もく、杢 | プレミアムギターズ

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ギターのことが中心ですが、音楽の話や、時には全然違った話題など、幅広く書いてます。
最近ライブ・レポートも増加中。今年こそは、プチ・プライベート・スタジオ計画を実現したい・・・。

 明日はまた寒いらしい。毎日の様に天気が変わり、毎日の様に気温が10°も変わり、おまけに今日は寝不足である。


 興味のない人は全然知らないだろうけれど、木には普通の年輪によるいわゆる木目以外に、杢(もく)と呼ばれる色々な模様がある(広い意味では木目に含まれる様だ)。ギタリストにおなじみなのは、レスポールなどでよく使われるフレイム、いわゆるトラ目だろう。ネックでも、フレイムが入っているのが高級だったりする(つまり高い)。材料という点で見ると、材質の「ムラ」には違いないだろうから、かえって良くない気がしないでもない。部分的にフレイムがあるネックで、その部分から反ったということを聞いたことがある。ギターメーカーでも、昔は不良品として捨てられていた様だ。美的な観点からいうと、確かに美しいと思う。


 キルトもなかなか美しい杢だ。フレイムもそうだが、こういった杢を美しく生かすには、塗装にも高い技術が必要そうだ。


 ギターのボディの表面だけに、0. 何ミリかの薄い板(ツキ板)を貼ることも多く、ローコストのギターでボディトップにフレイムやキルトがあるのはこれだろう。安物とか、バッタ物(?)とかいうイメージで嫌う向きもある様だが、コスト的に安く、見た目が変わらず、音にも悪影響がないということであれば、個人的には全然OKである。


 まばらなバーズアイのネックなどはかっこいいと思うけれど、びっしりと詰まったバーズアイは、ちょっと生理的にダメである。そんなのは私だけのことだろうか。