始まりましたね、ラグビーワールドカップ。

そして初戦・・・勝ちました・・・格下ロシアに。

 

まあ、ラグビーのワールドランクは、実力通りとはいかないもので・・・なんたって、現在の1位がアイルランド・・・弱いとは言わないが、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、イングランド・・・その次位の実力でしょう・・・冷静に見て。なのに、こういう事が起こるその理由は、ラグビーは「国と国との対抗戦」が、その歴史にあるからで・・・「一堂に会して戦う」ワールドカップの歴史が浅く、今回で9回目・・・約33年の歴史しかありません。なので、ゴルフなどのように・・・強豪選手がツアーを回る・・・そういう競技の世界ランクとは違ったものになると、そういう事ですね。

 

例えば、昔の「ファイブネーションズ」みたいなものはありましたが・・・それ以外は、ほぼ「国と国」の対抗戦が、その歴史です。

 

日本でも、学生などは未だに「対抗戦グループ」という名前が残る通り・・・学校と学校の対抗戦から始まりました。

なので・・・以前は、同じ「対抗戦グループ」であっても、対戦のない学校もあり・・・順位決定も複雑で・・・という変則形式を「一つのリーグ」としたり・・・そういう事もありました。

 

年月で、試合方式も変わりルールも変わり・・・プロ化もされ・・・プロリーグが出来たり、南半球の強豪3国で「トライネーションズ」を作ったり・・・歴史のある競技の割には、変革は進んでおります。

話題のTVドラマの「ノーサイド」でやるような、「古い体質の協会」は・・・ま、多少は残っているでしょうが、かなり改革されてきている・・・と、思います。その礎を築いたのは・・・歴代の役員、その代表格は、今は亡き「平尾誠二」です。

 

ま、ラグビーの歴史の話はいいでしょう・・・が、弱小国だった日本が・・・例えロシアと言えど、「5ポイントを取りに行く」と言い、その通りになり・・・変わったものです。が、ラグビーは、第一回から予選をすべて通解して出場してる「実績」もあります。

 

さてさて・・・

ラグビーをよく知らない人の、今一番?の疑問と言えば・・・ルールの事もあるでしょうが、間違いなく・・・「どうして外国人が出ているのか?」と言う事でしょう。

 

まずラグビーの世界認識・ルールとして・・・①国籍を有する国の代表経験がなく、プレーする国を代表するリーグで3年間プレーした・・・

というものがあり・・・多くの選手は、これに該当し「日本代表」として選ばれています。

また・・・昨晩活躍した「松島」のような、ハーフで元々が日本国籍という選手もいます。更に・・・②日本に帰化して国籍変更した選手も、少なからずいます。その代表は、キャプテンの「リーチ・マイケル」選手。本名は、「マイケル・リーチ」・・・帰化して「リーチ・マイケル」

 

高校生から日本にきて、日本で強化し代表に・・・そして、国籍まで変更して・・・代表として活躍している・・・そういう選手は・・・外国人ではないでしょうね・・・と、オレは思います。そして、そういう選手は・・・例えば南アフリカの選手などは・・・「とても光栄に思う」と、堂々と日本の為に戦っています。裏を返せば、一度日本代表になってしまったら、どんな優秀な選手でも「母国の代表にはなれない:という事でもあります。

 

今回の国歌斉唱・・・外国人がまともに喋れない日本語で「君が代」を歌ってました。本当に、うれしい光景です。違うスポーツでは、日本人でも歌わない人もいる・・・なのに、外国籍の選手も歌ってる・・・

 

例えば、釜石シーウエイブスという、トップリーグのチームがある。昔の、新日鉄釜石・・・選手権7連覇、天才・松尾で有名な強豪チームですが・・・時代の流れ、所謂「鉄冷え」で・・・親会社の新日鉄も合併になり・・・クラブチームとして活動してますが・・・あの震災の時・・・釜石のボランティアを積極的に行い・・・その中心が、日本人選手よりも外国人選手だった・・・「力仕事ならオレたちの任せておけ」と・・・尻込みすることなく・・・そういう、地域との繋がりもあり・・・そして、「自分たちは釜石の住民」という意識もあり・・・

