(コメント、どうもありがとうございます。かならずレスはつけさせていただきますので、すみませんがもうしばらくお待ちくださいね。先に出産レポートがほぼ書き上がったので、UPさせてもらいます。)
私の出産レポートです。
出産は人それぞれ、または同じ人でも出産ごとに違うと言うので、『出産はこう』と言い切ることは出来ませんが、この時の体験から自分が感じたこと、思ったことなどを記録しておきたいと思います。
私の予定日は2006年の8月30日でした。
ところが、予定日を過ぎても出て来る気配はなし。1週間しても生まれなかったら、9月6日に誘発剤(ピトシン)を使って促進させる予定でした。
その前日の9月5日、まずは下準備として子宮口を柔らかくする薬を投入するために入院しました。以下は、時間を追っての記録です。
9月5日
8P.M.
子宮口を柔らかくする薬を挿入。12時間後に取り除いて、その後ピトシンを使用予定。お腹には、子宮の収縮と胎児の脈拍をモニターするためのベルトを装着。翌日に備えて、とりあえず寝ておこうと就寝。
これはcervadilという薬で、巾5ミリ、長さ3センチくらいの不織布(たぶん)に長いテープがついていて、それを子宮頚管に挿入するのです。この薬で陣痛が始まるきっかけになることもあるそうなので、なるべくピトシンを使いたくない私はこれに期待してました。
夫もいっしょに泊まることが出来たのは心強かったです。
9月6日
2A.M.頃
妊娠してからだいたいこの時間になると目が覚めて朝まで眠れないことが多かったため、この日もいつも通り目が覚める。なんだか、子宮が収縮している様子。薬が効いてきたのかも。
4A.M.頃
子宮の収縮がだんだんと強く、間隔も短くなってきたので、起き上がってベッドの背もたれを起こし、座った姿勢でいる。
6A.M.頃
とりあえずシャワーを浴びる。
7:30A.M.
看護婦さんがきて、昨夜挿入した薬を取り除く。この時子宮口は3センチだったので、ピトシンの投与は様子を見ることに。
一応朝食をオーダーしました。フレンチトーストにオムレツ、果物とジュース、それにハーブティー・・だったかな?「食べて力つけなきゃ」と思いながらも食べる気がせず、のろのろと30分以上かけてやっと半分食べることができました。食後、歯磨きをしたかったのですが、歯ブラシを左右に動かす振動がきつくて断念。マウスウォッシュか電動歯ブラシを持ってくれば良かった・・と後から思いました。
9:15A.M.
この時点で、収縮の間隔は3分毎に。子宮口は6センチ。
もっと促進させるため、担当医(この時点では電話で看護婦さんに指示していました)に人口的に破水させることをすすめられる。破水させるか、ピトシンを使うかという選択だったので、破水してもらうことに。
9:25A.M.
専門の看護婦さんが来てかぎ針のようなもので羊膜を破いてもらう。温かい液体がどっとでてくるのが感じられる。
人口破水は出来ればしたくないというのが希望だったのですが、この状態では破水させた方がお産の進みが早くなるし、すでに子宮口も6センチ開いていたので破水させることにしました。結果的に、この選択が功を奏したようです。破水させる時は全然痛みはありませんでした。
10:50A.M.
破水後、収縮はさらに強く、短い間隔になる。
看護婦さんは、「いきみたくなったら教えてね」と言って部屋を出てゆく。
子宮の収縮が始まってから、ずっと歩き回ったりトイレに座ったり(洋式便座の高さと形が楽ちんだったので)していました。収縮が強くなってからは、「(子宮口が)開け、開け」と念じながらスクワッティングをしたり。呼吸は、ずっと吐くことに集中した腹式呼吸をするようにしていました。
この間中、右手でずっと夫の手を握ってました。右手から夫のエネルギーをもらっているようで、二人でがんばってるんだ・・という感覚があってうれしかったです。
11:30A.M.
強い収縮がきて尾骨が開こうとしているのが感じられ、それを抑えるのに身体が震えてくる。「こんなにいきみたいんだから、きっともう全開しているはず!」と、夫にナースコールしてもらう。
子宮口は9センチちょっとだったのだけど、内診してもらっている時に全開になったのでいきみオッケーのゴーサインが。
「いきんでもよい」と言われた時はほんとに嬉しかったですねー。
「よっしゃー」とばかりに、スクワッティングで長く息を吐き降ろして、「(赤ちゃん)下がって、下がって」と念じました。子宮が収縮するたびに思いっきりいきめるのは開放感があってすごく気持ちよかったです。スクワッティングや立ち上がった姿勢、トイレの便座も効果的でした。
12P.M.頃
担当医到着。ずっとお世話になっていたドクターの顔を見ると、すごくほっとして大きな安心感が得られる。
赤ちゃんの頭は、いきみはじめてすぐに見え始めたものの、それからいくらいきんでもなかなかそれ以上出てこない。
長く息を吐き降ろす呼吸法から、看護婦さんとドクターの指示によるいきみに変更しても、全然だめ。
1:30P.M.
