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もう何年も前から、私の勤務する会社に頻繁に間違いFAXが来ていた。

送信元の会社はその度に違うが、FAXをうちの電話番号に送ってくるのである。
宛先は全部S社という、あんまり関係ない業種の知らない会社だった。

最初は電話を取ってFAXの「ぴーひょろひょろ」という音が聞こえると問答無用で切っていたのだが、 ご存知の通りFAXには「リダイヤル機能」というのがあるんですよ。
切っても切っても先方のFAX機は何度も勝手に送信しなおしてくるのだ、これは地味に堪える。


それで次は電話にかかって来たFAXをうちのFAX番号に転送して受信し、送信元を確認して連絡する事にした。

ところが信じられない事にである、こちらがわざわざ親切に「お間違えですよ」と知らせてあげているにもかかわらず送信元の大半の会社(複数だ!)は




「はあ?間違ってないし、変な言いがかりつけると通報しますよ」



みたいな事をいうんである。これはむかつく。

そこはご迷惑かけてすみません、と「謝るとこ」だろう!そして
お手数ですが誤送信した書類は破棄して下さい、と「重ねてお願い」するとこだろう!




もう放っておけ、ということになった。




しかし放っておいても間違いFAXは止まらない。週2~3回の割合で誠に律儀に間違って送ってきやがる。

そもそも自社あてのFAXを縁もゆかりもない印刷会社に間違って送られているS社は何も悪くないし 先の対応から考えて、定めし「送った」「いや来ていない」というトラブルが起こっているだろうなーと思うと
関係なくても罪悪感も湧くというもんです。


なのでもう一歩踏み込んで、受信したFAXをS社の正しい番号を調べて転送することにした。
印刷会社でデザイン制作もしているウチのFAX送り状は無駄に派手でカッコいい(そしてデカい)
それをわざわざ毎回つけて「貴社あてのFAXを転送します」と一筆そえてどんどん転送した。

S社は自分とこの仕事の件だから送信元に真剣に注意喚起してくれるだろうし、
送信元もまったく知らないうちの会社から一方的に注意されるよりは耳を貸すだろうという目論みである。

はたして目論みは見事あたり、間違いFAXは月1回くるかこないかまでに減った。
転送して差し上げるとS社からは「転送ありがとう、いつもすみません」みたいな折り返しFAXが来たり
お礼の電話を下さったりするので、次第にそうまで迷惑にも思わなくなっていった。



そんなある日、受付から「S社さんがお見えです」という連絡が。

S社ってあのS社か?間違いFAXの?!ときくとそうだという。軽くパニックである。
代表して受付に行き名刺を交換すると、確かに良く転送した覚えのある名前の方で
いつもご親切にと大変丁寧にお礼を述べられた、こちらも大恐縮である。

そしてまったく予想もしなかったことに、みなさんで召し上がって下さい。
とおっしゃって大量のドーナツの差し入れを頂いてしまった。



それではまた!とその人は爽やかに去っていかれた。 びっくりである。


小さな善行をこつこつ積み重ねていた村人があるひ突然ほうびを貰う、みたいな。
まあ純粋な善行じゃなくて半分以上自分らの為にやっていたことではあるのだが。




それでもなんだか昔話みたいじゃないこと?


大学の時、教室や学食で友達同士お喋りする時には常にクロッキー帳を囲んでいた。


喋りながら四方からそれぞれラクガキを描き込む。
言葉にくわえて図を描いて説明しながら話すのだ。


筆談と会話の同時進行だ。

楽しいしわかりやすい。
但しみんなデザイン学科でスラスラ絵が描けたからできたコミュニケーションでもあろう。

今も当時のクロッキー帳は何冊か残っている。


ここまで前書き。


今回の下描きは初登場。昨年11月30日にリリースされたREALiesの「NEXT→」のジャケットです。


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これのデザイン制作にあたって律さんが送ってくれた下描きがこれです。



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これ




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だれだおまえ。



何か右端にいる。
これを見た時、なんじゃこりゃと思いながらも冒頭の学生時代のお喋りを思い出していた。

つまり、REALiesのメンバーさんがミーティングでジャケットの相談をして
ノートを囲んで四方八方からアイディアを書き込み合い、
ついでに誰かがラクガキを描いた。


そんな楽しげな光景を妄想した。




そんな妄想を話してみたら、別にそんなことはないという。

じゃああれは?と聞くと画像から切れているところも全部送ってくれました。
心象風景だそうです。


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心象風景?




