谷口特有の・・・皮肉でしょ、これは。

 

こんな事がありました。

以下、引用。

 

3分ルール違反を懸念 谷口徹が自主棄権
8/23(金) 16:42配信 ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)より引用

◇国内男子◇長嶋茂雄招待セガサミーカップ 2日目(23日)◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)◇7178yd(パー72)

初日を1オーバー61位で終えた谷口徹が、大会2日目のスタート前に「体調不良」で棄権した。だが、真相はそこまで単純なものではない。

事の発端は初日の13番(パー5)。谷口のティショットは左に曲がり、林の中に消えていった。深いラフが密集し、同組の選手らと一緒に探したが、球はなかなか見つからない。今年1月から導入された新ルールで、球の捜索時間は3分とされている。そろそろ3分を過ぎたかなと谷口がティグラウンドに戻ろうとしたところ、ギャラリーが球を発見。谷口はその球をプレーしてホールアウトした。

だが、ホールアウト後に谷口は捜索時間が3分を超えていたのではないかと気になったという。誰も正確に時間を計っておらず、ルール上は何の違反も問われなかったが「やっぱり気持ち悪いからプレーできない」と、谷口は翌2日目のスタート前に自ら棄権を宣言した。

同組で回った重永亜斗夢は「ちゃんと測っている人がいたわけじゃないし、絶対に3分を超えたっていう確証はない。個人的には問題ないと思ったし、(谷口に)『オレは全然オッケーですよ』って言った」という。

もうひとり同組だったブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)は「かなり3分に近かったと思うけど、正確には分からない。だけど、これだけラフが深くて、フォアキャディもいない中で3分という捜索時間は短すぎる。PGAツアーや欧州ツアーと違って、日本ツアーはプレーが速いし、スロープレーも問題になっていない」と、ルールの合理性を問題視した。

一方、後続組からは、自分たちが12番グリーンに着いたときに球を探していて、全員がホールアウトして13番ティに来たときにもまだ探していた(だから、3分は超えているのでは?)という証言もあったという。

いずれも確証はないが、疑惑を持たれたまま(持ったまま)プレーをすることを嫌い、自ら棄権という道を選んだ谷口だった。(北海道千歳市/今岡涼太)

【ゴルフ規則18.2a 球が紛失またはアウトオブバウンズとなる場合】
(1)球が紛失となる場合。プレーヤー、またはそのキャディーが球を捜し始めてから3分以内に見つけることができなければ、紛失となる。

 

フォアキャディなんて、いないのが当たり前のアマでは、こんなのは日常茶飯事ですね。

一度、「戻ろうとした」のなら、自分でも疑義があったのですから、戻ってプレーすればなんの問題もない話。彼特有の「皮肉」でしょ、ルールに対しての。

元々、そういうところのある選手ですから、特段驚きはしませんが・・・最近は少し変わったかな?と思ってたので・・・やっぱりそんなもんねと。

 

そもそも・・・ルールがおかしいなんて言い出せば競技は成立しない。このあたりは、アマのほうが煩いかもしれないが、そこはいいでしょう。

「3分」というルールで、誰も計測してなかったから、言い換えれば「言いっぱなし」で済む話なので、ここまでで済むが、例えば「エリア外からのプレー」とかだったら、誰も文句は言わないし、言えない。同じ「ルール」なのに、これはおかしな話で、決まってる以上、「どんなルール」でも守るのが当たり前。「指摘されなかったが気持ちが悪い」なんて理由で棄権するのは、特にプロとしておかしな対応でしょ。

 

いつも言いますが、コンプライアンスと言う事で、「後で聞かれたときに明確に説明できるようにする」と考えれば・・・「ラフに入って見つからなそう」だった場合に、プロなんだから、自主的に計測する程度の事をやっておけばいい話。何もしないで・・・「やばいかな?」で、なのにそのままプレーし、後で申し出る。これが、トップのスコアでも、同じことをしたのかね?と聞かれて、堂々と「します」と言えるのか。

 

プロであり競技である以上、ルールはどんなにおかしなものでも「守るしかない」のであって、同伴者が「いいんじゃね?」と言って済む話じゃない。女子の「浜田」の時もそうだったが、ルールが変更になったら・・・今まで以上に勉強する。また、変わっていないものも改めて勉強する。

 

偉そうに言うオレも、最近「間違って認識」してたルールがあった。それは「修理地の扱い」。ずっと、「修理地はプレー禁止のエリア」であると認識していた。特別の規定がある場合に限り・・・例えば「プレー可能と判断すればプレーしてよい」以外はダメだと思っていた。

が、違った。修理地は「どんな状況であっても、プレー可能のエリア」だった。そのあたり、実は「修理地とサブグリーン」を混同する、ローカルルールが存在している事も事実なのだが。

 

要は、「修理地」で「プレー禁止」の規定がない場合は、普通にプレーできる。プレーをさせない場合は、「禁止を規定する必要がある」という事。逆に解釈してました。

しかし、通常コースが「修理地と規定するエリア」は、例えば芝の保護目的であったり、コースの改修が理由であったりして、プレーさせない場合がほとんどであり、「プレー禁止」と規定しないままで、実際は「プレー禁止」としているコースもある。

言い訳だが、こういう運用上の理由もあり、間違って認識していたと、そういう事で・・・実は「キャディ」に教わったという・・・恥ずかしい話。

 

がしかし・・・

その扱いで、以前もめたこともあり…改めて、色々調べ詳しく勉強してみたら、こういう表現が、裁定の中にあった。

「修理地は、特別の規定がない場合、プレー可能のエリアである。また、修理地として設定している「青杭、もしくは白線」で規定されたエリアに入ったボールは、修理地から救済を受ける事ができる」

 

どういうことか?

①、「プレー禁止の規定」がなければ、普通にプレーして問題はない。(プレーしてもよい)

②、修理地に入ったボールをプレーするゴルファーは、修理地からの救済を受ける権利を有する。

こういう事です。

 

ですから、「プレー禁止の規定がないコースの修理地でのプレーは強制されるものではなく、プレーヤーの判断で、そのままプレーするか、救済を受けてプレーするか」選べるという事のようだ。確かに、修理地からプレーを強制される、言い換えれば、修理地に入ろうが関係なくプレーしなけれればならないのであれば、「修理地と規定する」意味がなくなる。

以前、オレが指摘されたように・・・「修理地から救済を受けるな」なんて・・・そんな話は存在しないという事で・・・オレも間違ってたが、指摘したほうも間違っていたと・・・そういう話でした。

 

本当に勉強になりました。

 

まあ、どんなルールでも「守らなければ成り立たない」という事で・・・3分だろうが、5分だろうが・・・同じこと。

もっと言えば、ルール改正がなかったとして、今回と同じ処置をしたのか?という事で・・・5分であっても・・・測らず、感覚で処理したでしょうし、同じように棄権したかは・・・疑わしい。以前は、本当に曖昧でしたから、プレーペースについては。

 

いずれにしても、処置の仕方、棄権の対応・・・スッキリしない話ですね。

 

まあ、租適された場合に明確に説明できるように・・・知っておいて損はないので・・・

日々、勉強ですね^^;;;

 

しかし谷口も・・・

色々話題をくれますが・・・

今回は・・・「遼君」に任せましょうね・・・頑張ってますから・笑