ドクターに、ピトシンの使用をすすめられる。ピトシンを使うと収縮が強くなるそうなので、迷った末に使用することに。
2:05P.M.
ピトシンの効果でいきみが強くなったものの、未だに進展なし。
右を向いたり左を向いたり、スクワッティングをしたり・・と、色々と体勢を変えてはみるものの、赤ちゃんの頭は見え隠れするだけで一向にうまく回って出てきてくれない。
ここで、ドクターからまた提案が。このまま自分でがんばり通すか、助けを借りる(吸引)か、どちらかの選択肢を与えられる。
考えた末、
"I need your help."
と、吸引をお願いする。
胎児の脈は、叙脈も見られず全く正常でした。でもこれ以上いきめないというくらい、何回もトライしているため体力的にも持つか自信がなかったことと、あまり長いこと窮屈な産道で行きどまってしまった赤ちゃんのことを考えると、これはもう早く出してあげなきゃ・・と思ったのです。
この選択は大正解でした。
2:20P.M.
あっという間に吸引の準備が出来(キャビネットのどこかに吸引セットが隠されていたらしい)、無事赤ちゃん誕生。
ドクターの
"It's a beautiful boy!"(男の子ですよ)
の声に、思わず
「やっぱり!知ってたよ!」
と言っていた私。なんか、ずっと男の子だという気がしてたのです。
実はこの時分かったのですが、赤ちゃんの首に臍の緒が3回巻き付いていたそうです。だからきっとうまく旋回できずに降りてこられなかったのでしょうね。吸引してもらってよかったです。
余談ですが、臍の緒3回巻きというのはドクターも初めてだったそう。問題の臍の尾は、約90センチもありました(普通は50~60センチ)。
お腹の中にいる時、やたらとぐるんぐるん回る子だな~と思ってたけど、からまっちゃってたのね・・。一生懸命ほどこうとして余計にからまったのかな・・長過ぎる臍の緒でごめんね、ベイビーちゃん。
これ、日本だときっと超音波で発見されて計画帝王切開ですよね。それか途中で急遽帝王切開か。でも、こんなに時間がかかってもすぐに帝王切開に切り替えずに自然分娩させてくれたドクターには感謝しています。
痛みについて
この出産レポートでは、あえて『陣痛』という言葉は使いませんでした。
というのも、出産は一般的に言う『痛み』というのとは違うな、と思ったからです。
私の場合、子宮口が開く時は痛いというよりも、ものすごく大きなプレッシャーという感じでした。人によってはこれを『痛い』と表現するのかもしれません。でも、痛いという感覚とはちょっと違うんですよね・・。ボキャブラリーが乏しくて、うまい表現が思いつきません。
出産前は胎児が産道を降りてきて、出て来る時が一番痛いのかな・・と予想してましたが、こちらもなんてことはなかったです。
陣痛は
恐怖→緊張→痛み→恐怖→緊張→痛み・・・
という痛みのメカニズムで、リラックスすることによって痛みはなくなるということらしいです。
恐怖心が全くなかった、というのがよかったのかもしれません。
実は赤ちゃんの身体が出て来る時に、ちょっと腹圧をかけすぎて一気に出てしまったため、裂けてしまったのですが(頭が出て来た時点では裂傷なしだったのに~)、これも「あ、裂けちゃった」という感覚だけでした。これは、長い事正座してて足がしびれて感覚なくなるのと同じですね。
私は特に高齢初産だし、PMSは毎回ものすごくきつかった上、身体も人一倍固いので自分では「きっと難産だな」と思っていました。
でも全体を通して、自分が想像していたよりもずっと簡単だったので、産んですぐに「なんだ、思ってたより楽だった。」などと言って夫を驚かせていました。
もちろん、どういう感覚を『痛い』と感じるかは人それぞれ違うとは思いますが、陣痛は耐えられる痛みで怖がる種類のものではないと思います。
これから出産する皆さん、出産は怖い事なんて全然ないですよ。
いざ『その時』になったら、もうその一瞬一瞬が全てで、その時に集中するしかないので時間の感覚もあまりなくなってしまいます。
できるだけリラックスして、赤ちゃんのことを一生懸命思えば大丈夫。
これを読んで下さった皆さんが、いいお産を経験なさいますように。
つたないレポートではありますが、読んでいただいてどうもありがとうございます。
(追記)
以前言ってた、バランスボールの件ですが、結局使わずじまいでした。
こちらのレポートを期待してた方、ごめんなさい。
私の出産レポートです。
出産は人それぞれ、または同じ人でも出産ごとに違うと言うので、『出産はこう』と言い切ることは出来ませんが、この時の体験から自分が感じたこと、思ったことなどを記録しておきたいと思います。
私の予定日は2006年の8月30日でした。
ところが、予定日を過ぎても出て来る気配はなし。1週間しても生まれなかったら、9月6日に誘発剤(ピトシン)を使って促進させる予定でした。
その前日の9月5日、まずは下準備として子宮口を柔らかくする薬を投入するために入院しました。以下は、時間を追っての記録です。
9月5日
8P.M.
