出版・文学復興レポ

出版・文学復興レポ

出版社で働く26歳がシュウが、今転換を迫られている出版業界の実情と、今後の日本の文学の在り方について考え書いています。

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はじめまして。シュウです。
都内の出版社で営業の仕事をしている26歳男です。

元々地元で親にパラサイトしながらフリーターやって怠けていましたが、ハローワークでたまたま見つけた弱小出版社の営業職に応募し運良く合格。入社と同時に都内で一人暮らしを始めて2年経過しました。

社会人未経験で右も左も分からない状態からのスタートだったので、この2年の間は目の前の仕事を片づけるのに必死でした。それでも閉鎖的な出版界の中に身をおいて肌で感じことがあります。

それは、世の人々が思っている以上に出版界は衰退しているし、上の世代を中心に古臭い価値観が横行しているということです。


僕の個人的な意見ですが、上の世代で、「本の未来」について本気で頭を使っている人間はごくわずかしかいないように思えます。


なぜなら、「本の未来」を考える=本の電子化の承認→出版取次の不要論に至らざるを得ないからです。

出版取次とは、簡単に言えば出版社が作った本を仕入れて全国の書店に流す本の問屋さんです。出版界では、この取次が長年大きな力を持ってきました。


出版界の権威ある人々には取次の人間も多いです。本の電子化は、それまで出版社→取次→書店→読者だった本の流通を、出版社(もしくは、それのようなもの)→読者へと大幅に短縮します。これは業界の人間にとってのっぴきならない事態です。

そんなことを許した日には、路頭に迷って家族を養うこともできなくなる。
自分が定年を迎えるまでには何とか紙の書物に頑張ってもらわないといけない。そうでないと毎日の飯が食えなくなってお手上げだ。


現在業界で働いていて「紙はまだいける!紙の方が優れている!」と連呼する中高年層は上のように思っている人がとても多いように感じます。彼らはこの先、本がどのような方法で、またどういった形式で読者に届けられ消費されていけば世の中がより豊かに面白くなっていくのか、というような「書物と人間の未来を考えること」を忘れているような気がします。

毎日の生活のこと、自分の家族のことを心配するのは健全なことだし、社会人として当然です。


しかし、自分たちの保身のために古い価値観にしがみついて、近いうちにパラダイムシフトが起こるかもしれない書物の可能性を潰すことはあってはならないと思います。それに業界にいる若い世代はどうなるのか?上の世代の安心のために上手いようにごまかされて仕事をしなければならないのか?


僕はまだ20代だから言えるのかもしれませんが、それってすごく我慢ならないしダサいと思います。
ぜひ、打破したい。


僕は文学が好きです。特に純文学。こんなに良いものなのにどうして文芸誌がさっぱり売れないのか!?なんてしょっ中イライラさせられています。笑


コペルニクス的転回によって出版のあり方がガラッと変われば純文学だって売れるかもしれません。


と、夢を語るのはいくらでもできますが、今の筆者は知識も実力もないただの虫けらなので色々とアンテナを張って勉強することをしなければなりません。

この先、出版・文学について勉強したことや読んだ本、思ったこと、気になるニュースなどをこまめに書いていきますので、おヒマな方はお付き合い下さい。

どうぞよろしくお願いします。