それは2013年12月の暮れでした
年末でもうすぐ実家に帰る、そんなある日父から電話が来ました。
ちょうど用足しで外に出ていた私は、またどうでもいい話で電話してきて、長いんだよなー
なんて思いながら適当に相手していた笑
すると、「あのよぉ、まなに相談あるんだけどよ」
いきなり真面目になりました
えっ!?まさか離婚でもするのか???
いや、そんな話電話でするなよ、ってか私に相談されても困るよ!!!!
と、一秒くらいで考えた。
「まなが生まれてもう24、年明けたら25か。」
(そりゃそうだ、出き婚だからな。え、本当に離婚すんの?)
「だからおっか(母)と結婚して2月の13で25年になるんだよ。銀婚式なんだ。
でさ、俺ずっと考えてたんだけどさ。」
(え、離婚すんの???笑)
「せっかくの節目だしよ、俺ら結婚式も挙げてないし、おっかもドレス着たいって言ってるべ?
だからドレス着て写真撮りたいんだよな」
私の無駄な心配を返せ笑
心の底から安心してそう思った。
そしてそんなことを考えていたと知って、とっても嬉しくなった。
「本当はまなにも内緒にしたかったんだけどさ。○○(自分の妹)に相談したら、
まなにも協力してもらったら?って言われてよ。○○には先に相談してたんだ」
どうやら、つい最近考え付いた訳ではなくずっとずっと前から計画していたようでした。
いつも自分の腹の虫の居所が悪いとどんな些細なことでもおかんとばあちゃんに当たり散らす父。
だけど私は知ってるんです、おとんがおかんのこと大好きだって。
毎日家に帰れば会って話が出来るのに、どうしようもないことで仕事中に電話をする父。
しかも1日に1回ではありません、3回も4回も笑
本当にどうしようもない内容なんです、よくおかんが言ってる、電話代がもったいないと笑
トラック乗ってれば一人だもん、仕方ないのかね笑
本当は自分で出来る癖に、自分でやりたくないからなのかなんでもおかんに頼むし。
おかんが居なくなったらどうするんだってくらい大好きなこと、知ってました。
だからおかんがいっつも言ってた「ウエディングドレスが着たい」って夢を叶えてあげたいってずっと思ってたんだろうね。
あんないかつい人が笑
いや、泣くかと思ったよ笑
私に出来ることは何でも協力するよって。
そしたら、俺は全くわからないから調べてみて欲しいって
それで、私の極秘ミッションが始まったのです。
札幌のホテルを手当たり次第調べ、フォトウエディングと会食が出来る場所を。
最初に聞いた希望はドレス着て写真撮って、みんなでご飯を食べることだと言った
で、目ぼしいところに電話して資料請求し、それをばれないようおとんの妹の家に郵送
嬉しいけど悲しいよーだって私が結婚式する訳じゃないのに家に帰ったら結婚式の華やかな資料がいっぱい届いてるんだもん笑
いや、嬉しいんだけどさ笑
資料届いたよって妹さんからメールが来た、そしてその日のうちに父に渡してくれたらしい
しかし、その件で父から電話が来たのはなんとその4日後。。。
そして1つ1つのホテルについて私の主観を話したのだけど、何やら内容を理解していない、、、
おそらく資料をちゃんと見ていない笑
極めつけは、実は式もやりたいんだ。
おいー!!!!
式はやらない、予算がそんなにないから、それに今さら式なんていいよ。
と言ったのは誰だ!!!!
ってなわけで、ここでおとんの本当の気持ちを聞きました。
ドレス着て写真撮って、式も挙げたい、簡単なのでいいから。
そして終わったらどっかのホテルで家族5人ご飯を食べたい。と
初めからそう言ってくれ笑
あとから父の妹と電話したら、わかっているよ血のつながった妹はね笑
やりたい!!!って気持ちはあるんだけど、そんなことしたことないし何にもわからないから
気持ちだけ空回りしちゃうんだよって
だからいこの日の何時にどこどこに来てねってセッティングしてあげないとだめなんだよって笑
その気持ちだけでもいいよね、愛ですね
ってなわけで、その時教えてもらった式場を予約するのでした
つづく