新事務所を移転しました!



新橋も交通の便がよかったので、離れがたかったんですが…

今度の事務所は「築地」を選択。

日ごろ業務でお付き合いのある、朝日新聞や日刊スポーツも

すぐ近くの立地に!



日テレも徒歩圏、飲食店も充実しているし

交通の便も新橋と殆ど変わらない位、以外に多路線の利用が可能!

皆様、お近くにお越しの際は、気軽にお立ち寄りくださいね。



さて、その事務所移転について、皆様にご紹介。


ご存じだと思いますが、事務所移転って

仲介料や原状回復なんだで結構な費用が掛かります。



余計な経費は当然掛けたくない私。


そこで、Webでいろいろと探していたところ…

東京オフィス検索 なるサイトを発見。


ここ、本当におススメです。


①物件の数が豊富

②間取り、その他諸条件が見やすい

③仲介手数料、最大で10万円!!!!



不動産仲介業者様には申し訳ないですが、

エンドユーザーの立場から申し上げると「仲介手数料」って

なんというか、やはり、払いたくない。



というわけで、値段が魅力だった東京オフィス検索 さんにお願いして

手ごろな物件をご紹介いただいたので

今日はそのお礼も兼ねて、みなさんにご紹介というわけです。



少ない手数料なのに、親身・丁寧にご対応くださった増○さん、

本当に感謝です!

プレスリリースとは、噛み砕いて言うと、

取材を誘致しようとしている商材のサービス内容や製品概要といった

基本的な情報を、簡潔にまとめた書面のことです。


これを取材してほしいメディアに送るのです。


プレスリリースは、現場のディレクターに振り向いてもらうための、

重要なファーストコンタクト。現代では死語に近いかもしれませんが、

プレスリリースとは、いわばラブレターのようなものです。


 まずは自分のことを相手に知ってもらう。

そして、受け入れてもらえるよう、アプローチする。

自分の魅力が最大限に伝わるよう、表現をするのです。


「私は、こんな人間で、こんなところが魅力です」
「あなたとは、こんな接点があります」
「あなたが興味を抱いている○○に、私もとても興味があります」
「あなたのこんなところと、私は相性がいいと思います」
「私に興味を持ってくれたら嬉しいです」
「できれば直接お話ししたいです」


