過去問62 H23吉祥女子 | アッサンブラージュな日々

アッサンブラージュな日々

一日も人生も全て色々なものの積み重ね。
日々の発見、学び、息抜きなど、気負わず書きとめています。


算数教育家

中学受験算数専門プロ家庭教師

の安浪です。



今回は

激戦の中央線沿線で

がっちりと人気を得ている



吉祥女子。



難関校の中でも

「吉女(キチジョ)」の名称で

親しまれており、

進学実績も堅調です。



設立は

地図で有名な帝国書院を作った

守屋荒美雄さん(地理の先生)が構想し、

息子の守屋美賀雄さん(数学者)が

運営を始めました。



ちなみに私は

地理がかなり苦手ですあせる



さて、吉女。

どんな問題なのでしょうか。



制限時間50分。

問1は小問7つ、問2は中問、

大問3題。

(※過去問題集の都合により

第2回試験の内容となります)



アッサンブラージュな日々
(出典:声の教育社)



【共通】


○真面目。


○実力がいる。


○良い問題。



【私】

○問1

どれも定番問題ばかりだが

基礎のみではきついか?


○問2

約数・倍数。

切り口が良い。


○問3

水問題だが

実際は平面の比を問う問題。

面積比の骨太な理解度を

はかるのに良い問題。


○問4

タクシー料金。

授業ではサラッと1~2回しか

触れる機会がないので

苦手な子が多い?

(4)(5)はなかなか作り込まれている。


○問5

数の性質。

(1)~(3)は愚直に解くのみだが

(4)(5)は

約数の性質を心底理解できていないと

解けない良問。



【夫】


○豊島岡系だね。


○枝問で誘導がかかっているので

解きやすい。


○良い問題が多い。


○実力がないと解けない。



【最後に】


とても真面目な問題ばかり。



かといって、

「硬い」というわけでもありません。



合格者平均は7割前後で、

満点が出ることもあり、

それなりの算数力は必須です。



夫 「かなり力がないと

解けないと思う。

豊島岡の問題が

サラサラ解ける位じゃないと

キツイんじゃない?

まぁ、豊島岡と違って

誘導がかかってるから

その分楽かなとは思うけど」



どれも

特殊なテクニックが必要だったり

奇をてらっているわけではなく、

それぞれの単元の本質を

きちんと理解していないと

解けないだろうな、

と思わせる良問が多いですね。



学校の先生も真面目で

指導力があるんだろうな、

と思わせます。



出身者を見たら

国際的なバレリーナの森下洋子さん、

木村郁美アナなどに交じって

釈由美子さんがビックリマーク



グラビアアイドルのイメージしかない

釈由美子さんの印象が

一変しました.。



・・なんていうあたり、

人を学歴で判断してることに

なってしまうのでしょうか。



これはとても難しいテーマですね。。



さて、次回は

お嬢様学校といわれながらも

骨太偏差値の必要な白百合ですニコニコ