包丁持ってるよ。



※このブログは律さんの許可を貰ってから書いています。



ところで前回のreminiscenceをアップしたあと儿さんから、許可してから書くまでが長過ぎという指摘を受けました。

スミマセン。


(でもまだまだ過去に遡るよ!)

前の記事 で高校の事を書いていたら他にも色々思い出した。


体育教官がやけに威張っている学校だったのだが、1年の時の担任はその中でも
生徒ばかりか他の教師にまで威圧的に自我を通す、何かと暴走している教師だった。
あだ名をケマメという。

中間・期末などの定期試験のとき教師は試験監督をするが、自分の担任クラスの監督をするのではなく
適当に割り振られて見張っているところへ教科担当者(試験実施中の教科が専門の先生)が巡回して質問などを受ける。
しかしケマメは自分のクラスの試験監督をしたいからと後輩の体育教官に替わらせて常に担任クラスの監督をしていた。
なんでそんな事したかったのかはわからない。

ところで試験問題と回答の用紙は試験監督が自分の監督するクラスの分を持ってくる。
ケマメは監督だけ替わって問題用紙は交換しないで教室に来てしまった。

うちの学校は大学受験に全然配慮しない学校で、特に主要教科でない学科の先生は
自分の専門分野によって比較的自由に授業内容を決めていたのではないかと思う。
そのため授業内容は凄く面白かったが、先生によって同じ教科でも授業内容が違うことはよくあった。


それなのに監督が勝手に問題用紙ごと交代してしまったので問題の取り違えが起こった。

配られた用紙には見た事もないような問題ばかり。
生徒が静かにパニックになっているところへ教科担当の先生が巡回してきた。

何の気なしに最前列の生徒の問題用紙を覗き込んだ瞬間、先生は教卓の上にがばっ!と身を乗り出し目を見開く、という漫画のようなリアクションをとったあと、ちょっとみせてといってさらに確認し、慌てて教室を出て行った。
そしてよく予備なんかあったなと思うのだが、取り違えがあった2クラスには改めて正しい用紙が配られ、成績は
習ってない方の問題はそれなりに考慮して採点、正しい用紙の方は時間が足りないのをそれなりに考慮して採点ということになった。

当然正しい成績なんか出ないので後始末はとても面倒だったと思う。
ケマメは「同じ教科で試験内容が違うのはおかしい」とHRで生徒に逆ギレしていた。




ケマメは体育教官なので授業は常にグラウンドだ、冬は寒い。

寒さには耐えれば強くなるおまえらの健康の為だ、と言って、体育はともかく教室で授業をしている時でも
自分の担任のクラスにはストーブを使わせなかった。
本心は担任が寒いのに生徒が暖かいのはムカつくかららしかった。
もちろん他の教科の時間の同様で、しかも休み時間には空気を入れ替えろとわざわざ窓を開けにくる。

生徒も寒かったが他教科の先生方は年齢が上なぶんもっと寒かったようだ。しかし抗議は聞き入れられなかった。

ところでその年大阪は何度も雪が積もるような大寒波にみまわれ、ただでさえ寒いのに暖房を奪われたクラスメイトは
次々に風邪に倒れた、インフルエンザではなくただの風邪である。

割と丈夫な私は過半数がいなくなったクラスが学級閉鎖になるのを見届けたあとやはり風邪に倒れた。


寝込みながら高校生が風邪で学級閉鎖とかおかしいだろう、生物としての人間が一生のうちでたぶん一番元気な時なのに…と思っていた。


ケマメは2週間の謹慎処分になった。
高校では美術部に入っていた、高校の名前は府立河南高校という。


公立高校にしては変に個性的な学校だったと思う。
体育教師が一番権力を持っているとか受験の為の授業はしないとか。


美術部もヘンだった。



美術部は各高校にだいたいひとつずつあるので、それぞれに独特の校風というか、コンセプトというか
ヴィジュアル系で言う所の世界観みたいなものがあるのは当然なのではあるが、
私が在籍した当時の河南高校美術部は