 

ラグビーの精神は、色んなところで紹介されてますから、あえて書きませんが・・・それ以前に、海外からやってきて地域に根差し・・・そういう選手を・・・「外国人」と、一括りで言う事は・・・最早時代遅れでしょう。

 

見かけは違っても、堂々とさくらのジャージを着て、堂々と戦う・・・国籍まで変えて、日本チームの為に戦う。国歌斉唱では、わからなくても、できなくても・・・歌おうとする。そんな選手たちに・・・オレは感動もするし、感謝もする。良くぞ、日本に来てくれたと。

 

中には問題を起こす選手もいる。がしかし、それは日本人でも同じ。

なので・・・

八村も、大阪も、ケンブリッジも、ハーフナー・マイクも・・・誰もかも・・・ハーフだろうが、帰化だろうが、なんだろうが・・・もう受け入れる時代でしょ? 島国日本も・・・そろそろ、人種だの肌の色だの・・・そういうので・・・外国人と思うのは、変える時代に入ったと・・・オレは思います。

 

その中で・・・一つだけ言わせてもらえば・・・オリンピックのメダルのデザインを「旭日旗を想定させる」と言った・・・わけのわからない国の選手が・・・それ以上に「旭日旗」に見えるだろう「ジャパンのジャージ」で出場していた。あの選手は・・・国に帰れるのだろうか?と心配なった。

あれだけ、半日の国で・・・自国の代表にならず日本代表として戦う・・・他人事ながら心配ですね、何かの火種になりはしないかと。

 

今回・・・自国開催という事あり、かなりの注目と期待をされるだろうが・・・ラグビーは、「強いチームが勝つ」と言われ・・・フロックはないと言われるスポーツ。その中で、日本はどこまで戦えるのか? 興味は尽きません・・・

第二回の予選・・・秩父宮ラグビー場で仕事をさぼって応援した・・・大好きなラグビー・・・その「秩父宮」が、国立の建替えに伴い・・・今回使用できないのは・・・本当に寂しい。日本ラグビーの聖地・・・それが・・・バタバタの影響を受け・・・残念でならない。

とにかく、頑張ってほしい・・・最後まで諦めず・・・「前へ」んも精神で。

 

 

おまけ・・・

昨晩、TVで観戦してると、息子が一言・・・「ラグビーって、やばいね」。

「何が?」と聞いたら・・・「あのぶつかり合い・・・喧嘩じゃね?」と・・・

そう・・・ラグビー選手は・・・コンタクトさせればスポーツ選手最高峰です。

例えれば・・・相撲と同じように100キロ超える選手同士のぶつかり合い・・・

加えて、相撲は1対1ですが、ラグビーは複数にタックルされる・・・

 

プロテクターなしで、あのコンタクト・・・筋肉がプロテクターと言われてますが・・・そこまで鍛えて・・・例えばサッカー選手のような高額年俸はありません。特に、日本ではプロ化されたとはいえ・・・ゴルフのシード選手・・・下位クラスです。それでも、懸命に戦う・・・身体能力は・・・最高峰でしょうね・・・ラガーマンは。体重100キロで、100m11秒台・・・脅威です。

意識がなくなっても戦っている・・・そういうハードなスポーツで・・・生の迫力は物凄い・・・残念ながらチケット取れず・・・でしたが・・・ワールドカップじゃなくても、国内のトップリーグでも・・・一度、生で見ることをお勧めします・・・凄いから・・・マジで。

 

バレーボールもレスリングも・・・今、色んな競技で来年に向けた戦いが行われています。

かと思えば・・・毎度お馴染み「騒動」も・・・テコンドーで起こりました。

 

何事も・・・「金が動けば腐敗する」・・・そうなって欲しくないですね。

やっと、「激甚災害」の指定に向けて議論が始まったようですが・・・

口だけの「絆」は・・・もうやめましょう・・・

 

ラガーマンの・・・真の「チームプレー」、そしてその精神が、感動させてくれるように・・・

当たり前の事を当たり前にやる。

 

まずは、そこからでしょう・・・