こんにちは。
こころカウンセラーのつばさです。

 

 



気がつけば、
3月も半ばまで来てしまいました。

あの人

もうブログを書くのを

やめてしまったのかしら


と思われた方も

いらっしゃるかもしれません。

 

密かに、

楽しみにしてくださっていた方が

いたとしたらごめんなさい。


これまでの間、
色々なことばが

思い浮かんできたのですが、

今一番お伝えしたいことばなんだろう・・・

と思うと、
なかなかまとめることが

できませんでした。


 

今日は

わたしの父の話をします。


わたしの父は、
人とのコミュニケーションが
全く上手ではありません。


父は若い時から、
身近な大切な人にほど、
ひどい言葉を投げつけて泣かせたり、
怒らせたりして
こじれてしまうことが多々ありました。
わたしもそんな父のことばに、
傷ついてきた人の1人でした。


そんな父ですが、
わたしがたまたま出張で、
実家で父と過ごしていた時で、
普段は遠方で暮らしていて
なかなか帰ってこない弟が、
間もなく車で帰って来るという時のことです。


「ああ、

 〇〇が帰ってくるのが嬉しいなあ。
 未だかなあ。

 無事に帰ってくると良いなあ。」

と心から弟を待ちわびている

父のことばを聞きました。

実際に、帰ってきた弟を目の前にすると、
そんなことも表現せず、
いつしか弟の気に障ることを言ってしまって
またまた険悪になったり・・・

そんな父の不器用さを傍で見ながら、
ふと思ったことがあります。

人はこころの中に、
たくさんのことを考えているけれど、
それを一番伝えたい本人には、
多くの場合伝わっていないということです。

特に男性は女性以上に
その傾向があるような気がします。

ことばにできず黙っていると、
「なんてひどい人!」
「何も考えていないに違いない!」
と思われてしまいがちです。

ですが、
人間関係において、
ことばによるメッセージだけで
相手の思いや考えを判断しようとする際、
ネガティブな方に振れてしまいそうな時には、
「本当は語られないことばが

どれほど多くあるだろう?」
ということに

少し思いを馳せてみると良いかも知れません。

「私」がそうであるように、
こころの中で

後から後から湧き出ている感情や思いが、
その相手のこころの中にも

起きているだろうということ。

ただそれが適切に語られていない「だけ」
かもしれないということ。

沈黙していたり、
ことば足らずの相手を

悪く捉えてしまっている時、


もしかして

自分の心の中で勝手に予測を立てて、
もっとも悪いストーリーを

作っているかもしれない。

そんなことはないでしょうか。

これを読まれた方が、
身近なご家族やパートナーさん、

お友達などの親しい人に対して、
こころの中でフォローして
いつもよりほんの少しだけでも

優しくなれたら良いなあ・・・

と思って書いてみました。


 


 

 そう考えることは、
フォローされた相手の方はもちろんのこと、
あなた自身のこころも
軽くしてくれるかもしれません。

そして
もし余裕があったら、

「本当のところ、どう思っているの?」

なんて尋ねることができたら素敵ですね。

 



最後まで読んでくださって
ありがとうございます。

越乃 つばさ