり「体力」がないと戦えませんから。失礼ながら言えば、アマで圧倒的な実績がある安田選手などは、体調管理で苦戦している訳で、そのあたりが今後の課題でしょうね。

 

という事で、ポンコツスポーツコメンテーターとしては・・・

その陰で、着実にポイントを稼いでおり、来期のシードがほぼ見える位置にいる・・・以前ここでも「注目ルーキー」と名前を挙げた、小倉さえ選手、あべみゆ選手・・・今回も活躍し、未だにメディアでも取り上げられる機会もないが・・・頑張っております。どんな成績でも注目される選手もいれば、頑張っているのにあまり取り上げられない選手もいて・・・オレは、そういう選手の中から「注目株」を見つける・・・それもツアー観戦の楽しみです^^

ちなみにシード争いという事で言えば、今年も大幅に「入れ替え」となりそうですね。初優勝も多いし、若手が頑張ってますからね。

 

今の心配は、これもまた「ルーキー」から注目し、渋野の親友なんてので注目されたが、昨年実力でブレークした「大里選手」が現在極度の不振に陥っている事。それでも能力はあるので、それなりにはやっているが。

 

まあ、生意気に言えば昨年の実績で注目度が増し、TVなどでの露出も増え、LPGAで新設された「ブライトナー」なんてのにも選ばれて・・・それはそれで悪い事じゃないが・・・「オフの練習時間がしっかりと確保出来なかったのか?」と感じております。こういうのは、よくあるパターンで、成績が上がれば上がるほど、岡本さんの言葉で言えば「欲が出ると練習するようになる」のがプロである訳で、その練習が思うように出来ないタイプだったり、自分から練習時間の確保できない事を問題と感じなかったり・・・言い方は失礼だが、「勘違い」や「環境の変化」で崩れる事が間違いなくある。それはなんとかして欲しいよねぇ、あれだけのポテンシャルを持っていて、それが開花し始めたのだから勿体ない。

 

まあ、今の女子ツアーは実質「25歳以下の争い」である訳で、ちょっとした事ですぐに追い越されていく。

それほど「若い選手が上手い」という事で、加えてプレッシャーで手が動かないなんてのは、今の若手には見当たらないくらいの、試合慣れもしている。今回の川崎選手にしても、後半とったバーディで一番長いので18番の6mくらいでしょ。あとは全部3m以内の「ショットで取った」バーディで、8番のイーグルがその代表格。17番もティーショットを3Wセカンドはウエッジで1.5mってんだから。パターも上手くショットが絡めば、当たり前のように凄いスコアを出してくるのが、男女を問わず今の若者の特徴。

 

そんな中で、伸びていかなければ追い越されると言う事で・・・現状維持ではジリ貧になる。厳しい世界で生きてる訳で・・・

 

ま、ジジイの戯言はこの辺で。

 

 

そんなこんな、CSから地上波と・・・全部見ちゃったじゃねぇか・・・面白い優勝争いだったので・大笑