子宮口を柔らかくする薬を挿入。12時間後に取り除いて、その後ピトシンを使用予定。お腹には、子宮の収縮と胎児の脈拍をモニターするためのベルトを装着。翌日に備えて、とりあえず寝ておこうと就寝。
これはcervadilという薬で、巾5ミリ、長さ3センチくらいの不織布(たぶん)に長いテープがついていて、それを子宮頚管に挿入するのです。この薬で陣痛が始まるきっかけになることもあるそうなので、なるべくピトシンを使いたくない私はこれに期待してました。
夫もいっしょに泊まることが出来たのは心強かったです。
9月6日
2A.M.頃
妊娠してからだいたいこの時間になると目が覚めて朝まで眠れないことが多かったため、この日もいつも通り目が覚める。なんだか、子宮が収縮している様子。薬が効いてきたのかも。
4A.M.頃
子宮の収縮がだんだんと強く、間隔も短くなってきたので、起き上がってベッドの背もたれを起こし、座った姿勢でいる。
6A.M.頃
とりあえずシャワーを浴びる。
7:30A.M.
看護婦さんがきて、昨夜挿入した薬を取り除く。この時子宮口は3センチだったので、ピトシンの投与は様子を見ることに。
一応朝食をオーダーしました。フレンチトーストにオムレツ、果物とジュース、それにハーブティー・・だったかな?「食べて力つけなきゃ」と思いながらも食べる気がせず、のろのろと30分以上かけてやっと半分食べることができました。食後、歯磨きをしたかったのですが、歯ブラシを左右に動かす振動がきつくて断念。マウスウォッシュか電動歯ブラシを持ってくれば良かった・・と後から思いました。
9:15A.M.
この時点で、収縮の間隔は3分毎に。子宮口は6センチ。
もっと促進させるため、担当医(この時点では電話で看護婦さんに指示していました)に人口的に破水させることをすすめられる。破水させるか、ピトシンを使うかという選択だったので、破水してもらうことに。
9:25A.M.
専門の看護婦さんが来てかぎ針のようなもので羊膜を破いてもらう。温かい液体がどっとでてくるのが感じられる。
人口破水は出来ればしたくないというのが希望だったのですが、この状態では破水させた方がお産の進みが早くなるし、すでに子宮口も6センチ開いていたので破水させることにしました。結果的に、この選択が功を奏したようです。破水させる時は全然痛みはありませんでした。
10:50A.M.
破水後、収縮はさらに強く、短い間隔になる。
看護婦さんは、「いきみたくなったら教えてね」と言って部屋を出てゆく。
子宮の収縮が始まってから、ずっと歩き回ったりトイレに座ったり(洋式便座の高さと形が楽ちんだったので)していました。収縮が強くなってからは、「(子宮口が)開け、開け」と念じながらスクワッティングをしたり。呼吸は、ずっと吐くことに集中した腹式呼吸をするようにしていました。
この間中、右手でずっと夫の手を握ってました。右手から夫のエネルギーをもらっているようで、二人でがんばってるんだ・・という感覚があってうれしかったです。
11:30A.M.
強い収縮がきて尾骨が開こうとしているのが感じられ、それを抑えるのに身体が震えてくる。「こんなにいきみたいんだから、きっともう全開しているはず!」と、夫にナースコールしてもらう。
子宮口は9センチちょっとだったのだけど、内診してもらっている時に全開になったのでいきみオッケーのゴーサインが。
「いきんでもよい」と言われた時はほんとに嬉しかったですねー。
「よっしゃー」とばかりに、スクワッティングで長く息を吐き降ろして、「(赤ちゃん)下がって、下がって」と念じました。子宮が収縮するたびに思いっきりいきめるのは開放感があってすごく気持ちよかったです。スクワッティングや立ち上がった姿勢、トイレの便座も効果的でした。
12P.M.頃
担当医到着。ずっとお世話になっていたドクターの顔を見ると、すごくほっとして大きな安心感が得られる。
赤ちゃんの頭は、いきみはじめてすぐに見え始めたものの、それからいくらいきんでもなかなかそれ以上出てこない。
長く息を吐き降ろす呼吸法から、看護婦さんとドクターの指示によるいきみに変更しても、全然だめ。
1:30P.M.
