ジャンボさんが亡くなったとの報道・・・ご冥福をお祈りいたします。
正直に言えば、特段の感情もない。彼の功績は疑いのないところだが、それと故人に対する感情は別物で・・・という、聊か「不謹慎」な書き方でしょうが、そういうことです。
プロ野球からの挫折で始まったジャンボさんのゴルフ人生。その後の、比類なき功績の数々。以前も書いたが「亡くなれば全てが良いもの」であるはずもなく、例えば「お笑いの天才」・やすし師匠なんてのは、人格はほぼゼロ。なので、偲ぶ気持ちが行き過ぎると、これまでの言動がすべて正当化されることには、以前より疑問が大きく・・・
ジャンボさんもそうでしょうが・・・自由奔放。やりたいようにやってきて、それが許される風潮に実績。時代も相まって「英雄」とされてきたが、彼の言動がすべて「素晴らしい」なんてことはない。これは、人間誰でも同じこと。良いこともあれば悪い子もとある。それを、特に日本人は「悪い事はなかったかのように」言うが、違和感マシマシ^^;
なんて書けば、なんだかジャンボさんを貶してる?と思うでしょうが、そんなことはなく、素晴らしい実績で、ゴルフ人気をけん引したのは間違いない。オレが好きか嫌いかは別として。そんなに好きな選手ではないが、昔は「ジャンボモデル」のアイアンを使用してましたよ。「MTNーⅢ・リミテッドエディション」。ちなみに、MTNとは、まさし・たてお・なおみち・・・そう三兄弟のイニシャルで、リミテッドエディションは、限定で発売されたモデル。これに、当時は「ほぼ」見たことがない「リシャフト」して使用。リシャフトなんて言葉もありませんで・・・グラファイト社が出来たころで、お願いしてやってもらいました。たぶん、このアイアンが、歴代で「使用時間」は一番長かった?かと。更に、これにはアマでやってる人を見たことがなかった一つの試みもありました。
それは・・・「アイアンの9鉄以下は全部長さが一緒」。当時でいえば「9・P・PS・S」の4本。たぶんプロでも「岡本さん」くらいでしょうね、やってたのは。岡本さんは「8鉄から下」でしたが。
それを、シャフトを変えるタイミングでお願いし・・・がしかし、ライ角やバランスの調整が難しい。ちなみに、ライ角の調整は非常に難しいです。そのままクラブを長くすれば「ライ角」は立つ。短くすれば寝る。やってみてください。そのライ角を「ロフトを変えないで調整する」のは、職人の仕事の域。なんどやっても出来なくて、結局やってもらいました^^;
話は大幅にそれましたが・・・
トッププロで「メタルヘッド」のドライバーを早い段階から使ってたのもジャンボさん。カーボンシャフトを使いだしたのもジャンボさん。芸能人並みに「TV」に出てたのもジャンボさん・・・なんでもかんでもジャンボさんが「プロゴルファーの代名詞」・・・そういう時代がありました。今では「女子プロコーチとして」名前が頻繁に出ますね。
東関道で「フェラーリを炎上」させたのもジャンボさん。奥様は「超」がつくほどの浪費家だったジャンボさん。自己破産したのもジャンボさん。韓国メーカーと日本人初の契約したのもジャンボさん。諸々、ジャンボさん。
ちなみに・・・ゴルフ界の「A・O・N」そして「K」・・・ビッグ4・・・そういう時代がありまして・・・その中で、「生粋の日本人」と言われたのも「ジャンボさんだけ」だとか、真偽のほどは定かじゃないが。
間違いなく凄い選手ではあるが・・・どの業界でもそうでしょうが・・・
「凄い」と「人格者」は別もので・・・だから逆に「魅力がある」ってこともあるわけで・・・
間違いなく魅力と言う部分では抜き出た存在だったことも、間違いありません。
たけしが品行方正だったら、あそこまで人気が出たかどうか^^;