「きったない濁った色で人体(裸体)の造形のみを追求した油彩画を描く」



というあまり楽しそうではない画風を追求していた(入ってから知った)

そんな画風なので先輩はほぼ全員男子学生。女子の先輩は
2年生に一人(写真部とかけもち)3年生に一人(高名な画家の孫)というすくなさ、
部活内容も油彩作品制作と平行して毎日クロッキーとデッサンをみっちりやっていた。
(運動部における筋トレみたいなもの、これは後年大変役に立った)


しかし私と一緒に入部したのは女子ばかりなうえマイペースだったので
そのクラブ独特の画風を目の当たりにしても
「別に同じようにしなくていいんでしょ?好きな絵描いていいよね?」
とおどろきの空気のよめなさで色の綺麗な明るい作品ばかり描きはじめた。

それを目にした3年生の先輩はのちに卒業する時
「河南高校美術部の黄金期も俺らで終わりか」
と嘆いたものだが、それを聞いても後輩1年生女子は

「自分で黄金期ていうんだ」 「3年のくせに大人げないの、気分わる」
とあいかわらす空気が読めないのであった。


今にして思えば高校3年生なんて子供である。


ここまで前置き。



今回はまだNEGAがネガだったころ、ずいぶん前の作品「reminisensce」の表紙絵です。



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これは「ユリの花を2本ボタニカルアート風に描いて下さい」
という儿さんの依頼で描いたものです。ユリの花は儿さんの肩のアレですね。

ところで私はこの絵を休日家で描いていた。画材を会社に持って行くのが面倒だったから。
そして下描きができたところで儿さんに「こんな感じですか?」写メを送った。

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で、お返事がなかなかこないのでそのまま描き続けた。時間がなかったからね。


それからしばらくして儿さんから来た返事

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ん?



2本のユリの花の茎は下で繋がっていてほしい。という意味でした。

でももうほとんど絵は出来上がってしまっていたので
「そのまま完成まで描いてPhotoshopでつなげましょう」ということになり無事ジャケットは完成。

なので原画では茎はいまでも離れたままなのですよ。

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原画



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いまではウチの玄関絵。


Photoshopで後から直すとか、こんな事高校時代の部活の先輩が知ったら
とんでもなく邪道よばわりされることでしょう。


あと、「きったない濁った色で人体の造形のみを追求した油彩画を描く」画風については
それは自然の造形の美を追求するという芸術的衝動ではなく、ただたんに裸体を描きたいという、
早い話がリビドー(性的衝動)ですよね。と今では思っている。


※この記事は儿さんの許可を一応貰ってから書いています。
こんなに高校時代の部活をdisるとは伝えてませんでしたが。


先日ラジオでThe Cure の特集をしていた。


それで思い出したのだが、私はこのバンドの曲とは少々変な出会い方をしてしまった。

まだ学生だったので、大昔のことである。
クラスメイトにとてもお洒落で可愛く、センスの良い友達がいた。

洋楽にも詳しくて色々貸してくれたり、小説も色々教えてもらったり、
私はその頃人間椅子とか聴いていたのだが、もちろん人間椅子はいいバンドだけど
何と言うかお洒落とかハイセンスとか、そういうのとは違う次元にいるバンドだったので
彼女と友達なだけで私もセンスがよくなったような錯覚に陥ったものだ。


The Cureを教えてくれたのも彼女だ。
その時私と彼女は学校の食堂でおしゃべりしていた。

とってもかっこいいバンドがあるねん、ちょっと聴いてみいひん?
すごい斬新な曲作りはるバンドやねんよー(彼女は京女だった)
といって聴かせてくれたのだ。

ところでその時彼女は、いくら昔といっても古すぎにも程があるウォークマンを持っていた。
MP3とか聴けるやつじゃないですよ、勿論カセットテープですよ。
学生でお金がなかったから別に珍しい事ではなかった。

