久々に行ってきました、武道館。
最後にいつ、誰を観にきたのか、全然覚えてない。
少なくとも十年ぶり以上かな。
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今日はクラプトン&ウィンウッド。
ペイジやベックやブラックモアに比べると、個人的にはちょっと思い入れが薄いクラプトン。
今回も、追加公演がなかったらきっと観にきていなかったでしょう。
ところが予想に反して、というと大変失礼ですが、いや~演奏もすごく良かったし、楽しめましたよ。
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ステージに登場して、「コンバンワ!」とクラプトン。一曲目はブラインドフェイスの Hard to Cry Today。
ウィンウッドのボーカルも、衰えは感じさせず、いい感じです。
全体的に、もっと「枯れた」雰囲気を予想していたのですが、いやいやなんの、曲の間にはクラプトンが「Thank you!」とひとこと言うだけで、精力的に演奏が続きます。
三週間ほどのジャパンツアーの最終日だし、少し疲れちゃってるのでは? などという予想は完全に裏切られました。
クラプトンのボーカルもギターも、堂々と前に出てくる感じですね。
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なんといってもこの二人が主役ですから、あとのベース、ドラム、キーボード、コーラス(二人)は、あまり目立つこともなく、しっかりとバックとして支えています(キーボードは少しだけソロを取ったりもしましたが)。
でもねえ、ドラムだけはもっと聴きたかったですね。
スティーブ・ガッドですよ!
シンプルに曲を支えるだけというのは、ちょっともったいなかったな。
中盤のアコースティックセットの中で That’s No Way To Get Along という曲をやったんですが、この曲でのドラムの絡みがすごくいい感じで効いてましてですね、Zeppelin Ⅲ のB面に入れたいくらいの出来でしたね(笑)。
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ギターのトーンも、さすがクラプトン、というものでしたが、Geogia ではボリュームを絞ってほとんどクリーントーンでバッキングもソロも弾いていて、これがまたすんごいいい音なんですよ。
「神様」に向かって何を今さら、という向きもおありでしょうが、改めてクラプトンの底力を見せてもらった感じです。
ウィンウッドのボーカルやオルガンも、雰囲気があって素敵でした。
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オープニングアクトも使わず、アンコール含めて約二時間、質・量とも充実の内容に大満足です。
クリームやデレクアンドドミノスやソロの時の曲で、聴きたかったのがたくさん思い出されてきて、YouTubeで色々聴いてみたりして。
やっぱりクラプトン好きなのかな(笑)。