今朝久しぶりに甘酒を飲んだ。
甘酒を飲むとね、昔の母を思い出す。
実家で一緒に暮らしてたとき冬になると
いつも温かい甘酒を作ってくれた。
体にいいから飲みなさい!って。
でも大人になって普通に甘酒飲んで
気づいたけど、母の甘酒は結構な頻度で
めちゃうっすかった(笑)
節約のためだったんだなぁって思うけど。
子供の頃は、身体にいいものって
いわれても、
お金ない言い訳してるんでしょ!
なんて思ってたんよね(笑)
だってまわりに飲んでる友達なんて
いなかったから。
うちは基本ジュースは飲まない家だったし
友達の家で飲める普通のジュースがいい!
他と違うのってなんか古くてダサいって、
イヤイヤ飲んでた。
飲まないと母がうるさいから飲んでたくらい。
それが地域の冬のイベントみたいなのが
あったとき、母は知り合いに頼まれて
ボランティアでブースをだすことになった。
それがなんと甘酒。
私はきっと同級生もくるし
なんか恥ずかしかったし
他のにしなよーって何度も言った。
それは、私の中で甘酒はお金がないから
飲んでると思ってたから
そんなのだしたら、恥ずかしいって
思ってた😂
でも始まったら、寒さもあり
母の甘酒はどんどん売れて
あっという間に売り切れに!
(売り物だったから、濃いめにちゃんと作ってたw)
寒い朝、たくさんの人が白い息と湯気が
混じる中、両手で紙コップを大切そうにもって
じんわり優しい温もりを感じながら
ニコニコ美味しそうに飲んでてさ、
「冬の寒い日は甘酒はあったまんなぁ〜」
「お母さんの甘酒美味しいわ〜」
そう笑顔でたくさんの人が伝えてくれた。
この時に甘酒ってこんなみんなが好きで
喜ぶ飲み物なんだって驚いたし
母の甘酒が褒められてすごく嬉しかった。
私はお友達との家庭の違いに
気づきはじめた小学生くらいから、
貧しいうちの両親を恥ずかしいって思ってたなぁって思い出した。
人ってさ、周りと比較を始めて
自分を蔑むと大切なもの、いいものにも
きづけなくなるよね。
外ばかりに意識がいきがちになっちゃう。
私はそうだったなぁって思う。
いまだに市販品の甘酒をたまに飲むけど
母の甘酒の方が断然美味しいって毎回思う。
きっと愛情が入ってたからだろうね。
古くから伝わる体にいいものを
飲ませてくれてた母にも感謝。
母は私を忘れてしまったから
母との思い出はいまはもう
一緒に語ることはできないけど
私が昔の話をするとほんのり嬉しそうに
聞いてくれる。
子供って意外とこういうちょっとした
出来事をすごく印象的に覚えてたりするよね。
息子もそんな出来事まだおぼえてるのね⁉️って
思うことを話してくれるけど
自分の中にも色々あるなぁって感じる。
親とのことを思い返しながら
自分の小さい頃のことを思い出し
息子の成長を見ながら
小さい私はどう感じて過ごしてたんだろうとふと思う。
いろんなことに小さな気づきと幸せがあるね。
そんな今日も平和でほっこりありがとうなスタートです✨