価格設定する際のポイント！

価格ってその売れ行きを左右するばかりではなく、その方の仕事に向き合う姿勢や方向性が現れるモノです。中には罪作りな価格設定も…。

プリザーブドフラワープロデューサーの稲田です。

最近、価格設定に関する問い合わせやご相談を受ける機会が多いです。

3月は一区切りの月でもありますから、来たる4月に向けて価格を再考される方が多いのかも知れません。。。

価格に関するご相談内容で『安過ぎて儲けが少ない！』というのがダントツで多い。

当初私は、価格を設定しているのは誰でもないご本人なのに、どうして『安過ぎて儲けが少ない！』なんて悩みが生ずるのか不思議でなりませんでした。

そんな悩みを抱える多くの方は、友人知人等の知り合い経由で仕事をもらっているケースが多い事に気づきました。

そして、その友人知人は貴方の技術や作品や能力を評価して依頼しているのではなく、お知り合いだから依頼したにすぎません。

その事実を依頼を受けた方も重々に承知している訳です。だから、どこか引け目を感じている部分もあって、せめて通常よりも安い価格で請けるコトで引け目を払拭しようとしてしまうんですね。

本来なら「私に依頼してくれたのが嬉しいから、今回限定で特別な価格でお請けさせて頂きます。◯◯さんだからこその特別プランですよ〜！」「特別なプランなので、他の人には内緒ですよ！」くらいの事を言っておけば次回の依頼の時に同じ価格で請けずに済む予防線を張れるのですが、それすら出来ない方も多い…。

よくよく話を聞いてみると、ご自身の技術や作品や能力に自信が無いのです。

友人知人であれ、正規の料金をいただくのは当たり前のことです。ディスカウントするのではなく、出来映えで応えてあげられれば最高ですし、そうじゃないなら多少のサービス（ボリュームアップ等）をしてあげれば友人知人も納得してくれるはずです。

そう出来ないのは、自信が無いからに尽きるのです。

もし貴方のスキルが自信を持ってはいけないレベルなら、レベルアップするまではお金を頂戴する様な動きをするべきでは無いし、そのレベルに達しているのなら堂々と正規の金額を頂戴して良いのです！そうしたからって決して友人知人から反感を買うような事にはなりませんから！

自信を持って堂々として良いレベルの方が必要以上に過小評価してしまうのは罪な事です。

そして最も罪なのは、自信を持ってはいけないレベルながらも、友人知人の応援で活動できているにも関わらず自身を過大評価し過ぎて勘違いされている方です。

そういう方は、変に自信がありますからSNS等で私はこんなに売れてますよ！アピールを繰り返しますし、変に自信がありますからお知り合いでは無い方になればなるほど強気な価格設定を平気でされます。

価格設定をする時に考えて頂きたいのは、それを享受される方（お客様）の事です。

支払った金額以上の価値を感じていただければリピーターに繋がりますし、口コミもしてくれます。支払った金額以下であれば、2度と依頼は来ないでしょう。

そして「プリザーブドフラワーって高いだけ高くて大した事ないわね」って思われてしまう。。。

こうなると貴方個人の評価が下がるばかりではなく業界全体の評価を下げる事になります。大袈裟かも知れませんがそんな個々の評価がやがて業界全体の浮沈にも関わってくると言っても良いと私は思っています。

だからこそ、変な価格設定は罪だと言えるのです。

ご自身の技術や作品や能力に見合った価格設定。お客様に金額以上の価値を感じて頂ける価格設定を念頭に価格は決められるべきだと考えます。

価格を見直す前に読んで下さい！