■まえがき
農林水産学系から
動物学・獣医学
に着目し、関連した技術分野の原著論文の発行件数トレンドを可視化した。
理工系の技術分野でよくランクインしてくる大学とは、やや異なる大学が数
多くランクインしている。一方、動物学・獣医学の研究領域は、
「家畜・家禽の飼養」
「養蜂」
「愛玩動物・動物園獣」
「獣医学」
のカテゴライズされており、ここでは、
愛玩動物・動物園獣
のカテゴリを可視化して、大学を選びを考察する。
■手段
直近５年間における原著論文の発行件数が上位の大学において、
愛玩動物・動物園獣
のカテゴリ分野がどの程度重視されているかを可視化するため、
横軸：動物学・獣医学に関連した原著論文の発行件数（累計）
縦軸：愛玩動物・動物園獣飼養に関連した原著論文の発行件数（累計）
バブルサイズ：直近５年間の愛玩動物・動物園獣飼養に関連した原著論文
の発行件数
としたバブルチャートを作成する。
＊データベース：国立研究開発法人 科学技術振興機構
＊分析ツール：JDreamⅢ 科学技術文献情報データベースサービス
■結果
■考察
（１）「麻布大学」は、原著論文の発行件数（累計）も良いが、愛玩動物・
動物園獣飼養に関連するものも多く、全体的なトレンドを見ても他大
学と比較して、突出している。
（２）全体の傾向として、動物学・獣医学全体の発行件数が多い場合、愛玩
動物・動物園獣飼養の発行件数は少なくなる傾向と見える。このこと
は、愛玩動物・動物園獣飼養を学ぶ場合、その分野で多く発行してい
る大学を選ぶ必要があると言える思われる。
（３）直近５年間において、原著論文の発行件数は、
＊餌料・栄養、行動・生理反応、社会性など。
「東京大学」
＊餌料、代謝、害獣、その他多様なテーマ。
「麻布大学」
＊イヌの誘導光源やインナーウェア、虚勢・否認、繁殖、人工餌料
など。
「東京農工大学」
＊餌料、肥満、健康管理、害獣、行政管理、補助犬など。
「京都大学」
＊餌料、栄養、霊長類の研究など。
が上位。
■補遺
・原著論文については種々のWebsiteで紹介されているので参照方。
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