ともあれ、そのウォークマンに入っているThe Cureの曲を、聴かせて貰ったわけだ。


…確かに、すごく斬新だった…

ノイズパンク?
えっとノイバウテンとかそんな感じのと同じにとらえたらいいですか?
いや、現代音楽でこんな感じのあるよね、騒音にしか聞こえないやつ…

一瞬にしてそういう感想を持った。

私はあまりにも怪訝な顔をしながら聴いていたらしい。
彼女が、ちょっと貸して、と言ってイヤホンの片方を受け取り、自分の耳に入れた。



途端に大爆笑する彼女。




「ごっめーん!このウォークマンな、古すぎて時々逆回しするねん!!」


つまり曲の終わりから始まりにむけて、逆に再生していたわけだ。
そりゃ斬新だよ、誰も聴いた事ないよ、恐るべしカセットテープ。


彼女が何回か止めたり動かしたりを繰り返して、ちゃんと再生して聴かせてくれた曲は
ちゃんと万人に理解できるかっこいい曲でしたとさ。

おしまい。
今日で、平成維新・拓くんがお亡くなりになって1年がたちます。



拓くんはデザインのイメージを私に伝えて頂く時
簡単なラフを描いてくださる人でしたので
私の手元にはいくつかのラフが残っています。



そのラフを見て頂いて、すこしでも彼をしのぶよすがにしていただけたらと思います。



公開にあたっては平成維新のリーダーであった善さんにご相談しました。

ラフを頂く時は描いたものを写メで送っていただく方法をとっていましたので


画像中に写っている手は拓さんです。


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MAXI SINGLE「縷々-るる-」


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MINI ALBUM「パブリックセンチメント」
中面ページのラフです。


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COMCEPT SINGLE「Prism.」の宣伝用写真撮影の時
カメラマンさんにイメージを伝えるため描かれたラフ


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拓くんが天国でやすらかでありますように。
もうだいぶん昔の事だが、FM802で
「ウルフルズ完全肯定企画これでええねん802」という企画をやっていた事があった。

ずいぶん前のことで内容がうろ覚えなので調べたところ

”今、あなたにとって「これでええねん」と思うことを募集!
応募いただいた全ての作品の中から、ウルフルズのメンバーが選んでつなぎあわせた歌詞が「ええねん802バージョン」となります。”
という企画だったようだ。

当時毎日ラジオでこの企画のCMを聴きながら仕事をするうち、次第に
「もしヴィジュアル系的発想で『ええねん』を集めたら?」
という妄想が湧き上がってきた。


「おれは一人がええねん」
「誰も嫌いでもええねん」
「みんな死んだらええねん」
「おれもおらんでもええねん」

…「人生完全否定企画」になってしまった。
ちょっと私のヴィジュアル系についての認識に偏りがあるような気もするが。

もちろん応募とかしませんでした。
昨年お台場の東京カルチャーカルチャー に行った時、横のトヨタのショールームに入った。

自動車に用事はなかったけどカルカルの「写真つき行き方詳細MAP」にはここを通り抜けて来いとか書いてあるんですよ、それはよその施設じゃないのか。
そして方向音痴でお台場に来たのは初めてだった私は素直に地図の言う通りにすすんだのだった。

中では「こんな人にはこの車が似合う」みたいな?展示をしていて、ライフスタイル別カップルのかわいいイラスト看板と車がセットで並んでいた。

そのなかにヴィジュアル系というカテゴリもありましたよ。


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なんかこの人知りあいみたいなんですが

ヴィジュアル系カップルの男子のイラストが儿さんにそっくりだった。
(女子のほうはたしか甘ロリみたいな感じだったと思う)

でも金髪で先だけ黒いってことはないだろう。普通逆だろう。
伸びて来たら黒→金→黒の三色プリンになるじゃないか。
それとも根元が黒くならないよう常にメンテしているお洒落さんなのかな。

