昼食にラーメンを食べた。

このラーメン屋さんは私が小学生の頃、家族4人でよくきていたお店だ。
何十年ぶりに入ったこの店で、ラーメンを注文し、食す。

その味が私を昔に連れ戻す。

太麺が子供の私には太すぎて、一本ずつすすって食べていた。
一本ずつ口に入れるから、なかなかラーメンは減らない。
子供だから、初めから半分の量にするとか、親と分けるとかすればいいのだろうが
一人前として扱ってほしい私は「食べれるから!!」といって一人分のラーメンを目の前にする。

そして案の上、親が食べ終わっているのに私は3割ぐらいしか食していない。
そして、父に私はこう言う。
「お父さん、食べる?」

私の前からラーメンどんぶりを引き寄せ、父のどんぶりと交換する。
そして「ずずずー」と勢いよく父がラーメンを食べる。

私はこの父の姿が好きだ。
頼もしく見えていた。
私はまだまだラーメンも一人前も食べれず、
一人前になれない子供だ。
でも
すでに一人前半以上食する父は
二人前ぐらい凄いし、あこがれでもあった。
大好きな父を、大好きと確認できる一コマだ。


気がつけば一人前ぺろりとラーメンを完食していた。
数十年前に突然タイムトリップし、臨場体験した今日の昼下がり。
今度は父とまた来ようと思った。

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コーチングではよく「臨場体験」をします。
クライアントさんが以前体験した場面に臨場する体験です。
それにより、その当時は気がつかなかった感覚に気づくことができます。
新たな発見や気づきがうまれるのです。
今回のように、一つの感覚をきっかけに
新たな気づきがうまれます。
今回は味覚がきっかけに、父に対する思いや自分の行動の意図を再確認できました。
コーチングでは、このような臨場体験を用いながら
より自分自身の気づきや願望実現の加速をお手伝いしています。
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