ドクターに、ピトシンの使用をすすめられる。ピトシンを使うと収縮が強くなるそうなので、迷った末に使用することに。
2:05P.M.
ピトシンの効果でいきみが強くなったものの、未だに進展なし。
右を向いたり左を向いたり、スクワッティングをしたり・・と、色々と体勢を変えてはみるものの、赤ちゃんの頭は見え隠れするだけで一向にうまく回って出てきてくれない。
ここで、ドクターからまた提案が。このまま自分でがんばり通すか、助けを借りる(吸引)か、どちらかの選択肢を与えられる。
考えた末、
"I need your help."
と、吸引をお願いする。
胎児の脈は、叙脈も見られず全く正常でした。でもこれ以上いきめないというくらい、何回もトライしているため体力的にも持つか自信がなかったことと、あまり長いこと窮屈な産道で行きどまってしまった赤ちゃんのことを考えると、これはもう早く出してあげなきゃ・・と思ったのです。
この選択は大正解でした。
2:20P.M.
あっという間に吸引の準備が出来(キャビネットのどこかに吸引セットが隠されていたらしい)、無事赤ちゃん誕生。
ドクターの
"It's a beautiful boy!"(男の子ですよ)
の声に、思わず
「やっぱり!知ってたよ!」
と言っていた私。なんか、ずっと男の子だという気がしてたのです。
実はこの時分かったのですが、赤ちゃんの首に臍の緒が3回巻き付いていたそうです。だからきっとうまく旋回できずに降りてこられなかったのでしょうね。吸引してもらってよかったです。
余談ですが、臍の緒3回巻きというのはドクターも初めてだったそう。問題の臍の尾は、約90センチもありました(普通は50~60センチ)。
お腹の中にいる時、やたらとぐるんぐるん回る子だな~と思ってたけど、からまっちゃってたのね・・。一生懸命ほどこうとして余計にからまったのかな・・長過ぎる臍の緒でごめんね、ベイビーちゃん。
これ、日本だときっと超音波で発見されて計画帝王切開ですよね。それか途中で急遽帝王切開か。でも、こんなに時間がかかってもすぐに帝王切開に切り替えずに自然分娩させてくれたドクターには感謝しています。
痛みについて
この出産レポートでは、あえて『陣痛』という言葉は使いませんでした。
というのも、出産は一般的に言う『痛み』というのとは違うな、と思ったからです。
私の場合、子宮口が開く時は痛いというよりも、ものすごく大きなプレッシャーという感じでした。人によってはこれを『痛い』と表現するのかもしれません。でも、痛いという感覚とはちょっと違うんですよね・・。ボキャブラリーが乏しくて、うまい表現が思いつきません。
出産前は胎児が産道を降りてきて、出て来る時が一番痛いのかな・・と予想してましたが、こちらもなんてことはなかったです。
陣痛は
恐怖→緊張→痛み→恐怖→緊張→痛み・・・
という痛みのメカニズムで、リラックスすることによって痛みはなくなるということらしいです。
恐怖心が全くなかった、というのがよかったのかもしれません。
実は赤ちゃんの身体が出て来る時に、ちょっと腹圧をかけすぎて一気に出てしまったため、裂けてしまったのですが(頭が出て来た時点では裂傷なしだったのに~)、これも「あ、裂けちゃった」という感覚だけでした。これは、長い事正座してて足がしびれて感覚なくなるのと同じですね。
私は特に高齢初産だし、PMSは毎回ものすごくきつかった上、身体も人一倍固いので自分では「きっと難産だな」と思っていました。
でも全体を通して、自分が想像していたよりもずっと簡単だったので、産んですぐに「なんだ、思ってたより楽だった。」などと言って夫を驚かせていました。
もちろん、どういう感覚を『痛い』と感じるかは人それぞれ違うとは思いますが、陣痛は耐えられる痛みで怖がる種類のものではないと思います。
これから出産する皆さん、出産は怖い事なんて全然ないですよ。
いざ『その時』になったら、もうその一瞬一瞬が全てで、その時に集中するしかないので時間の感覚もあまりなくなってしまいます。
できるだけリラックスして、赤ちゃんのことを一生懸命思えば大丈夫。
これを読んで下さった皆さんが、いいお産を経験なさいますように。
つたないレポートではありますが、読んでいただいてどうもありがとうございます。
(追記)
以前言ってた、バランスボールの件ですが、結局使わずじまいでした。
こちらのレポートを期待してた方、ごめんなさい。