以上、MEGA WEBでNEGAを見た!という話でした。

ここまで前説です。

今回は先週7月6日に発売されたNEGAの「FABLE IN THE COLD BED」
のB・Cタイプのジャケット表紙の為に儿さんが描いて下さった下描きです。


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ザ・殺風景



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出来上がりは殺伐。


※このブログは儿さんの許可を貰って書いています
バレンタインデーである。

職場ではチョコレートの応酬で大いに盛り上がる、という事は無くて
どちらかというと「細ぼそ」と、ごく近い同僚や上司などに少し配る。

義理チョコはライブの「ご来場者全員に無料配布あり!」に似ている。と思う。

もちろん全員に配布するわけでは無いのだが、どうしても当日は「無料配布」の四文字が頭を離れず「チョコレートの無料配布でーす」などと言いながら配っている。

なんか違う。

それではサンタさんだ。

しかしチョコレートを渡す正式なお作法というものも無いため、毎年しごくあっさり配布して終わっていた。


ある日私は椅子の上に立っていた。
写真を撮るためだ。

しかし撮影するものが休憩中のため私も椅子の上にカメラを抱えて立ったまま休憩していた。
折しもバレンタインデーで、周囲をぼんやり眺めていると丁度一人の女性スタッフが男性スタッフに義理チョコを渡そうとしているのが見えた。
女性スタッフは男性スタッフの机の脇にしゃがみ込み、チョコレートは自分の手に持ったまま何かしきりに話しかけていた、いつ渡すのだろうと見ていたが持ったまま話し続けなかなか渡さない。
全体的に「ねっとり」した雰囲気の一場面であったが深く感じるものがあった、これこそが正しいお作法だと思ったのである。

しかし私が撮影を再開するまでの間にチョコレートが男性の手に渡る瞬間は遂に見られなかった。
なかなか時間がかかりそうなので私はサンタさんでいいや、と思った。
ダーマトグラフ は芯が太くて柔らかい色鉛筆みたいなものだ。


芯に油分が多くて柔らかいので軸は紙を巻いてある、削るときは紙をめくる。
つるつるしているところに書くとティッシュで拭えばすぐ消えるので、
写真やフィルムのショーレックス(袋)にアタリを書き込んだりミキシングコンソール卓のフェーダーに印をつけたりできる便利な筆記用具だ。

以前大きめの文具店に行ったとき店員さんに上記のことを説明している人がいた。しかしその人は「ダーマトグラフ」という商品名は忘れてしまったようで「軸が紙で出来ていてめくって芯をだす。つるつるしたところに書けば消える」という特徴を一生懸命述べるのだが店員さんにはさっぱり伝わらず、横から「差し出がましいようですがそれはダーマトグラフでは」と口を挟みたい気持ちになったが、当時は割と人見知りだったので言い出せずに終わった。今だったらきっと言ってる。

私はイラストを描くのに使っている。エンボスのある紙に描くとパステルみたいな描線が出せるけどパステルみたいに粉が飛ばないから。

ここまで前書きである




今回の下書きはDaliのアーティスト写真の加工の為のラフである。

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これ。


(フライヤーも同じようなデザインだが文字を入れる為細部が違っている)

冒頭で書いた「ダーマトグラフ」で描いたイラストを合成した写真だ。
当初の計画ではイラストはスタジオの背景に投影し、まるごと撮影するつもりだったが
あまりうまくいかず後からの合成となった。

その為に苓さんが描いてくれたのがこちらの下書き。


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なんかお洒落。

イラストは既に出来上がっていたのでかなり再現性高く描きこまれている。
その注釈が「bone」や「telescoop」などと書かれているのも洋菓子のレシピみたいで素敵だ(フランス語じゃないけど)

そしていい感じに適当すぎるメンバーのシルエット。


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蛇口?

UNDER CODEの中でもセンスの良さで抜きん出ている苓さんだけに描いてくれたラフもどことなくアーティスティックでした。

※この記事は苓さんの許可を貰って書いています。