放射性物質の関与する脳の異常について、書かれた部分の翻訳です。
Terry Yabumoto氏によるものです。
器質的な精神異常とは、物理的は破壊に起因する精神異常のこととおもいます。
放射性物質が脳に具体的に影響するということの意味合いはそういうものかと思います。
こうした場合、一般的な精神の病とは異なり、つまり、症状はどうであれ、
治すことはほぼ不可能だろうとみられます。
なお、リクイデータとは、汚染除去清掃人で、ほぼ死亡している人たちです。
すなわち、リクイデータのほぼ全員が、人格崩壊したということです。
なお、こうした特殊な放射線作業者には、DVが多発することが知られていますが、
リクイデータの家庭が大変に悲惨な状況になることは、その家族からよく伝えられる話でもあります。
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Annals of New York Academy of Science, 2009
“ Chernobyl:Consequences of the Catastrophe for People and the Environment “
5.8.1 神経系の障害
13.
リクイデータの93%から100%は、神経病理学的な障害があり、
同時に器質的な精神異常の徴候を圧倒的に示していた。 (Loganovsky, 1999, 2000)
現地の精神医学上の分類やICD-10、DSM-IV の基準に従うと、
心的外傷後ストレス症候群(PTSD)や、
心身症的・器質的・分裂病的な人格異常などが、記録に残されている。(Loganovsky, 2002)
5.8.1.5 結語
汚染地域における多数の人々特にリクイデータたちのあいだで神経系の疾患が
発生していることを証明したデータが次々と積み上がってきて、
神経系は放射線による損傷に対して抵抗力があるという従前の主張は論破されている。
以前の放射線防御対策では無害と考えられていた相当少ない量の放射線ですら、
生体組織にはっきりと分かる損傷を与える結果となっている。
汚染地域における現在の放射線レベルが数えきれないほど
多数の人々の中枢神経系に障害を与えていることは、明白である。
汚染地域に住む多くの住民たち、特に胎児の段階で被ばくした人たちおよびリクイデータたちは、
認知、短期記憶、集中力の持続期間、動作にかんする判断力、夢見などが悪化している。
これらの異常は、大脳半球の深部、すなわち間脳、前頭葉・側頭葉の深部、後頭頂部の損傷と関係している。
低線量被ばくは、自律神経に損傷を与える。
広島・長崎の原爆の炸裂をくぐりぬけた母親から生まれた子どもたちの
45%に知的発達の遅延がみられるという事実は、 ひじょうに厄介な懸念すべき問題となっている。
(Bulanova, 1996)
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こちらの注:
「日本では、被曝二世に知的障害が無いことになっている」(原影研)
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