あの手この手で、相手の気を引くのです。

まずは、少しでも相手に興味を持ってもらえるように、

相手の嗜好を考えて、書く内容を吟味します。


相手に振り向いてもらうためには、まずその人が興味を持ちそうなことを

書くのは当然ですよね。

そのためには、相手を知ることが大切です。

相手のことを知り、理解を深めなければ、

興味を引く内容など書けるはずもなく、内容はただただ

自分の魅力だけを書き綴る独りよがりの内容になってしまいます。


 それでは、せっかくのラブレターも台無しです。

読んだ相手を、ガッカリ、ウンザリさせるだけのものになってしまいます。
 相手を知って、深く理解をしているからこそ、

興味を持ちそうな内容を書き綴ることができるわけですし、

気持ちも伝わりやすくなるのです。


これが、前回お伝えした

「最低でも、番組についての知識を蓄え、番組内容を理解しておく」ということです。

そうすれば、若者をターゲットにした番組に、

高齢者介護用ベッドの新製品情報を送るような失態を犯さずにすみます。


そんなことをしたところで、番組で取り上げられることはおろか、

検討されることも100%ありませんから。労力と紙の無駄です。

相手を知って、理解していれば、

少なくとも門前払いをされるようなことはないでしょう。

検討される=放送候補の土俵にあがり、チャンスを得ることはできます。


つまり、番組内容を理解していれば、番組の趣旨に見合った

プレスリリースを作成することができますし、

自分たちの商材にふさわしいテレビ番組を選ぶこともできます。


そうすれば、少なくとも、プレスリリースは番組ディレクターの目に留まるはず。

その内容が番組にとって魅力的だと判断が下されれば、

やがてテレビで紹介されることになるでしょう。


詳しくは次回の連載コラム、「プレスリリースを書いてみよう!」で

お伝えしますが、中小企業・個人事業主など、

テレビPRに慣れていない場合は、自分が普段よく見ている

「情報番組」や「ワイドショー番組」を2~3選んで、

情報提供および取材依頼(プレスリリース配信)をすることを想定するといいと思います。


見慣れた番組なら、コーナーの趣旨なども理解できているでしょうし、

仮に「取材が殺到」なんてことになった場合でも、対応がしやすいはずです。

「情報番組」や「ワイドショー番組」は、平日の午前中や昼に放送が集中しているので、

見る機会がない場合は、VTRに録ってじっくりと

番組を研究してみるのもいいでしょう。


見ることが無理な場合でも、インターネットなどで番組に関する

情報くらいは、調べておくことをおすすめします。


間違っても、「100媒体にプレスリリースを配信して、一気に有名になってやる!」

などというヤマっ気は出さないこと。

番組内容も理解せずに、プレスリリースだけを闇雲に送っても、

効果の薄い、無駄な作業だけが増える

PR活動になってしまうのは、すでに書いた通りです。


効率よくPRするにはそれなりの情報収集、勉強が必要です。

自分たちの商材に合った番組を見極めること、

アプローチ方法を研究することが重要です。

そのためには、まず番組内容を知って、理解することです。


テレビで取り上げてもらい、計り知れないメリットを手にしようと

目論む企業の努力や心情は、テレビ側も良くわきまえています。

番組内容も理解せず、何も知らずに

「取材してください」と働きかけても、勉強不足はすぐに見透かされ、

相手にはしてもらえません。残念ながら、番組に全く関係ない情報を

相手にしていられるほど、テレビマンに余裕はないのです。


だからといって、見当違いの情報提供をしたからと言って、

「出入り禁止」「電話禁止」などの措置が取られるようなことはありません。

私が、テレビの制作現場で働き出した当初は、

取材の売り込みがある度に時間を取って対応していましたから。


しかし、テレビ側の制作者、その先にいる視聴者の立場からすると、

番組趣旨を理解した上での売り込みでなければ、

忙しい時間を費やすのが、無駄であるとしだいに感じて馬鹿馬鹿しくなっていくのです。

 私の場合は最終的には、テレビ局に出入りしていた

PR会社のかたとは直接お会いすることはほとんどなくなり、

情報提供(プレスリリースの配信)は全て郵送かFAXでお願いしていました。


番組ディレクターといえども人の子です。

自分の番組には、愛情もありますし、誇りも持っています。

番組の趣旨とかけ離れた情報の提供は、番組を知らない証であって、

押し売りと同じ。


ガッカリもしますし、ウンザリもしてしまいます。

相手の懐に入るには、まずは相手を知ること。

これは、PR活動の大前提です。テレビ番組で紹介してもらいたいのなら、

番組を研究し、商材に見合った番組を選定すること。


この下準備が、効率的なPR活動につながります。

先ほども少し触れましたが、テレビがテレビである所以は、

映像を流しているところにあります。新聞・雑誌は活字と写真。

ラジオは音。テレビはというと、映像、音はもちろん、

テロップなどで活字も使えます。


映像を駆使し、もっとも立体的に物事を伝えることができ、

もっとも動きを伝えることができるのがテレビの強み。

これは非常に大事なことで、言いかえれば、視聴者も

そうした映像を見ることに慣れ親しんでいる、

もしくは楽しみにして番組を見ていることになります。


例えるならば、マンガと小説。
大好きな作家の小説を読む場合、表現力に備わった個性を楽しんだり、

主人公の外見・心境などを空想しながら読むことに

何ら抵抗はありませんよね?しかし、マンガではそうはいきません。


ストーリーもさることながら、重要なのは登場人物のキャラクターや

主人公のビジュアル、全体のタッチ、描写です。

殴り書きしたような絵であれば、恐らく、多くのかたが読む気にはならないでしょう。


テレビにとって映像とは、マンガでいう絵と同じ。

ビジュアルは重要な役割を果たしているのです。
 そして、良い映像を流すために重要になってくるのが、「動き」です。

最新型のジェットコースターをテレビで取り上げると仮定して、考えてみてください。

1.プラットホームに停車しているジェットコースターと乗客の映像
2.猛スピードで走っているジェットコースターと乗客の映像
3.車載カメラを設置して、猛スピードで走っている

