ずーっと部屋の片隅に放置されていた、我が家に1台だけあるギターアンプもヤマハ製AR-1500。あまり意識したことがなかったが、何でもかんでもヤマハである。もちろん好きなメーカーではあるけれども、メーカーで選んだわけではなく、できるだけ安くて気に入ったのを選んだら、結果的にヤマハだったというのがほとんどだ。
いつ、どこで買ったのか、そしていくらで買ったのか全く思い出せないが、選んだ最大の理由が値段だったことは間違いない。今オークションで見てみても、1,000円で落札されたりしている可哀想な状況である。
長いこと文字通りほこりをかぶっていて、写真を撮るのにはあんまりな状態だったので、これでも一生懸命きれいにしたのである。小出力とは言っても、ちょっとボリュームを上げると、部屋の中で使うには大音量になってしまうし、トランジスタアンプなので音がキンキンしていて耳障りなので、使わずにいた。・・・はずだったのだけれど、捨てる前にもう一度ちょっと電源を入れてみようか、程度のつもりで使ってみたら、思い込んでいた音のイメージと全然違う。キンキンどころか、高音が少し足りないくらいの感じだ。付いているディストーションも、少し芯がない感じだが、柔らかくてそう悪い音ではないし、クリーンなセッティングでも普通に使える音だ。
なぜこんなに思っていたイメージと違ったのだろう? エージング? そんなはずないな。自分の耳が変化(劣化)したから? ん~、分からない。
久々にアンプを引っ張り出してきたのは、去年くらいからまた時々ギターを弾く様になってきたので、部屋用のアンプでも欲しいなあ、そう言えばヤマハのアンプが1台あったはずだなあ、と思い出した訳なのだけれど、これはこれで、それなりに使えそうだ。