クラプトン&ウィンウッド in 武道館 | プレミアムギターズ

プレミアムギターズ

ギターのことが中心ですが、音楽の話や、時には全然違った話題など、幅広く書いてます。
最近ライブ・レポートも増加中。今年こそは、プチ・プライベート・スタジオ計画を実現したい・・・。


プレミアムギターズ    克君堂-C&W-1


 久々に行ってきました、武道館。


 最後にいつ、誰を観にきたのか、全然覚えてない。


 少なくとも十年ぶり以上かな。



  ◇ ◇ ◇



 今日はクラプトン&ウィンウッド。



プレミアムギターズ    克君堂-C&W-2


 ペイジやベックやブラックモアに比べると、個人的にはちょっと思い入れが薄いクラプトン。


 今回も、追加公演がなかったらきっと観にきていなかったでしょう。


 ところが予想に反して、というと大変失礼ですが、いや~演奏もすごく良かったし、楽しめましたよ。



  ◇ ◇ ◇



 ステージに登場して、「コンバンワ!」とクラプトン。一曲目はブラインドフェイスの Hard to Cry Today。


 ウィンウッドのボーカルも、衰えは感じさせず、いい感じです。


 全体的に、もっと「枯れた」雰囲気を予想していたのですが、いやいやなんの、曲の間にはクラプトンが「Thank you!」とひとこと言うだけで、精力的に演奏が続きます。


 三週間ほどのジャパンツアーの最終日だし、少し疲れちゃってるのでは? などという予想は完全に裏切られました。


 クラプトンのボーカルもギターも、堂々と前に出てくる感じですね。



  ◇ ◇ ◇



 なんといってもこの二人が主役ですから、あとのベース、ドラム、キーボード、コーラス(二人)は、あまり目立つこともなく、しっかりとバックとして支えています(キーボードは少しだけソロを取ったりもしましたが)。


 でもねえ、ドラムだけはもっと聴きたかったですね。


 スティーブ・ガッドですよ!


 シンプルに曲を支えるだけというのは、ちょっともったいなかったな。


 中盤のアコースティックセットの中で That’s No Way To Get Along という曲をやったんですが、この曲でのドラムの絡みがすごくいい感じで効いてましてですね、Zeppelin Ⅲ のB面に入れたいくらいの出来でしたね(笑)。



  ◇ ◇ ◇



 ギターのトーンも、さすがクラプトン、というものでしたが、Geogia ではボリュームを絞ってほとんどクリーントーンでバッキングもソロも弾いていて、これがまたすんごいいい音なんですよ。



 「神様」に向かって何を今さら、という向きもおありでしょうが、改めてクラプトンの底力を見せてもらった感じです。


 ウィンウッドのボーカルやオルガンも、雰囲気があって素敵でした。



  ◇ ◇ ◇


 オープニングアクトも使わず、アンコール含めて約二時間、質・量とも充実の内容に大満足です。


 クリームやデレクアンドドミノスやソロの時の曲で、聴きたかったのがたくさん思い出されてきて、YouTubeで色々聴いてみたりして。


 やっぱりクラプトン好きなのかな(笑)。



プレミアムギターズ    克君堂-C&W-3