撮りためていた「疑惑」をやっと見ました。
岩下志麻はお美しいですな。桃井かおりの独特の喋り方も耳に残って、桃井かおりの物まねをしながら見てしまいました。
ストーリーは簡単に言えば保険金狙いでうんと年上の夫を前科4犯の若い妻が殺したのではないかと言う疑惑がおこり、そこから裁判で疑惑を解明していくというもの。池袋の疑惑の女とか、鳥取の疑惑の女とか近頃騒がれておりますが、やはりこちらは映画。ドラマチックな見どころがいっぱいありました。
なんと言ってもちょっとしかセリフのない役なのに大物が続々登場するあたりが映画特有の豪華さだなと思いましたね。
丹波哲郎
山田五十鈴
三木のり平
などなど、存命の方もそうでない方もいっぱいいっぱい出てきました。
主役のふたりのうちひとりが私のアイコン、志麻さんってことが何よりもステキでした。桃井かおり演じる球磨子もふてぶてしいが、それ以上にふてぶてしいのが志麻さん演じる律子。すげー態度がでかいの。あんな威圧的な弁護士の世話にはなりたくないね。
随所に見られるセリフも秀逸。
懲役太郎
チンコロ
ペンこじき
などなど、爆笑できる単語がいっぱいいっぱい出てきます。
知らない方のために懲役太郎は懲役を3回以上食らった人を指します。チンコロはムショの言葉でうそつき。ペンこじきは記事を雑誌なり新聞なりに書いておまんまを食べているけどでっち上げ記事を書いたりするようなろくでなしのこと。
柄本明演じる新聞記者に向かって桃井かおりが
「あんたみたないのをプェンこずぃきっつんだよ(ペンこじきって言うんだよ)」
と言い放つシーンで腹を抱えて爆笑しました。もちろん物まねもしました。
さしずめ似てない似顔絵を描いている私もペンこじきとか色鉛筆こじきとか似顔絵こじきとかそういう感じだと思います。否定しません。
柄本明の演じる記者は自分の想像した筋書き通りに裁判が進むように桃井かおりの昔の男に金を渡して偽証させるんです。この男を鹿賀丈史が演じているのですが栃木刑務所から出所してきた桃井かおり演じる球磨子を迎えに行くシーンでも爆笑しました。軽自動車で迎えに行くのですがその車に書いてあるのが「おしぼり」という言葉。おしぼりはやくざの資金源になっていることが多いので、この男がやくざのパシリをやっているゴロツキだってことが分かるんです。分かりやすい映画だ。
とにもかくにも笑えますので一度見てみてください。大笑いできます。1982年の作品です。
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「砂の器」が見たい。