ジェットコースターを乗客の反応とともに紹介する映像


どの映像が、より迫力があり、臨場感が伝わってくるのか、想像できるかと思います。

1.の映像であれば、写真一枚で十分。

つまり、雑誌や新聞のテリトリーです。テレビであるからには、

テレビの強みを活かさなければ、意味がありません。

それは、なんといって映像です。動きを伝えることができる点が、

生命線であり、最大の強み=武器です。


ジェットコースターの最大の特徴は、迫力のスピードとスリル感。

テレビでは、ジェットコースターの迫力あるスピードを

客観的に伝えることができる2.が、最低限の撮影すべき

映像であると言っていいでしょう。


加えて、乗ったときのスリル感を伝えることができる3.なら、

臨場感に満ちた映像になります。乗客のリアルタイムでの

反応=主観映像を伴うことで、視聴者は、

より身近にスピード感と迫力を疑似体験することができるからです。

テレビマンは、知恵を絞って、様々な演出手段を用意し、

動き・変化のある映像を撮って放送します。

動きのある映像を流すことができなければ、

テレビの価値は損なわれてしまうからです。


テレビである限り、動きのある映像を流さなければ、意味がないのです。


このような事情から、テレビは「動き」のないものは取り上げることが、

難しいメディアであるとも言いかえられます。

最近、その存在が無視できなくなったインターネット関連やIT関連の話題がいい例です。

伝えるべき内容が、面白く画期的なものであっても、

撮影し、放送する映像は「パソコン画面」。

感覚でわかると思いますが、パソコン画面だけが、2分、3分と、

延々と流れる映像なんて、面白いはずがありません。


考えただけでもうんざりしますよね。動きを感じ取ることが難しい

「パソコン画面」の映像を、番組で紹介しても、視聴者は飽きてしまうでしょう。

ですから、いくら社会的存在が大きくなっても、内容が画期的で面白くても、

IT関連の話題は、テレビ番組から敬遠されがちなのです。

映像の中身(被写体)は、常に変化するものか、

様々な角度・場面が撮れるもの。テレビでは、動きがあってインパクトの

ある映像を撮れるものが好まれる、ということを覚えておいてください。


 これが、テレビ業界でよく使われる「画が大事」という言葉の意味です。

では、実際に番組ディレクターは、どのような考えのもと、

取材の可否を判断しているのでしょうか。

取り上げるネタによっても変わりますので一概には言えませんが、

一般的に、「情報番組」「ワイドショー番組」の場合、

それぞれのコーナーに専属のプレゼンター、リポーターがいて、

その人たちの体験取材を通じて、視聴者に情報を伝えています。


では、なぜ体験取材なのか?


商品やサービスを、ただカメラで撮影してナレーションで説明するよりも、

実際に体験している様子を撮影し、その人が体験談として語るほうが、

映像に臨場感が出て、より具体的かつ信頼できる情報として、

視聴者に伝わるからです。


知人から、訪れたこともない観光地について、

うんぬんかんぬんと聞かされても、なんだか興味が湧かないのに対して、

訪れたときの経験をもとに、あれこれと話されると、

「何?何?」と興味が湧いてくる。


食べてもいない人から、「この食材はこうこうこうだから美味しい」とすすめられても、

いまいち納得できないが、食べた経験から「これ美味しかったよ」と

説明されると、食べてみたくなる。


経験に基づく話は、どんなうんちく、理屈よりも、

人の好奇心をくすぐるし、信頼性が高まるのです。


この場合に大切なのは、視聴者の大多数を占める一般の方が利用できるということ。
 いくら体験取材で、リポーターがその魅力を存分に伝えることができたとしても、

多くの人が利用できない商品やサービスであっては、

視聴者の興味は半減してしまいます。


自分も体験できる、使えると思うからこそ、興味を抱くのです。

人は、自分には、到底、関係ないと思われる情報には興味を抱きにくいものなのです。

情報を発信する立場からしても、体験取材には利点があります。
 リポーターが体験できるということは、安全面やサービス面で一定の基準は、

クリアしていることになります。


つまり、安心して伝えることができる情報であるということです。

結果、放送後にトラブルが発生するリスクも最小限で済みます。

  •  このことを肌で感じ、感覚で覚えているテレビマンには、
    「取材」→「リポーターが体験できるもの」
    という考え方が染みついていると言えます。

  • ・リポーターが体験できる
    ・視聴者も利用できる
    ・バリエーションのある映像が取れる
     この3つの条件が揃っていると、テレビ番組制作者にとって、非常に取材がしやすい内容となるわけです。


    もちろん、「○○の内部に特別に初潜入! テレビ初公開!」といったような場合は、

    「貴重な映像」が視聴者の興味をあおりますので、

    この限りではありませんが、視聴者の興味を惹くための基本的なスタンスとは、

    「視聴者が利用できる」+「体験できる」ということになるわけです。


    あなたの会社が、企業相手のBtoBのビジネス内容だったとしたら、

    一般人が参加できるような企画内容を考えてみるのも、

    取材を呼び込む一つの方法だといえます。