アロマテラピー。

 

 

黄色と、白と、緑色・・・

 

 

アロマテラピーという言葉を思い浮かべた時。

それと同時に、わたしのなかにフワッと漂う色があります。

 

 

様々な香りと、様々な色。

そして、どこかで目にした?これから出会う?あたたかい風景。

 

 

すこし前のこと、只今受講中の“占星術とアロマテラピー”の授業のなかで。

出生時のホロスコープ上に示される、月と水星に対応する、精油のイメージワークをしました。

イメージワーク、久しぶりです!

 

 

ホロスコープに登場する天体には、それぞれに意味や役割があります。

そして各々、年齢域ごとにその役割を担いながら、わたし達の成長過程に深く結びついているのです。

 

 

月は、0歳から7歳まで。

この世に誕生して、外からの情報をゴクゴクと吸収しながら。

感情や気質など、心の奥深い部分が、知らぬ間にジワジワと形成される月の領域。

 

 

水星は、7歳から15歳まで。

学校に通い始め、コミュニケーションや、知性を育んでいく。

ちょうど義務教育の頃ですね。

初めての小さな社会で、わたし達は何を感じ、どんな毎日を過ごしていたでしょう?

 

 

自分のホロスコープが、どんな星座や天体と関わりが深いのかを観ていくと。

面白くも、時にギョッ!とするような発見があります。

 

 

卵が先か、鶏が先か?

 

 

ホロスコープ上に展開される天体の配置を眺めながら、ついつい、こんな言葉が浮かびます。

 

 

ホロスコープが先か、わたしが先か?

 

 

天体のある場所が1度違えば、その役割や影響力も違ってくるわけですし・・・

(このあたりは、サビアンシンボルを学んでみると、よぉ~くわかります!)

一見似ているようで、みんなそれぞれ違うって、そりゃ納得!っていうもんです。

 

 

さて、この日体験した天体意識に対応する、精油(香り)のイメージワークですが。

 

 

“月”の香りから浮かんできたのは。

おばあちゃんと小さな子が、お散歩をしている光景でした。

 

 

小さな手は、わたしでしょうか?

道端で見つけた草花を握っています。

 

 

とても優しく、やわらかい記憶です。

 

 

一瞬にして、誰かに見守られているような安心感に包まれます。

香りと記憶は、深く結びついています。

 

 

アロマ=芳香

テラピー=療法

 

 

自然に生きる植物から抽出された、自然の香りがもたらす、とても優しい自然療法。

 

 

初めてそれを知ったのは、当時、サブカルチャーを取り扱う雑誌だったように記憶しています。

そして、今はなきレコード屋さんの隅っこに、ちょこんとディスプレイされた精油の小瓶を発見して。

 

 

これが、噂のアロマテラピーか!!

と、ひとり興奮したものでした。

 

 

レコード屋さんに、精油の小瓶。

そんな時代。だったのですね。

 

 

しばらくの間、遊びで使っていた精油の小瓶でしたが。

これは、ただモンじゃないと違うんか?!

そんなことを考えながら過ごしているうちに、我が家に家族が増えました。

 

 

わたし達より、はるかに嗅覚の優れた、小さな犬です。

 

 

このコの小さな身体に、この香りはどんな作用をもたらすのだろう?

どんな影響があるのだろう?

 

 

わたしがアロマテラピーを基礎から学び始めるきっかけになったのは、ちょこまか動き回る、この小さな犬でした。

 

 

そんなパピー犬も、今では16歳。

香りと同様に、いつでもあたたかい記憶を運んできてくれる、犬娘。

 

 

“月”の精油の香りから。

黄色と、白と、緑色・・・

 

 

あたたかくて、やわらかい、幸せな記憶。