意味を求めない

意味ある事をしたい
意味ある事にしよう

それが僕の常識となっていました。
そしてそれが生きるしがらみに。

求めれば囚われる。
囚われれば循環は停滞する。


僕はお風呂に入るのでも
『しっかり汗をかいて浄化して循環させないと‼️』
と歯を食いしばってお風呂に。

浴槽に入れるべき日本酒は❓
使うべき粗塩は❓
浸かるべき時間は❓
水シャワーのタイミングは❓
回数は何セット❓

マインドだらけで求めてばかり。
それはお風呂も意味あるものにしたかったから。


僕の部屋は常にうるさかった。
窓の外も喧騒。
パトカーが夜もすがら回っていた。
消防車は火消しに日ねもす出動していた。

僕のマインドが➖サイレン➖だった。

暴走族の乗るバイクは騒音だけど、
乗っている本人が一番騒音を受けている。
本人が一番バイクの爆音を聞いている。

僕のサイレンもそんな感じでした。


マインドは脳由來ですから
軀體が亡くなる時、消滅するのです。
エゴは死んだらもう出せない。

スピリットは永遠♾️となります。


軀體が亡くなる時、エゴは無くなる。
裏を返せば
生きている間はエゴと一緒という事です。


➖ちょっと休もうか➖


昨日、ジャズを聴いてきました。

歌詞の無い音樂が心地良かった。


僕は家に帰って試してみました。
歌詞のある歌を歌詞の言葉に囚われず、音だけを聴く試みです。

また、違った印象を受けました。

『君が代』は歌詞にこそ意味があると思い込んでおりましたが、それもまたマインドに過ぎなかったと思うのです。

サイレンが樂しむ邪魔をする。
音樂なら正に音が聴こえなくなるのです。
音を樂しめない音樂とは、何を指して音樂というのか。



『ONE PIECE』のルフィは第一話で宣言します。

『海賊王に俺はなる‼️‼️』って。

この時のルフィの意識としては
『海賊王に俺は在る‼️‼️』
なんですね。

もう既に未來への宣言とは裏腹に
意識は海賊王になってしまっているのです。

海賊王として➖ただ在る➖状態なのですね。

そのようなハイヤーマインドを維持して現実を生きている為、例えば致死量の毒におかされて治療の為に寿命を縮めたとて、怖くは無いのです。

『今は未だ海賊王になっていない。未來に海賊王になる可能性が在る訳だから寿命を縮めら訳にはいかない。それは可能性を縮める事になるのだから』
という発想が無いのです。

もう既に海賊王として在るルフィですから、
『何が怖いの❓何を恐れる必要があるの❓』
という意識状態に在るのです。

この次元に在る時、人はアファメーションすらいらないでしょう。

求めずとも
信じようとせずとも
もう在るのですから、
何も要らない。

そのまま生く(行く)だけです。

そして、
周りの人々もそのように生くルフィを海賊王として扱っています。

口では
『海賊王にするんだ‼️』
とか
『ルフィは海賊王になる男だ‼️』
と言うのですが、意識としてはルフィは既に海賊王として在る状態なのです。

さらに
その物語を客観的に見ている僕たち読者でさえ、ルフィはもう海賊王として疑っておりません。


ルフィから始まった確信は
関わる全てを確信させている。

ルフィは確信しようとしていない。
ルフィは確信させようともしていない。

『俺を信じろ‼️‼️』
なんて言わない。

ただ海賊王として在るだけなのです。
そのただ在る事が全てを確信させている。


ルフィは海賊王としてただ在る事で
寛いでいるようにさえ僕には見えるのです。

海賊王としての余裕やゆとりさえ感じられます。

海賊王として寛いでいる。

しかしながら
最大のポイントは海賊王として在りながら、しっかりと現実の冒険をしているところです。

なんなら生き死にを賭けて冒険をしているのです。
既に海賊王に在りながらです。


これはスピリットに従っているのです。
そしてそこにマインドによる疑いが無い。
つまり
目の前の現象に意味を求めていないのです。

『この人たちと命懸けで闘っているけれど、これは海賊王に繋がるのかなぁ』
という思考はルフィには在りません。

スピリットそのものとして生きている。
それがルフィの在り方です。
そして
その純粋なスピリットに人は集まる。
安心感を持って集えるし、読者だって絶体絶命的なシーンでさえ安心して見てられる。

それはルフィが安心しているから。
ルフィが寛いで冒険しているから。
たとえ、ルフィの事を安心しているように見えずとも寛いでいるように見えずとも、目という軀體の機能を超えてスピリットが感じ取っているのです。


スピリットに言葉は要らない。
スピリットは感じ合うもの。

スピリットが感じ合う時、
人は➖豊か➖になるのです。

それを➖幸せ➖という言葉で表したり、➖歓び➖や➖愛➖と表したりしているのです。



きっと『ONE PIECE』を好いている人たちはこんな風に言語化をしていないと思います。

それは言葉を知らない子供もアニメを観て樂しんでいる事から分かります。


ジャズにも漫画にも
言葉の要らない➖豊かさ➖が在ると思うのです。

來月行こうと思っているモネ展だって
きっと言葉で味わうものではないでしょう。


僕は言葉で書いているけれど、
僕が知る“ただ在るもの“は言葉に無いものばかり。

大樹は言葉そのものでは在りません。
色とは言葉そのものでは在りません。
➖宝➖も言葉そのものではないのです。

概念を言葉に。
循環を言葉に。
愛を言葉に。

それは多分、僕の心の中の事だから、
きっと僕にしかできないもの。

だから僕は言葉にしている。

僕はただそのように在るのだと思っています。



またね👋
チャオ😘🍀


➖鹿には麒麟と斉藤家の天児屋根命のダブル・ミーニングになっているらしい。鹿一つで掛け言葉を使って來ている。僕のペンネームが既にそのような雰囲気になっていた事に今氣付く。自然とそう在りました。僕はただ在りました➖

祭統 白宇

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